原題:IF ONLY

終わった恋、忘れられない人…ちょっとビターなラブ・ストーリー

☆98年モントリオール国際映画祭最優秀脚本賞受賞 ☆98年トロント国際映画祭正式出品作品 ☆98年エジンバラ国際映画祭正式出品作品

1998年イギリス・スペイン合作/カラー/35mm/ヴィスタサイズ ドルビーSR/92分/配給・宣伝:アルシネテラン/後援:ブリテッシュ・カウンシル

1999年5月29日より有楽町シネ・ラ・セットにて、都内独占ロードショー!

公開初日 1999/05/29

配給会社名 0013

解説

終わった恋、忘れられない人…ちょっとビターなラブ・ストーリー。この恋愛映画にとって永遠不変のテーマを、とびきりのマジックで実現させてしまったのが、この『イフ・オンリー』です。自分の浮気が原因で別れてしまった恋人を諦め切れない主人公ヴィクターは、ある日、不思議な男たちに出会い、別れた直前へと送り込まれ、人生をリスタートさせられる。ひとつのつまずきをやり直せば、全ては上手くいくはずと思ったヴィクターだったが、絡まった運命の糸はそう簡単なものでは無かった…。
甘酸っぱくもほろ苦いラブ・ストーリーにミステリアスなマジックをひとふり、観る者にリアルな恋愛物語と素敵なおとぎ話を同時に体験させるこのストーリーは、スペイン人の作家ラファ・ルソ原案・脚本。本作で脚本家としての活動を始めたラファ・ルソは、その力量で98年モントリオール国際映画祭最優秀脚本賞を早くも獲得。華々しいデビューを飾りまし。これを、こちらも本作が長編デビューとなる女流監督マリア・リポルが、ロンドンを舞台に、スタッフ・キャストとも“スパングリッシュ(スペイン・イギリス混成)”チームで撮りあげました。またよく知られる顔を極力避け、観客にシンパシーを抱かせる魅力を持った役者をキャスティングするという制作サイドの強い意向のもと選ばれた、ダグラス・ヘンシェル、リナ・ヒーディ『フェイス』、ペネロペ・クルス『ハモンハモン』。彼らはまさに、この物語を呼吸する人物として我々の感情にダイレクトに訴えかけてくれます。
主人公のシルヴィアに扮するのは『ダロウェイ婦人』『フェイス』と昨年のヒット作に立て続けに出演し、その実力も然る事ながら、知的でクールな美しさと、キュートで人懐っこい笑顔を併せも持つリナ・ヒーディ。彼女は本作でも存分にその魅力を発揮。モントリオールはもとより、トロント、エジンバラ等映画祭では『イフ・オンリー』を観るとリナ・ビーティの美しさにノックアウト! だと評判になったほどです。今やイギリス映画界の新星となった彼女の今後が期待されます。

ストーリー

男_何をやっても上手くいかない売れない役者。女_結婚を明日に控えている精神分析医。二人はかつて恋人同士だったが、男の浮気が原因で別れてしまった。それから8ヶ月が過ぎ、男はようやく気がついた。“愛しているのは彼女だけ”だということを…。彼女を取り戻そうと躍起になるが、彼の気持ちは届かない。そんなある夜、泥酔した彼の前にエキセントリックな男たちが現れ…。気がつくと、男は彼女と別れるはずのその日に戻っていた! 果たして、このラブ・ストーリーの行方は?

スタッフ

監督: マリア・リボル
脚本: ラファ・ルソ
製作: ホアン・ゴードン

キャスト

リナ・ヒーディ、ダグラス・ヘンシャル、ベネロペ・ルクス

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