原題:Clement

愛するほどに不安になる。 不安だからもっと愛する。

2001年カンヌ国際映画祭"ある視点"部門招待作品

2001年/フランス/132分/35mm/1:1.66/ドルビーSRD/カラー/R-15 配給:ユーロスペース

2004年9月11日、シブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー

公開初日 2004/09/11

配給会社名 0131

解説



すべての女性が経験する、“恋愛依存”のつらさをリアルに。やがて至る、真実の愛の在処。
30歳・独身。その惑い、その不安。そして13歳の恋人への身動きのとれない感情——。
彼女は、幸せな結末でなく、幸福な愛の死を望んだだけだった…。

ストーリー


パリに住む30歳の独身女性マリオン。恋人との関係も長く、仕事も順調だが、それが彼女の中にある激しさを満たすことはない。やがて訪れるであろう、抱いていた希望への挫折の予感が、彼女の心を少しずつ打ち砕いていくとうな日々。
しかし、ある夏の日、パリの郊外で彼女はクレマンに出会う。射抜くようなまなざし、少年らしい傲慢さ、かすかな感情の揺らぎ。そして13歳。少年と大人の狭間にいるかのようなクレマンは、好奇心と憧れの感情を満たすために、それが“愛”であると確信し、マリオンに恋をする。そしてマリオンは・・・。

初めこそ恋愛の対象とは思いもしなかったクレマンの存在は、日に日に彼女の中で大きく膨れ上がり、やがて彼女は身動きがとれなくなっていく。マリオンが激しく求めるほどに、彼女の不安が増長するほどに、少年特有の残酷さで彼女を拒絶し始めるクレマン。恋愛依存の闇に落ちていくマリオンの痛みは、それはただ愛が解体されていく痛みでもあった・・・。

スタッフ

監督・脚本:エマニュエル・ベルコ
製作:ギョーム・シフマン
撮影:クリステル・フォルニエ
美術:エリック・バルボザ
配給:ユーロスペース

キャスト

オリヴィエ・ゲリテ
エマニュエル・ベルコ
ケヴィン・ゴフェット
レミ・マルタン
ルー・カステル
カトリーヌ・ヴィナティエ
ジョスラン・キブラン
ダヴィド・サアダ
エリック・シャディ
イヴ・ヴェローヴァン

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