原題:JULES et JIM

ヌーヴェル・ヴァーグの誕生から、今年でちょうど40年。 みずみずしい衝撃を与えた、映画の“新しい波”その時代を象徴するような 伝説の映画『突然炎のごとく』が、1999年、ふたたび押し寄せる。

1962年フランス映画/105分/白黒/フランスコープ/日本語字幕:山田宏一 配給:カルチュア・バブリッシャーズ/提供:カルチュア・バブリッシャーズ、エスクァイア・マガジン・ジャパン/協賛:TOMORROWLAND

1999年5月15日より渋谷シネ・アミューズにてレイト・ロードショー

サブ題名 ニュープリント・新訳版

公開初日 1999/05/15

配給会社名 0194

解説

アンナ・カリーナが、弾むように歌い踊り、本物の涙を流す。ジャン・ポール・ベルモントが、悪ぶれた口をたたき、破滅へと突っ走る。ジャン・ピエール・レオーが、女の子のお尻を追いかけまわし、やがて切なげに佇む…。フィルムに魂を焼き付け、鮮烈な衝撃を与えた映画の“新しい波”ヌーヴェル・ヴァーグ。この映画における一大ムーヴメントは、1959年、その誕生を宣言しました。トリュフォーが『大人は判ってくれない』でカンヌ映画祭監督賞を受賞し、ゴダールが『勝手にしやがれ』を撮り、批評家出身の若い作家たちがスポットを浴びた年_今からちょうど40年前のことです。しかし、その長い歳別にもかかわらず、私たちは、今も彼らの作品の新鮮さに驚きを覚え、その魂に感動と憧れを抱きます。全く色あせることを知らない映画。ヌーヴェル・ヴァーグは、40年後の今も、“新しい夜”であり続けます。
ジャン・リュック・ゴダールと並び、ヌーヴェル・ヴァーグを代表する作家フランソワ・トリュフォー。彼の長編第3作にして、人生の代表作となったのが、『突然炎のごとく』です。一人の女とふたりの男の愛情と友情を描いた本作は、ゴダールの『気狂いピエロ』と並んで、ヌーヴェル・ヴァーグという時代を象徴する作品となりました。マリアンヌが、撃たれる瞬間に永遠を手を入れたように、カトリーヌは、愛を永遠のものにすることによって生きる。愛を求めてまっすぐ突っ走るカトリーヌを追いかけて、ジュールとジムが走る。人生を駆け抜け、魂を焼き付けていった3人の恋人たち。ヌーヴェル・ヴァーグそのもののような『突然炎のごとく』が、1999年、新しい衝撃とともに戻ってきます。

ストーリー

スタッフ

監督: フランソワ・トリュフォー
脚本・台詞: フランソワ・トリュフォー、ジャン・グリュオー
撮影: ラウル・クタール
音楽: ジョルジュ・ドルリュー

キャスト

ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール

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