ホネツギマン
原題:The Naked Man
復讐するは、最強の骨にあり。
1998/アメリカ/98min/カラー 提供:日本ヘラルド 配給:アルバトロス・フィルム
2005年03月04日よりビデオレンタル開始 2005年03月04日よりDVDリリース 2004年10月9日(土)よりシネセゾン渋谷にてワールドプレミア・レイトショー公開
公開初日 2004/10/09
配給会社名 0012
解説
「ファーゴ」でアカデミー脚本賞受賞、映画評諭家もうなる“ワイヤード・コメディ”を量産するコーエン兄弟。「ホネツギマン」は、その脚本・製作を担当する弟イーサン・コーエンが手かけた渾身の脚本であり、全世界初公開となる!
監督は、コーエン兄弟過去全作品のストーリーボードを手かけてきたJ.トッド・アンダーソンで、これが初監督作品。製作総指揮は、「イレイサーヘッド」「ブラットシンプル」を世に送り出し、コーエン兄弟作品「赤ちゃん泥棒」「ミラーズ・クロッシング」を製作したベン・バレンホルツ。復讐に燃える熱血戦士“ホネツギマン”役は、「トゥルー・ロマンス」のジャンキーな俳優志望の男を怪演し話題になった“名脇役”マイケル・ラパポート。「フィッシャー・キング」の女装メールボーイ(ガール!?)役で仰天させた故マイケル・ジェッターが悪の親玉に扮し、トニー賞受賞者らしい華麗なダンスを披露。「シーズ・オール・ザット」の清純可憐なレイチェル・リー・クックがセクシーな黒革ボンテージファッションに身を包んて色気を振りまく。
ストーリー
人間だれしもひとつらいは心に堅い信条を持っているもの。エドワード・プリンス・ジュニアにとっては、“完璧な背骨”がそれであった。心身の肉体的・精神的健康は正しい背骨の配列が生み出すしっかりとした身体の軸にある、これこそエドワードが世界に広めるべき真実なのだ。
子供の頃のいじめが原因で、強くなるためにレスリングを習い始めたエドワード少年。プロレスラーになりたいという夢を持ちつつ成長した彼は、やがてカイロプラクティックに魅了され、整体師を目指すようになる。一方、父のエドワード・シニアは町の小さな薬局を経営し、健康への鍵は薬に他ならないと信じていた。
二人は真っ向から対立し、エドワードは家を出るはめになってしまった。その後、昼はインターン整体師として働きながら、夜は人体模型柄のボディースーツがトレードマークのプロレスラー“ホネツギマン”として活躍し、身重の妻・キムのためにも独立開業する意志を固めるのだった。
リング生活を引退して、キムと共に故郷に戻ったエドワードは、両親の家の向かいで開業することを決めていた。そしてそんな彼を父は温かく迎え入れてくれた。しかし、感動の再開にむせび泣いたのも束の間、エドワードが街に出かけた隙に、事件は起こってしまった・・・。
長いもみあげにプレスリー風の格好をした男が、ブリス家が経営する薬局兼ソーダファウンテン(薬局に併設されている清涼飲料水カウンター)の前にド派手な車を停めた。隣に乗っている精髄被裂患者スティックス・ヴェローナが痛み止めを買うためだ。スティックスはいきなり店を買い取りたいという強引なオファーをする。彼は地域一帯の薬局をひとつ残らず買収して、自分のフランチャイズチェーン「パフィーズ・ドラッグ」を開店していたのだ。そかもその薬局は「ドラッグの隠れ蓑」として、陰では麻薬密売と不法取引ビジネスを行うのに利用されていた。やっと一人息子と近くで働くことが出来ると喜んでいたエドワード・シニアは、その申し出をきっぱりと断る。するとスティックスは、自ら使っていた松葉杖の改造銃をエドワードの両親とキムに向けると、狂ったように乱射した。
戻ったエドワードは、店の前で3つの遺体袋を見ると、茫然自失で“ビッグ・タイム・プロレス”のリングへと向かう。そこで“ホネツギマン”となった彼は、敵のレスラーのみならず、親友のレスラーやレフェリーまで見境なく次々と打ち倒してしまう。ショックのあまり心身喪失状態になってしまったのだ。“ホネツギマン”に変身したまま会場を飛びだしたエドワードは、自分が誰なのかもわからず、行きずりに出会っ女ドロレスと共にバイクに乗ってあてのない旅をするのだが・・・。
果たしてエドワードは愛する家族の復讐を果たし、幸せな日々を取り戻すことができるのだろうか!?
スタッフ
監督:J・トッド・アンダーソン
製作総指揮:ベン・バレンホルツ
キャスト
マイケル・ラパポート
マイケル・ジェッター
レイチェル・リー・クック
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