この想い、ケータイやメールじゃ伝えられない…。 せつない胸の痛みを手紙に託した、 4つのLOVEストーリー。

2004年/日本/カラー/35mm/ヴィスタサイズ(1部スタンダード)、DTSサラウンド/111分/ 配給:シネカノン

2005年05月27日よりDVDリリース 2005年05月27日よりビデオリリース 2004年12月4日より渋谷・アミューズCQNにてロードショー

公開初日 2004/12/04

配給会社名 0034

解説



時代は移り変わりながらも、人が人に恋する気持ちに変わりはない。
90年代後半から一般化した携帯電話やEメール、そして現在の主流ともいえる携帯メールの不朽は、恋愛のカタチにまで影響を与えているのかもしれない。それでも、「恋文」=LoveLetterというものの存在が、まったく失われてしまったわけではないだろう。人は恋に出会った時、自分自身と向かい合う。そして、あふれる熱い想いを文章にしたためる。恋する相手に、自分を知ってもらう為に。たった一言で気持ちが通じるフレーズもあれば、ひとりよがりで書かなければ良かった言葉もあるだろう。それでも真心をこめて書かれた手紙は、相手の胸に何かを残すはずだ。

『恋文日和』は、そんな手紙をめぐる4つのピュアなLOVEストーリー。累計20万部を超えたジョージ朝倉の人気ベストセラーコミックを原作に、それぞれバックグラウンドの異なる4人の新進監督が腕を競って映像化した。
キャストには、これが映画初主演となるフレッシュな新人や注目の若手俳優たちが集結。

恋文。あなたは最近、書いたことがありますか?
もらったことはありますか?

いま、もっとも熱いコミック作家ジョージ朝倉。ブレイク寸前の彼女の原作を、初めて映画化!
ジョージ朝倉こそ、目利きのマンガ読みたちが揃って絶賛、次世代の日本コミック界のトップランナーとして激しく期待されている存在だ。
95年、「PUNKY CAKE JUNKIE」でマンガ家デビュー。「別冊フレンド」に掲載された連作「カラオケバカ一代」のギャグセンスが一部のマニアから熱狂的に評価され、その後は破壊的なバカコメディと正統派の胸キュン少女マンガが混在する独自の路線を開拓し、「ハッピーエンド」「ハートを打ちのめせ!」「少年少女ロマンス」などを意欲的に発表。また、フジテレビが朝日新聞に出稿した03年元旦の全面広告も担当し、注目の文芸誌「ファウスト」にイラストーリーを発表するなど、カルチャー方面でも活躍している。現在は、初の青年マンガ「平凡ポンチ」を「IKKI」に、「ピース オブ ケイク」を「フィールヤング」に連載中。単行本も続々とリリースされて、初の映画化となる本作の公開に合わせて大ブレイク必至!
「恋文日和」は、「別冊フレンド」で98年から読み切り連載がスタートしたシリーズしたシリーズであり、現在も不定期連載されている彼女の代表作として知られている。

俳優も監督も、フレッシュな才能が集結!
二度と実現不可能な奇跡のコラボレーション。
原作コミックから、特にファンのあいだで人気の高い「あたしを知らないキミへ」「雪に咲く花」「イカルスの恋人たち」という珠玉の三編をセレクト、そして各エピソードをブリッジするオリジナル・ストーリー「便せん日和」の映像化にあたっては、フレッシュな才能を持つ俊英たちが集まった。「あたしを知らないキミへ」は、女の子4人のユニットBOYSTYLEのメンバーであり、この秋に公開される映画『ロード88 出会い路、四国へ』にも主演する村川絵梨と、『仮面ライダー龍騎』の弓削智久。脚本・監督は、脚本家として『ランチの女王』『きみはペット』など主にテレビドラマで活躍する大森美香。『雪に咲く花』は、『美少女戦士セーラームーン』でセーラーヴィーナスを演じ、2004年度日テレジェニックにも選ばれた小松彩夏と、テレビ版『ウォーターボーイズ』『世界の中心で、愛をさけぶ』の田中圭。監督は、人気CMディレクターであり、『B』『ブリスター』に続いて本作が三本目の映画作品となる須賀大観。
『イカルスの恋人たち』は、『CASSHERN』『天国の本屋〜恋火』の玉山鉄二と『青い春』『木更津キャッツアイ日本シリーズ』の塚本高史、そして6人組ボーカル&ダンスユニットBuzyでメインボーカルを務める當山奈央。監督は岩井俊二、クリストファー・ドイルらの制作・助監督をを務め、安野モヨコ原作の『ジュリー イン ザ メリィゴーラウンド』のドラマ化を手掛けた永田琴恵。『便せん日和』は、03年NHK連続テレビ小説『こころ』のヒロイン中越典子と、『ピンポン』『きょうのできごと』の大倉孝ニ。監督は、TBSに所属し、『きみはペット』でディレクターデビューを飾った高成麻畝子。そして、全作品の撮影と照明は『ロックンロールミシン』『きょうのできごと』『恋の門』などでコンビを組んできた福本淳と市川徳充が担当している。

ストーリー


『あたしをしらないキミへ』
今日も授業をサボって、立ち入り禁止の校舎の屋上にひとりたたずむ文子(村川絵梨)。すると風に吹かれて一通の手紙が舞い落ちてきた。「片瀬理乃様」と宛名の書かれたその手紙の差出人は、同級生の増村保志(弓削智久)だった。全身にタトゥーを入れて、不良生徒として恐れられている増村は、先輩で卒業生の理乃(真木よう子)に一目惚れして、その想いを手紙にしていたのだ。文面の純情さに驚いた文子は、思わず返事を書いてしまう。「こんな手紙、もしも自分あてに来たら…。私なら、あなたを好きになってしまうでしょう。だから、今度はなくさないように出してあげてください」
差出人を書かないままの手紙を、文子は増村の下駄箱に入れた。
数日後、文子は屋上のドアに貼られた手紙を目にする。増村からの返信だった。「手紙をくださった方、どうもありがとうございます。それは出そうか出すまいか屋上で迷っていた時、風で飛ばされたものです…。」
こうして名前を明かさない文子と増村、二人の文通が始まるが…。

『雪に咲く花』
「あたし、たぶん消えちゃうけど、覚えていて。みんなに忘れ去られるのは本望だけど、あなたにだけは、わずかな断片でもいいから、覚えていてほしい」
そんな手紙を受け取った神代陽司(田中圭)は困惑する。差出人は空白だったが、それを書いたのが同級生の宮下千雪(小松彩夏)であることは間違いないと確信した。「宮下千雪様。手紙読みました。何があっても、はやまってはいけない!」陽司たちが暮らしている雪深い田舎町で、なにかと悪い噂が千雪にはつきまとっていた。男子生徒の間では、5百円でやらせてくれる女とウワサされている千雪。それでも澄んだ彼女の瞳は、何かを語りかけるかのように陽司を見つめていた。陽司の返事に、千雪からの反応はなかった。
ある日、陽司と仲間たちは、沼のほとりに停泊していたボートに乗っていた男(田中要次)と千雪に出会う。「神代くん、一緒にボートへ乗ろうよ!」
そう言って、ふいに陽司に抱きついてくる千雪。そして…。

『イカルスの恋人たち』
兄である康一(玉山鉄二)の葬儀を終え、遺品を整理していた健二(塚本高史)が発見したのはビデオカメラとテープ、そして遺言が書かれた手紙だった。
「健二へ。このデジカムはお前にやる。その代わり、このビデオテープを恋人に渡してくれ。なお、このテープは彼女あてのラブレターなので、勝手に見てはいけない」
幼い頃から対照的な性格だった康一と健二は、ことあるごとに衝突していた。ひたすら嫌っていた堅物の兄に恋人がいたことも、健二はその遺言で初めて知る。
重病で倒れた康一は、生存率10%の手術を受ける直前に病院を抜け出して、失踪していた期間があった。恋人とは、そのとき世話になったという中国エステに勤める玉音〈ユーイン〉(當山奈央)という女性だった。
繁華街の裏通りに、その店はあった。お客として対面した玉音に、康一の弟だと名乗る健二。玉音は、康一が死んだことを知らなかった。
「康一、旅に行ってるよ。帰ってきたら、ずっとそばにいると約束したよ」
玉音が語るのは、それまで見たこともなかった康一のもう一つの顔だった。

『便せん日和』
表参道のテナントビルに入っている、便せん専門店「てがみ屋」。そこで働く永野美子(中越典子)がひそかに憧れている相手は、主任の鈴森一成(大倉孝ニ)だった。
ひとり暮らしの美子の部屋は、鈴森のスナップ写真やプリクラのシールで飾り立てられて、デスクの引き出しには出せないままのラブレターがあふれている。それでも、熱い気持ちを一言も口に出せない美子。
その理由は、決まって金曜日に店に現れて同じ便せんを購入する女性客の杉原万里子(森ほさち)にあった。週に一度、店でしか顔を合わせない万里子に、鈴森は片思いをしていたのだ。それを知っている美子は、万里子に誘いの言葉をかける勇気すらない鈴森をけしかけこそすれ、自分の感情は秘めたままだった。
その日も、便せんを買って去る万里子を名残惜しそうに見送る鈴森に、美子が提案する。
「手紙を書いたらどうですか?」
「手紙ってのは、書くことよりも出す方が難しいんだよ」
この微妙な三角関係の顛末は?

スタッフ

『あたしをしらないキミへ』監督・脚本:大森美香
『雪に咲く花』監督:須賀大観
『イカルスの恋人たち』監督:永田琴恵
『便せん日和』監督:高成麻畝子

原作:「恋文日和」ジョージ朝倉(講談社 別冊フレンド)
脚本:大森美香 佐藤善木 松田裕子 岡本貴也
製作指揮:大里洋吉 安永義郎
企画:宮下昌幸 藤巻直哉 柳原秀哉
エグゼクティブプロデューサー:原田知明 橘田寿宏
プロデューサー:木村元子
撮影:福本淳 
照明:市川徳充
録音:古谷正志
音楽:小西香葉
美術:藤田徹
助監督:白川士
制作担当:三上慎一

キャスト

『あたしをしらないキミへ』村川絵梨、弓削智久
『雪に咲く花』小松彩夏、田中圭
『イカルスの恋人たち』玉山鉄二、塚本高史、當山奈央
『便せん日和』中越典子、大倉孝ニ

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