原題:intermission

2003年11月28日イギリス公開

2003年/アイルランド=イギリス/カラー/102分/ドルビーサラウンド/ビスタサイズ/ 配給:アットエンタテインメント

2005年08月26日よりビデオリリース 2005年08月26日よりDVDリリース 2005年2月19日よりシブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー

公開初日 2005/02/19

配給会社名 0104

解説

二一ル・ジョーダンが発掘した新たな才能が、イギリス・アイルランドに社会現象を巻き起こした!!
舞台出身の天才コンビが映画界にたたきつけ挑戦状!
昨年夏アイルランドで封切られるや、その年一番の話題をさらって、IFTAアワード*(アイルランド・アカデミー賞)のあらゆる部門を独占!作品賞・監督賞・脚本賞の3冠も奪取して社会現象を巻き起こした。
イギリスでも当初限定公開ながらNO.1のアベレージを記録し、評判が評判を呼んでついに14週目にして全島拡大公開した上、トップ10入りを果たしたという曰くつきの映画『ダブリン上等!』がいよいよ日本に上陸する。『アモーレス・ぺロス』よりエキサイティング、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・パレルズ』より熱く……舞台出身の新人監督ジョン・クローリー&脚本家マーク・オローのコンビが放つパンチの効いたストーリーは、UK&アイルランドの若者たちを完全ノックアウト!!鬼才二一ル・ジョーダンが発掘した新たな才能が映画界に殴り込んだ!

ハリウッド注目のイギリス&アイルランド若手スター総出演!
劇中の個性的な面々を演じるのはイギリス・アイルランドでの活躍ぶりもさることながら、今、八リウッドが次世代スターと注目するイキのいい役者たち。パンチの効いた脚本に魅了され、自らレイフ役を指名してきた『アレキサンダー』のコリン・ファレルを始め、『28日後…』『パットマンビギンズ』のキリアン・マーフィ。『ゴスフォード・パーク』『ネバーランド』のケリー・マクドナルド。『ブリジット・ジョーンズの日記』と『八リー・ポッター』シリーズでおなじみのシャーリー・ヘンダーソンに、本作でIFTAの助演男優賞を獲得し新人賞にもノミネートされたデヴィッド・ウィルモット。さらに、『スナッパー』『コン・エアー』のコルム・ミーニイを始めとしたベテラン俳優たちも競演する。

クリエイター陣も要チェック!
オープニングのタイトル・シークエンスとラストを飾るグラフィックを手掛けたのは、今やロンドンを飛び出して、グローバルに活動するクリエイティブ集団“TOMATO”。ナイキやリーパイスの広告を始め、日本でも企業ロゴから和風力フェのプロデュースまで手掛けて話題のユニットご自慢のグラフィックは要チェック!
さらに、ガイ・リッチーの『スナッチ』やダニー・ボイルの『28日後…』など話題のイギリス映画で活躍するジョン・マーフィが音楽を担当。そのためサントラが充実!ロン・セクスミス、ザ・スリルズ、レリッシュ、ファン・ラビン・クリミナルズ、Fonda500、マグネティック・フィールドなどなど、ネオアコ風で脱力系なグループが参加し、ロンドン・ダブリンから新たな風を運んでくれる。さらに、“I Fought the Law”をコリン・ファレルも熱唱する!

ストーリー

アイルランドの街“ダブリン”を舞台に、憎めないワルたちの“絆”なストーリーが暴走・迷走・逆走する!

コトの起こりは恋人たちの破局。それも、ジョンがデイドラの気持ちを試すために持ち出した別れ話。そんな小さなほころびが、さまざまな人間を巻き込んで、雪崩のように膨れ上がる「ダブリン上等!」。映画はチンピラ、レイフの強烈なパンチがカフェの女の子の顔にめり込んだ(!)シーンで幕が開く。レイフは暖かい家庭を夢見、目下、人生設計中だがそのためには手段を選ばないヤツ。ジョンの親友オスカーはいいヤツだが彼女がいなくて万年欲求不満。男に裏切られて世の中を呪っているのはアナーキーなデイドラの妹“ロひげ”サリー。そして、ダブリン中の不運を一身に引き受けるバス運転手ミックに、ケルト戦士気取りのバイオレントな刑事ジェリーetc.……ダブリンを舞台にそれぞれのライフストーリーが暴走し、クライマックス、過激な銀行強盗騒動に発展する!!

「そろそろやんちゃはおしまいだ。人生に備えなきゃ…」力フェのレジ係はうっとりと男の話に聞き入っている。ワイルドで八ンサムな街のチンピラ、レイフ(コリン・ファレル)はさらに彼女に身を寄せ、彼女のハートを盗む…と思った次の瞬間、彼女の顔にレイフのパンチがめり込んだ!レイフが盗んだのはレジの金だった。
 スーパーで働くジョン(キリアン・マーフィ)は恋人のデイドラ(ケリー・マクドナルド)と別れたばかり。出勤途中にバスの運転手ミック(ブライアン・F・オバーン)から聞かされる愛妻への愚痴も彼にはノロケに聞こえる。
傷心のジョンにさらに追い討ちをかけたのは、デイドラに新しい彼氏が出来たと言うニュースだった。それも中年の八ゲ!?同じ職場の親友オスカー(デヴィッド・ウィルモット)を従えて、デイドラのアパートヘ乗り込み家探しするジョンだが、その身勝手さにデイドラは傷つき、激怒する。オスカーは哀れなジョンをなじみのパブヘ運れて行くが、ジョンの話を聞いて驚き呆れた。ジョンはデイドラを好きなあまり、彼女の気持ちを試すために別れ話を持ち出してみたと言うのだ…。オスカーの悩みは、あまりに長い彼女イナイ歴に、欲求不満が高じてもはやHビデオすら役に立たなくなってしまったことだと言うのに!
 そのパブにやってきたのはレイフだ。カウンターで暇を持て余していた刑事ジェリー(コルム・ミーニイ)は、顔にアザを作っているレイフにトラブルの匂いを察知し、絡む。しかし、逆に母親を侮辱され頭にきたジェリーは、レイフに放尿し溜飲を下げる。が、レイフがこの屈辱に甘んじたままでいるわけもない…。
 サム(マイケル・マケルハットン)は荷造りしながら、追いすがる妻に別れを告げる。14年連れ添った古女房を捨てて、若い女の子(=デイドラ)と新生活を始めるのだ。青天の霞震に妻のノーリーン(デイドラ・オケイン)はパニクる。一体自分の何が悪かったのか!?
 TVディレクターのベン(トマス・オサリバン)はうんざりしている、うさぎレースの取材のようなこ近所ネタには飽き飽きなのだ。ダブリンの暗部にメスを入れた新企画で一発狙いたい……それがベンの本音だ。テーマも出演者も目星はつけてある。日々犯罪と闘っている孤高の戦士、(自称)一匹狼の刑事ジェリーだ。もちろんジェリーはやる気満々。
 デイドラの妹、サリー(シャーリー・ヘンダーソン)は世の中を呪っている。
好きな男に騙されて以来、人生の喜び全てを放棄し、鼻の下のうっすらとしたヒゲの存在を認めることさえ拒んでいる。その日、母親のモーラが彼女におしゃれをさせようと買い物に連れ出すが、それも虚しい努力だった。帰りのバスで母親に次いで運転手のミックにもヒゲの存在を指摘されたサリーは、激怒してバスを降りるが、次の瞬間、そのバスがダイブし横転したi大惨事の犯人、バスのフロントガラスに石を投げつけた悪ガキは、チャリに乗って足早に現場から逃げ去った。
 ミックはクビになった。ガキが石を投げたなんて話は誰も信じてくれない。キッチンをリフォームするのを楽しみにしている妻に、なんて説明すればいいのか…パブで途方にくれるミックに声をかけた男がいた。レイフだ。レイフは痛々しい顔のアザが、金を奪って逃走している最中にガキが車に石を投げつけたせいだと話す…。
 ノーリーンは精神崩壊の危機にあった友人の勧めで自己啓発教室に行ってはみたものの、愚かな発言で授業を中断させる男にキレ、デバートでは不遜な態度の店員にキレ…。
 ジェリーもまた最悪の状況にあった。麻薬の売人を追跡中、車を盗まれてしまったのだ(もちろん犯人はレイフ〉。その上、自慢して歩いたテレビ出演の話もこ破算に。過激すぎるとベンが上司に企画の変更を迫られたからだ。ベンはまたもやこ近所ネタに逆戻り。上司に命令された取材は、バス横転事故の負傷者救助で活躍した母娘への取材だったその撮影現場に現れたのは、ノミでも削れない厚化粧のモーラと、うっすらヒゲの生えたサリー。ヒゲよりはましと母親のモーラに取材を開始するが、モーラが悪ガキ(!)に卵をぶつけられ出演不可となり、インタビューはサリーが受けることに。そして、それが悲劇を…。
 誰もが行き詰まりどん底の状況。そんな中、ひとり浮上したのはオスカーだった。今夜こそ…と出かけた出逢い系バーでノーリーンと意気投合彼女との刺激に満ちたSMな一夜でようやく復活!一方、年寄りに迫られ一人逃げ出したジョンは、未練がましくバブからデイドラに電話をするが、電話に出たのはサムだった。ますます落ち込むジョンに、声をかけたのはレイフとミック。彼らはジョンにアイルランド・ユー口銀行から金を盗む計画を持ちかける。支店長の恋人を人質にとって、支店長に現金を下ろさせるのだ、その支店長とはサムのことで、人質とはデイドラのことだった!
様々な人の思惑を飲み込んで、ジョン、レイフ、ミックの3人はついに強盗計画を決行—!!

スタッフ

製作:ニール・ジョーダン
監督:ジョン・クローリー
脚本:マーク・オロー

キャスト

コリン・ファレル
キリアン・マーフィ
ケリー・マクドナルド
シャーリー・ヘンダーソン
デヴィッド・ウィルモット
コルム・ミーニイ

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