1990年 / 82分

1992年01月公開

公開初日 1992/01

配給会社名 0077

解説

ロシア革命を舞台にひとりの外国人兵士を中心に展開する愛のアラベスクをモノクロ・サイレントの表現主義的技法と80年代的グロテスクを混交させて描くガイ・マディン第二回作品。彼は監督・脚本・撮影・美術・音楽・編集を兼任している。なお、題名は舞台となるアルハンゲリスクの英語綴りで、「大天使」の意。

ストーリー

第一次大戦下のロシアには革命の嵐が吹き荒れていた。片足のカナダ人中尉ジョン・ボウルズ(カイル・マクローチ)は英米軍合同の革命干渉軍に参加するために北極海に近いアルハンゲリスクにやって来た。彼はレーニンのボルシェビキやカイザー・ウィルヘルムの独軍から白系ロシア人を守るという理想を抱いていた。今は亡き恋人アイリスを忘れることができずにいたボウルズ中尉はアイリスにうり二つのロシア人看護婦ヴェロンカ(キャシー・マリクーカ)に出逢い、恋におちる。ヴェロンカはベルギー人の夫でパイロットのフィルビン(アリ・コーエン)と新婚旅行以来、破綻した結婚生活を送っていた。フィルビンは毒ガスの後遺症で、自分が結婚していることさえ忘れている。やがてヴェロンカはボウルズとフィルビンを取り違えて、ボウルズに恋をしてしまうが・・・

スタッフ

監督 ガイ・マディン
脚本 ガイ・マディン 、ジョージ・トールズ
音楽 ガイ・マディン

キャスト

カイル・マクローチ
キャシー・マリクーカ
アリ・コーエン
サラ・ネヴィル
M・ゴッリ

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