生きる意味を見失った現代に生きる一人の青年 辿り着いた祖母の実家で彼が見たものとは・・・

2004年/日本/40分/カラー&モノクロ/デジタル/4:3 配給:ライドオンフィルムス

2007年7月20日(金)より原宿キネアティックにて1週間限定レイトショー決定!

公開初日 2007/07/20

配給会社名 0850

解説


昨年度ロードアイランド国際映画祭で注目を浴びた
短編時代劇「血族」、遂に東京上映決定!

生きる意味を見失った現代に生きる一人の青年
辿り着いた祖母の実家で彼が見たものとは・・・
過去を生き抜いた先祖から今を生きる青年へ送られた「命」という名のメッセージ

映像作家・貫井勇志の描く美しくも力強い映像とリアリティを追求したサムライ・バトルが、見る者の「生命(いのち)」の記憶を呼び覚ます

監督は、近年、映像作家として注目を集める貫井勇志。その美しくも力強い映像と独特の世界観は、「貫井ワールド」と称され、見るものの記憶に深く焼き付き、魂を激しく揺さぶる。“言葉”ではなく、“感じてもらえる”映画にしたい。そんな監督の思いから、「血族」ではあえて一切の台詞を排除。遠い過去から現代に生きる青年へ贈られた「命」というメッセージを、「映像」と「音」だけで伝えていく。わずか40分という作品ながら、黒澤フィルムスタジオの協力の元、制作期間2年、総勢200名を超えるスタッフを動員し完成。ボストン国際映画祭やアカデミー賞短編部門の選考基準に正式認定されているロードアイランド国際映画祭に選出され、話題を集めた。

“ハリウッドを動かした!40分の映像詩”
台詞のない「血族」にとって、「音」は映像と同じくらい重要なものだった。しかし、限られた予算の中では実現出来ることも限られていた。そこへ手を差し伸べてくれたのが、「血族」のデモ映像を目にし、貫井の映像に魅了されたハリウッド・チームであった。リドリー・スコット監督作品「白い嵐」を始め、数多くのハリウッド・メジャー作品を手掛ける作曲家ジェフ・ロナが、スコア・プロデューサーとして名乗りを上げ、ハリウッドの新鋭作曲家を起用。さらにハリウッドで活躍する日系人の和太鼓グループの協力を得て、日本の伝統的和楽器と壮大なオーケストレーションを融合させたスケール感溢れるサウンドトラックを作り上げた。また、サウンド・デザインは、本年度の大ヒットアニメ『鉄コン筋クリート』を手掛けたニューヨークのサウンド・デザイナー、ミッチ・オシアスが担当し、迫力あるバトル・シーンが再現された。

“リアリティを追求した壮絶なアクションシーン”
日本を代表する刀を使ったアクション、“チャンバラ”。日本の伝統とも言えるこの“チャンバラ”にリアリティを追求し、“チャンバラ”ではない新たな「サムライ・バトル」を作りあげることがこの映画の1つのテーマであった。殺陣師・柴崎滋の指導の元、俳優陣が1ヶ月に渡る稽古を重ね、かつてないリアリティ溢れる戦いを実現。出演には、居合術四段の松浦健城を始め、人気俳優・虎牙光揮、笠原竜司など、本格派アクション俳優が勢揃い。体を張った役者達の鬼気迫る演技と重量感溢れる立回りは、言葉を超えた「命」のメッセージを伝える。

ストーリー

大都会 東京。雑踏の中で生きる意味を見失った青年、伸。何かに導かれるように彷徨い続けた伸が辿り着いたのは、少年時代に夏休みを過ごした祖母の実家であった。庭に響き渡る山々の音、藁葺き屋根の家、何もかも時間を止めたように昔のままだった。心洗われた伸が瞼を閉じ、太陽の光や雲に何かを感じる余裕がかすかに見え始めた時、異変は起きた。
伸の目に飛び込んで来た戦慄の光景。村を襲う野武士。泣叫ぶ村人達。しかし、その中に勇気の剣を断固としてかかげ、馳せる村の勇士達がいた。伸が見たものとは...

スタッフ

監督、脚本、撮影監督:貫井勇志
プロデューサー:松永勉

殺陣師:柴崎滋
サウンドデザイン:ミッチ・オシアス
音楽:クリストファー・ジー
音楽プロデューサー:ジェフ・ロナ

撮影協力:黒澤フィルムスタジオ
題字:武田双雲


製作、配給:ライドオンフィルムス
宣伝協力:ナウオンメディア株式会社

キャスト

真野圭一
松浦建城
虎牙光揮
円堂耕成
川又学
日高将之
近松仁
笠原竜司

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