原題:Team America: World Police

夏休み、一斉出動! 公開禁止!? 衝撃の問題作、ついに上陸!!

全米2004年10月15日ロードショー公開

2004/アメリカ/98min/カラー 配給:UIP映画

2005年12月09日よりスペシャル・コレクターズ・エディション&DVD-BOX<20000個限定> DVDリリース 2005年7月30日(土)より渋谷シネ・アミューズ、シネ・リーブル池袋ほかにて公開

TM & Copyright (C) 2004 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

公開初日 2005/07/30

配給会社名 0081

解説


「アメ〜リカ!ファック・イェ〜!!」─────
耳をつんざくヘヴィメタルの轟音と共に、史上最強のアクション・アドベンチャー大作がついに日本へも上陸する。世界中を震撼させたアニメーション映画『サウスパーク 無修正映画版』(99)のお騒がせコンビ、トレイ・パーカー(監督/脚本)とマット・ストーン(製作/脚本)が再び世に放つ、空前絶後の問題作??その名も『チーム★アメリカ/ワールドポリス』!
 地球の平和を守るために結成された警備組織〈チーム・アメリカ〉は、世界を征服しようと企む独裁者がテロリストに大量破壊兵器を売りさばこうと計画していることを突き止める。テロリストの陰謀に対抗するために、〈チーム・アメリカ〉はブロードウェイのスター俳優、ゲイリーをおとり捜査官としてリクルートする。スターになる夢を犠牲にしたくないゲイリーは、悩みに悩んだすえに、自らの演技の才能を意義ある仕事──すなわち世界平和の維持──のために生かすべきだと決心を固める。

 〈チーム・アメリカ〉のほかのメンバーに助けられ、武器ディーラーの隠れ家に忍び込んだゲイリーは、そこでテロリストたちの計画がすでに進行中であったことを発見! 果たして〈チーム・アメリカ〉は、独裁者が企てる、世にも恐ろしい世界征服計画を阻止することができるのか??
 『チーム★アメリカ/ワールドポリス』は、トレイとマットがテレビ・シリーズ『サウスパーク』のころから鍛え上げてきた”パロディ”を武器に、現代世界のさまざまな矛盾を爽快に斬りまくってくれる映画だ。ストーリーからして”アメリカの軍事力が世界の治安を守っている”という幻想に対する痛烈な皮肉であることは一目瞭然。が、かと言って、これを単純なアメリカ批判映画だと早合点はしないように──その証拠に、ここでは、ブッシュ大統領への強烈な攻撃として話題を呼んだドキュメンタリー映画『華氏911』の監督、マイケル・ムーアさえもパロディの餌食となるのだ!

挑発的なのはストーリーだけではない。この映画の登場人物は、なんと全員がマリオネット(あやつり人形)!……CGで容易にリアルな映像を作れる今の時代にあって、なぜテレビ版『サンダーバード』をさらに退化させたような人形たちが主人公なのか? その答えは、本作が、現在のハリウッドでもっとも金を稼ぐ映画プロデューサーとして知られるジェリー・ブラッカイマーへのパロディ挑戦状でもあるからだ。『パール・ハーバー』に対抗意識を燃やす本作のアクション・シーンは、これでもかと言うくらい、とにかくド派手。パリのエッフェル塔は倒れ落ち、エジプトのスフィンクスはこっぱみじんに砕け、パナマ運河はまっぷたつに裂け割れる──おまけに、映画史上初の試みとして、マリオネット同士のSEXシーン(もちろん無修正!)までも登場してしまう有様なのである。

 また、本作の中では、トレイが言うところの「自分が社会の重要人物だと思いこんでいる」スター俳優たちも、容赦なくパロディの餌食としてこき使われる。ショーン・ペン、ジョージ・クルーニー、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロビンス、リヴ・タイラー、マット・デイモン&More……かつてここまで大胆に、かつ大量に、ハリウッドのスーパーセレブたちをコケにして、笑い飛ばした映画があっただろうか??

 さらに、この『チーム★アメリカ/ワールドポリス』は、最高のミュージカル映画でもある! トレイ&マット自身が作詞・作曲を手がけたナンバーは『サウスパーク 無修正映画版』と同様、どれも珠玉の出来。ブロードウェイのミュージカルをネタにした”エヴリワン・ハズ・AIDS”、独裁者が訛りまくりの英語で歌うバラード”アイム・ソー・ろ〜ンリー”、疾風怒濤のロックン・ロール・アンセム”アメリカ、ファック・イェー”といった名曲の数々は、一度耳にしてしまったが最後、二度と忘れられないこと保証つきだ。
あらゆる点において過激で前代未聞なコメディ映画『チーム★アメリカ/ワールドポリス』──さぁ、あなたはいったいどこまで付いてこられる?

ストーリー



ますます混迷を極め、かつてないほど緊迫した状況下に置かれている現代の世界──

そんななか、平和を乱すテロリストに対抗するため、とある国際警備組織が結成された。その名は〈チーム・アメリカ〉! ハリウッドの秘密基地を拠点とする彼らは、アレック・ボールドウィンをはじめとする多くの知識人から「救済活動と称して破壊行為を繰り返しているだけ」と手厳しく批判されながらも、そんなことはいっさい意に介さず、今日も世界のどこかで、マシンガンを両手に、憎きテロリストたちを無差別に殺しまくってくれているのである。

 パリでの任務遂行中、メンバーのひとりを失ってしまった〈チーム・アメリカ〉は、深い悲しみに暮れながらも、独裁者がテロリストに大量破壊兵器を売りさばこうとしているとの情報をつかむ。テロリストの陰謀を事前に阻止するため、チームを指揮するリーダーであるスポッツウッドは、前代未聞の計画を思いつく──ブロードウェイで活躍中のスター俳優、ゲイリーをチームにリクルートし、おとり捜査をさせようというのだ!
 が、ゲイリーには、俳優としてビッグになるという、かねてからの夢があった。突然の誘いに驚いたゲイリーは、一度はこの申し出を断わり、秘密基地を後にする……しかし、帰路の途中、ふとワシントンの歴史的名所を訪れたゲイリーは、自分の類まれなる才能を意義ある仕事──すなわち、世界平和の維持──のために使うべきだと思い直し、チームへの入隊を快く承諾する。
 元アメフト選手のジョー、マーシャルアーツの達人クリス、心理学専攻のリサ、心霊者のサラ──といった心強い他のメンバーたちのバックアップを受けて、ゲイリーは武器ディーラーの隠れ家への潜入を試みる。が、その背後では、テロリストたちの黒幕である独裁者が世界征服を企んでいた。彼はアレック・ボールドウィンをはじめ、ジョージ・クルーニー、ショーン・ペン、サミュエル・L・ジャクソン、マット・デイモンといった錚々たるハリウッド・スターたちと接触し、その政治的影響力を利用しようともくろんでいたのだ!
 果たして、われらが〈チーム・アメリカ〉は、この絶体絶命の危機を救うことができるのだろうか? 21世紀の世界の運命を賭けた壮絶な戦いが、今、まさに幕を開けようとしている……!?

スタッフ

監督 : トレイ・パーカー
製作 : トレイ・パーカー / マット・ストーン
クリエイター : トレイ・パーカー / マット・ストーン
脚本 : トレイ・パーカー / マット・ストーン / パム・ブラディ
製作総指揮 : スコット・アヴァーサノ / アン・ガレフィノ
共同プロデューサー : マイケル・ボレア / フランク・アグナンB
撮影監督 : ビル・ポープ
ビジュアル・コンサルタント : デヴィッド・ロックウェル
プロダクション・デザイナー : ジム・ダルツ
編集 : トム・ヴォグト
衣装デザイナー : カレン・パッチ
パペット・デザイナー : ノーマン・テンピア
パペット・プロデューサー : キオド兄弟
特殊効果 : ジョー・ヴィスコシル
作曲 : ハリー・グレグソン=ウィリアムズ

キャスト

ゲイリー / ジョー : トレイ・パーカー
クリス : マット・ストーンC
リサ : クリステン・ミラー
サラ : マササ

LINK

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