プロジェクトY —ゆふいん after X—

湯布院、過熱 まずは、この映画からはじめよう。

第7回ゆふいん文化・記録映画祭(2004)上映

2004年／日本／カラー／スタンダード／ステレオ／DV／82分／ 配給・宣伝：プロジェクトＹ／配給協力：ゼアリズエンタープライズ

2005年2月12日、渋谷ユーロスペースにてレイトロードショー！！　

公開初日　2005/02/12

配給会社名 0552

解説

ストーリー

町長収賄で逮捕！なぜそんなことが？
温泉地で知られる大分県湯布院町。2003年8月、この町に町長逮捕の事件が起こる。町のトップ機関に裏切られた町民の心に深く傷を残した。どうしてそんな事になったか。さらに、市町村合併問題。2005年3月に市町村合併特例法期限がせまる–。

市町村合併問題！そして人々は動き始めた！
湯布院をどうするのか？真っ正直に考え、真っ向から立ち向かった三人の若者たちがいた。小林華弥子（36才）1カ月のつもりで東京からやってきてIターン。湯布院在住7年目。／浦田龍次（41才）地元出身。酒屋店主であり平和市民運動の旗手。／太田洋一郎（39才）家業の床屋をつぐかたわら役者としての顔を持つ地元若衆の兄貴分。たすき、はちまき、選挙カー。2004年1月17日、この3人を含む新人9人が町議会選挙に出馬を決めた。定員15を16人が争う町議選がきっかけとなって、湯布院が胎動をはじめる。発される生の声。考え方は違っても語られるのはみな、町への愛情なのだ。1月20日、6日間にわたる選挙戦が始まる！

選挙密着実感ドキュメンタリー
監督・撮影は楢本皓（22才・別府出身・日大芸術学部在学中）。よそ者の若造が、古くて小さな町に飛びこみ、選挙を撮った。混沌（上ルビ・カオス）が生みだす途方もないエネルギーに圧倒されつつも、混沌（上ルビ・カオス）を混沌としてとらえた、と楢本は語る。「小さな町の人々はぶつかり合い、カオスを生みさらに大きなカオスとなって町を飲み込んでいきました。それをありのままに捉えることで共同体のなりたちを表現したかったのです。」

未来をつかみとる！
のどかな田園風景、にぎわう温泉郷、辻馬車に喜ぶ子供—美しい自然と豊かな温泉に対して、現実的な、選挙、合併、米軍、観光など、日本の市町村のどこに行ってもある問題が、何層にも積み重なる。しかし湯布院は、自らの手で未来を切り開こうと奮闘する。希望に向かおうと右往左往する姿が、観客の心と身体の導火線に火をつける。

湯布院　　
アクセス：東京〜約3時間（ＡＩＲ+バス）、福岡〜約2時間（JR）／面積：128平方キロメートル／人口：11,623人／有権者数：有権者9,488人（1月19日現在）／04年1月25日町議会議員選挙投票者数：7,376人（有効票：7,285、投票率：78.85％）／年間観光者数：約380万人／旅館・民宿：約150軒／会社や企業の保養所：約100軒／観光などの第三次産業就業者数：4,898人／日出生台演習場面積：49平方キロメートル／陸上自衛隊湯布院駐屯地従業員数：1001人

スタッフ

製作：中谷健太郎
企画：野村正昭
制作：平野美和子、横田茂美
監督・撮影：楢本皓
編集：清水浩之
音響：茂木祐介

撮影応援・車両：豊田庸介、佐藤義尚、久保田和孝

撮影協力：湯布院町、湯布院町消防団、由布院温泉観光総合事務所、
由布院温泉観光協会催事企画委員会、由布院観光辻馬車組合、
ゆふいん源流太鼓、新町青年会、温湯若衆、浦田酒店、オオタ理容、
はかり屋、岩男病院、ことこと屋、キャラバン珈琲、
ローカルNET・大分日出生台、江藤農園、さめじま精肉店、
ギャラリー金次郎、何伝感伝、草庵秋桜、いよとみ荘、夢想園、
由布院玉の湯、亀の井別荘、画廊ドルドーニュ、
GALLERY BLUE BALLEN、大分映像センター、湯布院映画祭、
ゆふいん文化・記録映画祭

後援：大分県／協力：U.N.Limited、PROCESSART INC.／特別協力：「プロジェクトＹ ゆふいんafterX」を応援する会

キャスト

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