原題:WALLACE&GROMIT IN THE GREAT VEGETABLE PLOT

第18回東京国際映画祭 特別招待作品出品 第1回TIFFアニメ・CGフェスティバル出品

2005年9月30日アメリカ公開

2005年/アメリカ/カラー/85分/ドリームワークス提供 配給:アスミック・エース

2007年11月08日よりDVDリリース 2006年08月11日よりDVDリリース 2006年3月18日(土)よりシネカノン有楽町・渋谷アミューズCQNほかにて全国ロードショー!

TM&(C)2005 Aardman Animation Ltd. (C)2005 Dream Works Animation LLC and DreamWorks LLC

公開初日 2006/03/18

配給会社名 0007

解説


全米&全英NO.1超大ヒット!アカデミー賞2度受賞!
あの超人気コンビ『ウォレスとグルミット』全世界待望の長編映画化!

1986年イギリスで制作開始された短編映画『チーズ・ホリデー』から始まった人気シリーズ“ウォレスとグルミット”。本国では視聴率40%超を記録し、世界20カ国以上で翻訳、ビデオ・DVDは日本だけでもシリーズ累計20万枚を突破。全世界で1千万人以上のファンを持つ傑作アニメーションの協力により、ついに待望の長編映画デビューを飾った!そして、戌年の2006年、いよいよ日本上陸!!
年に一度の巨大野菜コンテストまであとわずか。町の住人たちは大きな野菜をつくることで頭がいっぱい。お祭り騒ぎに向けて盛り上がる中、巨大野菜を食べてしまう畑荒らしのウサギが大繁殖!発明家ウォレスと忠犬グルミットはプロの害獣駆除隊<アンチ・ペスト>を設立。ウサギ吸引マシーン“BV6000”を駆使して、ウサギを捕獲して野菜を守っていた。コンテストの主催者、心優しい美女レディ・トッティントンも胸をなでおろす。しかし、ある夜、またもや畑が荒らされる事件が発生。その荒っぽい手口に、町人たちから「呪われた巨大ウサギが出現した」という噂が飛び出した。レディ・トッティントンは再びウォレスに巨大野菜を守ってくれるよう依頼するが、以前からレディの財産を狙っていた傲慢な男、ヴィクターがこの騒ぎに乗じて悪巧みを考える・・・。はたして、ウォレスとグルミットはこの難事件を解決できるのか?!
監督は“ウォレスとグルミット”の生みの親で、アカデミー賞3度受賞の巨匠ニック・パークと、本作が初の長編映画となるスティ—ヴ・ボックス。制作はクレイ・アニメーションの殿堂アードマン・アニメーションズ。企画開発から完成まで約5年。1人のアニメーターが1週間で作れる映像はたった5秒程度のため、撮影期間はなんと18ヶ月にも及んだ。その、1コマづつ撮影する緻密でデリケートな手作業はまさに職人技。そこから生まれるキャラクターの豊かな感情、粘土独特の風合、手作り感のぬくもりはクレイ・アニメーションならでは。さらに、ユーモアとウィット溢れる会話、見事なストーリー展開、クライマックスのスペクタクル感が観る者を惹きつけ、離さない。そして、主人を守るため一生懸命に頑張るグルミットの姿が胸を打つラストの興奮と感動は実写映画を超えてしまうほど!今回「初めて“ウォレスとグルミット”の短編を見て以来、キャラクターの虜になった」というドリームワークスアニメーションCEO、ジェフリー・カッツェンバーグの熱烈なラブコールにより、映画化が実現。アードマンの職人技とドリームワークスの最新技術が融合し、クレイ・アニメーションに革命をもたらした。撮影はかつてない規模で行なわれ、映画のため250人の制作クルーが集結。スタジオ内には30ものセットが組まれ、30人のアニメーターが同時に撮影を行なった。そして、最新のCG技術を駆使することにより今までにはない躍動感が生まれた。さらに、音楽では“ウォレスとグルミット”のオリジナルテーマを作曲しているジュリアン・ノットとドリームワークスのハンス・ジマーが夢のコラボレーションを果した。映画ならではのダイナミズムと感動が味わえるクレイ・アニメーションの限界を超えた、究極のエンタテインメントが完成!
また、理想的なヴォイス・キャストが集結した。ウォレスの声を担当するのは本シリーズでお馴染み、「キャバレー」ほか数々の舞台で活躍中のピーター・サリス。ヴィクターにはアカデミー賞候補の常連『シンドラーのリスト』(94)や、『イングリッシュ・ペイシェント』(96)のレイフ・ファインズ。レディ・トッティントンには『鳩の翼』(97)『ティム・バートンのコープスブライド』(05)のヘレナ・ボナム=カーターなどの豪華声優陣が勢揃い。
“ウォレスとグルミット”史上最高傑作がついに完成!!
巨大ウサギから野菜畑を守るため、ウォレスとグルミットのかつてない大冒険がいま、始まる!

ストーリー

大切な野菜畑を守るため、ウォレスとグルミットのかつてない大冒険がいま、始まる!

年に一度のお祭“巨大野菜コンテスト”まであと数日となった。発明家ウォレスとそのパートナーである忠犬グルミットはプロの害獣駆除隊<アンチ・ペスト>が野菜泥棒を捕まえるために仕掛けた警報が作動した!いざ出動してみるといたずら好きのウサギが畑を荒らしており、無事野菜を守ったウォレスとグルミットは英雄として次の日の朝刊を飾る。
ある日、コンテストの主催者にして町一番の美女レヂィ・トッティントンから緊急の連絡が入る。ウォレスが発明したウサギ吸引マシーン“BV6000”で駆けつけると、なんと庭にウサギが大発生。無事ウサギを大量に確保した心優しいウォレスは彼らを殺すわけにもいかず、自宅の地下で飼うことに。しかし、増える一方のウサギに頭を痛めたウォレスは、以前発明した“ココロ・コントローラー”を使ってウサギを野菜嫌いにさせるという。ある満月の夜、この世紀の発明品を試すことになるが、実験は大失敗に終わる。
そんなある夜、またもや畑が荒らされる事件が発生!しかも、今までにないほど荒っぽい手口に、住人たちからは「ウサギの怪物が出現した」という噂が飛び出すほど。このままでは代々トッティントン家が主催してきた巨大野菜コンテストを中止しなければならないと思ったレディは、再びウォレスに巨大ウサギを捕まえてほしいと依頼をする。
巨大ウサギの影に怯えながら愛する女性のために勇敢にも仕事を引き受けたウォレス。その足跡を追っているうちに、なぜかウォレス家の地下室にたどり着いてしまった!恐る恐る覗いてみると、先日脳波改造マシーンで吸い取られそうになったウサギが他のウサギより一際大きくなっていた!巨大ウサギの正体は、実験に失敗したせいで悪さをするようになったそのウサギだった。彼をハッチと名付け、これ以上いたずらをしないようにグルミット特製の頑丈な檻に閉じ込める。
この難事件を解決したことを称え、レディはウォレスを家に招待する。以前からレディの財産を狙っていた傲慢な男ヴィクターはそれを聞き、ウォレスへの復讐に燃える。
一方、お留守番となったグルミットが、家まで続いた巨大ウサギの足跡が地下室ではなく、実は2階の寝室へと続いていることを発見する!巨大ウサギはまだ捕まっていなかったのだ。すぐにウォレスに知らせるため、グルミットは彼を迎えに行く。
帰り道、彼らはヴィクターとその愛犬フィリップの陰謀で森に閉じ込められてしまう。そして、巨大ウサギがまだ捕まっていない事実をヴィクターに知られてしまう。ウォレスの弱みを握ったヴィクターは彼を徹底的に追い込もうと決意する。
<アンチ・ペスト>が無事巨大ウサギを捕まえたとレディから知らされた町民は安心して巨大野菜コンテストを開催。自慢の巨大野菜が集結したこのトッティントン邸にこそ巨大ウサギが現れるだろうと考えたヴィクターは、ウォレスに先回りしてトッティントン邸に行く。そして、巨大ウサギが未だ捕まっていない事実を町民に悟られてしまう。我が子のように育てた野菜を守るため、町民がパニックを起こす中、いよいよウォレスとグルミット、ヴィクターとフィリップの対決が終盤を迎えようとしていた!果たしてどちらが勝つのか、そして巨大野菜と巨大ウサギの運命はいかに・・・!

スタッフ

監督:ニック・パーク、スティーヴ・ボックス
製作:ニック・パーク、クレア・ジェニングス
   ピーター・ロード、カーラ・シェリー、デヴィッド・スプロクストン
製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ、
      セシル・クラマー、マイケル・ローズ
脚本:ニック・パーク、スティーヴ・ボックス
   ボブ・ベイカー、マーク・バートン
撮影:トリスタン・オリヴァー、デイヴ・アレックス・リデット
プロダクションデザイン:フィル・ルイス
音楽:ジュリアン・ノット

キャスト

ピーター・サリス
レイフ・ファインズ
ヘレナ・ボナム=カーター
ピーター・ケイ
ニコラス・スミス
リズ・スミス
ジョン・トムソン

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