原題:Quand je vois soleil

くちづけて、魂の傷口に。

2003年7月16日フランス公開

2003年/フランス/113分/カラー/35mm/ビスタサイズ/ドルビーSRD 配給:コムストック

2005年06月24日よりDVDリリース 2005年06月24日よりビデオリリース 2004年11月6日より、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

公開初日 2004/11/06

配給会社名 0028

解説


撮影現場で採録された会話、あるいはこぼれ話
この映画は実話をもとに作られました。私が物語るのはひとつのラブストーリーであ り、そこでは2人の男女、ラファエルとマルゴが不可避なものに直面させられる—つまり2人はまだ若く、美しく、才能に恵まれて幸福になるための条件として何ひとつ欠けたものがないというのに、マルゴは死を宣告されてしまうのです。絶望と激しい憤りに引き裂かれた映画、あ きらめと反抗のはざまにある映画、あるいは全く何の指標も与えられぬままに言語に絶するものへの道のりをいかにして辿るか、という物語と言い換えてもいいでしょう。その時、あ らゆる仮面、あらゆる偽りの外見は剥がれ落ちる。各人は自分の正体をあらわし、それぞれ自らの真実に最も近いところに身を置くほかはないのです。この避けがたい宿命ゆえに、マルゴ

ストーリー


エトワールのマルゴには悲しい宿命があった。彼女の余命はあと数ヶ月なのだ……。
絶望と怒り、諦めと反抗に苛まれながら、コンパスや道標もなしにどうやって言葉を絶するような道を進んでいくことが出来るのだろうか?その時こそ、仮面や偽りの姿は 剥がれ落ち、一人一人が自らの正体をあらわにする。そして自分の真実に最も近づくより他ないようになるのだ。これほどの大きな愛によって結ばれた2人は、不器用に、だが本能的に、そして傷つきながら、人生の終わりの時と、あ る愛の終焉を生きようとする。彼女は見知らぬ世界に潜り込む。彼にとって全ては終わっていた。彼女にとって全て始 まろうとしていた。全てがまた新しい可能性—愛、新しい愛—に満ちていた。制御を失うことを受け入れる、諦めることを受け入れる、マルゴは全てを承知のうえで、そうした行為を必死に拒む。 やがて彼女の肉体、彼女の“仕事道具”は徐々に彼女を裏切り始め、彼女を打ち捨てていく。そして彼女はラファエルがやがて別の女性を愛するようになるのではという考えを持つようになる。彼には、彼女にはない未来があ るのだ……

スタッフ

監督・脚本:ジャック・コルタル
撮影:マヌエル・テラン
音楽:ローラン・ベルトー
配給:コムストック

キャスト

マリ=クロード・ピエトラガラ
フロラン・パニー
フランソワ・クリュゼ

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