原題:EMERALD COWBOY

南米コロンビアに夢とロマンを求めた“エメラルド王”と呼ばれる日本人がいた!!

2003年9月19日アメリカ公開

2002年/コロンビア/123分/35mm 配給:アップリンク、アンデス・アート・フィルムアップリンク

2005年09月22日よりDVDリリース 2005年2月5日、シネセゾン渋谷にて驚きのロードショー

サブ題名 ESMERALDERO

公開初日 2005/02/05

配給会社名 0009/0023

解説


◆南米コロンビアに夢とロマンを求めた”エメラルド”王と呼ばれる日本人がいた!

色つき宝石の中で最も価値の高いと言われるエメラルド。それは、男たちの血で洗われ磨かれてきた”緑の血”とも言われる。そのエメラルドの世界最大の産地南米コロンビアに”エメラルド王”と呼ばれる1人の日本人がいた! その男の名は早田英志。1970年代に単身コロンビアに渡り、現在では鉱山、輸出会社、警備会社を経営する世界のエメラルド・ビジネス界のナンバー1となった男である。 反政府ゲリラによるテロが頻発し、毎年2,000人以上が身代金目当てのため誘拐されるコロンビアの中でも、最も危険な地域がアンデス山脈の密林の奥地。そこに、エメラルドに夢を求める現代のカウボーイたちが西部開拓時代のように集まってくる。日本の裏側で、常に10人ものボディガードを引き連れ、危険と背中合わせの激動の日々を暮らす男が早田英志である。 エメラルド・ビジネスの繁栄と反比例して金銭目当ての誘拐犯の危険に家族が脅かされるため、ハリウッドのビバりーヒルズに豪邸を購入し家族をそこに住まわせることに。しかし、成功してもなお崖っぷちの人生を歩み続ける早田はその豪邸を売り払い、自らの半生を映画にするという新たな”冒険”に乗り出したのだった。 『エメラルド・カウボーイ』は、実話を基に描かれた”アクション・ドキュメンタリー”という今までにないユニークなスタイルで製作されたハイ・バジェット・インディーズ・フィルム(大予算自主映画)だ。本作は、早田英志(はやたえいし)の執筆した自叙伝『エメラルド・カウボーイズ』(PHP出版)を原作に作られた。単身南米コロンビアに渡り、エメラルド原石を取り引きする”エスメラルデーロ”になり、エメラルドの輸出業者、そしてエメラルド鉱山オーナーへと、まさに”エメラルド王”となった夢とロマンを追い続けた男の物語だ。 当初、監督は、ハリウッドで経験のある監督が担当する予定だったが、白人のアメリカ人がコロンビアの奥地での撮影は危険と判断し断念。やむなく早田とジャングルでの困難な撮影に耐えうる若手監督アンドリュー・モリーナの共同監督で制作することに決定。そして、主役には、ハリウッドの混血の日系アメリカ人俳優を予定しており、若き日の早田と、成功して『コロンビア・エメラルド・センター』社長となった現在の早田の2役を演じる予定だった。ところが、役作りのために事前にコロンビア入りしていた俳優は、撮影1週間前にして帰国してしまったのだ。 ボゴタ市内での撮影はまだしも、日々ゲリラ戦が行われている山奥の鉱山で撮影することに対する恐怖を募らせてのことだった。この緊急事態に撮影隊は急遽会議を開き、撮影を中止するか、あるいは続行するか、続行するならどう対処するかを検討した。その結果、これまでの劇映画的撮影方法ではなく、半分をドキュメンタリー部分がミックスされた”アクション・ドキュメンタリー”という、いまだかつて見たこともないユニークな手法で構成された映画ができあがった。 開拓時代の無法なアメリカ西部に、一攫千金を求めて人々が集まってきたように、外の世界から切り離された禁制地帯アンデスの奥地に、無法者たちが、エメラルドを求めて集まる。彼らは、”エスメラルデーロ”(原石取引業者)と呼ばれ、コロンビアの厳しい環境を生き抜く勇敢で頑健な宝探しハンターで、鉱山から採れた新鮮なエメラルドを売買する。『エメラルド・カウボーイ』は、そんなツワモノたちのエスメラルデーロの中で、”エメラルド王”と呼ばれるまでになった1人の日本人の男の物語だ。 この映画は、あなたをまだ誰も目にしたことのないエメラルドと、その冒険の世界へと導く真実の物語だ!

ストーリー

スタッフ

監督・脚本・製作:早田英志
共同製作:エフレイン・ギャンパ
制作・共同監督:アンドリュー・モリナ
撮影監督:バイロン・ウエナー
音楽:ジョー・クラマー
音楽監督・美術:エヴァ・ハヤタ

キャスト

早田英志
ルイス・ベラスコ
パトリシア・ハヤタ
リカルド・ウィルキー
カロリーナ・リサラソ
ホワン・パブロ・シューク

LINK

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