原題:War of the Worlds

彼らは、すでに地球(ここ)にいる 地球最後の戦争は 人類が起こしたものではない。 いま試される、愛と勇気——

2005年/アメリカ/カラー/114分/ 配給:UIP映画

2010年06月11日よりDVDリリース 2005年11月09日よりDVDリリース 2005年6月29日(水)、世界同時超拡大ロードショー

公開初日 2005/06/29

配給会社名 0081

解説




2005年6月29日——地球が震える日がやってくる。

20世紀後半の映画界はその歴史に名を残す2つの才能によって牽引されてきた。
アメリカン・ニューシネマがその終焉を迎えた70年代初頭にデビューし、斬新なカメラワークと、類を見ない奇抜なアイデアを満載し、万人を興奮させる最高のエンターテインメント作品を次々と世に送り出した、まさに革命的な映画監督、スティーブン・スピルバーグ。オスカー・ウィナーであるばかりでなく、監督作品の北米の興行収入のアベレージが1.5億ドルを上回る稀代のヒット・メーカーだ。
もう一人は、スピルバーグの登場から約10年の後、20年以上に渡り常にトップ・スターとして君臨し続けているトム・クルーズ。アメリカのみならず、世界中の映画ファンの心を奪った史上最高のこのマネー・メーキング・スターは、そのルックスから連想されがちなアイドル的存在に止まらず、俳優としてのキャリアを着実に重ねた上に、プロデュース業にも進出し、その動向は現在のハリウッドを左右する存在にさえなった。

そんな二人の初顔合わせとなった02年の『マイノリティ・リポート』に引き続き、更なるスケールと、ハイ・クオリティなドラマが要求される巨大プロジェクトが昨年から始動した——その映画こそ『宇宙戦争』である。映画史上最大級の製作費を投じたこの作品はニュージャージー、LAなどでのロケ、パラマウント、ユニバーサル、フォックスの3つのスタジオを使ってのスタジオ撮影が行われ、スピルバーグ作品では異例の12週間以上の長期撮影となった。
『未知との遭遇』『E.T.』に代表される地球外生命体と人類との心の交流を描くファンタジーから一転、この映画のスピルバーグは初めて異星人を“侵略者”として描き、純然たる畏怖の対象に設定した。すなわち、リアリティを追求したドラマの芯を貫くのは、『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』のT−Rexのようなショッキングなテイストなのである。
そして、最近の映画では、特異な役柄を演じることの多かったトム・クルーズは一転し、元の妻との間に二人の子供を持つ港湾労働者という観客と等身大の人物を演じる。失われつつある家族の絆と人間性を取り戻し、自らの愛する者たちを護るために勇気を奮い立たせて挑む姿は、強烈なシンパシーを感じさせると共に、新たなトム・クルーズの時代の到来を予感させる。

ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ミランダ・オットーをはじめとする豪華な共演陣も加えた、今夏最大のイベント・ムービー『宇宙戦争』。この作品は映画史を塗り替える一大スペクタクルであると同時に、人類愛という世界共通のテーマで観る者すべての胸を打つ感動のエンターテインメントとして、6月29日(水)より全世界同日超拡大ロードショーとなる。

ストーリー



地球最後の戦争は、人類が起こしたものではない!!

アメリカ東部のある町。その異変は突然起こった。雲ひとつない晴天だったのが、何の予兆もなく天候は崩れ、強風がうなり声をあげる。上空では激しい稲光が交錯し、その一つは地上にまで達した。やがて大地は揺れ、そこにはいつの間にか、奈落を思わせるような巨大な穴が穿たれたのだった。
その場に居合わせたレイ(トム・クルーズ)は、分かれた妻との間の二人の子供、息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)と娘レイチェル(ダコタ・ファニング)と共に、この常識の埒外にある状況を見守っていた。
次々と起きた不可思議な超常現象は、更に想像を超えた形へと変化し人々に襲い掛かってきた。平和な時は一転して失われ、人々の心は恐怖で満ちあふれた。
そして今、人類が未だかつて見たこともない恐ろしい“何者”かがレイたちの前にその姿を現し始めるのだった・・・。

我々は気付いていなかった…
彼らの標的がこの地球であることを
いま試される、愛と勇気——

スタッフ

監督:スティーブン・スピルバーグ
製作:キャスリーン・ケネディ
製作:ポーラ・ワグナー
製作:コリン・ウィルソン
原作:H・G・ウェルズ
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
美術:リック・カーター
音楽:ジョン・ウィリアムス
視覚効果スーパーバイザー:デニス・ミューレン

キャスト

レイ・フェリエ役:トム・クルーズ
レイチェル・フェリエ役:ダコタ・ファニング
オギルビー役:ティム・ロビンス
マリー・アン・フェリエ役:ミランダ・オットー
リック・ゴンザレス
ロビー・フェリエ役:ジャスティン・チャットウィン

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