実話をモデルにした戦慄のサイコ・リアル・ホラー!

2004/デジタルムービー/78分(予) 製作・配給:竹書房

2005年01月21日よりビデオレンタル発売開始 2005年01月21日よりDVD発売開始 2004年9月11日、渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー公開!

(C)2004 平山夢明/竹書房

公開初日 2004/09/11

配給会社名 0454

解説



<ニュー・タイプのサイコ・ホラーが、遂に映画化!>
「リング」「呪怨」「富江」…数々の話題作とヒット作を排出しているジャパニーズ・ホラーに、いま新しい恐怖が誕生した。東京の街に蠢く戦慄の都市伝説を、リアルな描写で映画化した『東京伝説/蠢く街の狂気』!霊的な超常現象を一切排除し、実話をモデルとしたストーリーは、貴女の“すぐ側に潜む恐怖”を炙り出す…
原作は、「『超』怖い話」シリーズでカリスマ的な人気を博す小説家・平山夢明が、現代社会に生きる人間の心の闇に潜む狂気ばかりを聞き書きした実話恐怖譚『東京伝説』(竹書房・刊)。フィクションも霊的な存在も必要としない極限の“人間地獄”を描いた原作は、2003年に発行されて以来爆発的な人気を呼び、早くも2004年10月に5冊目(竹書房では4冊目)の発売も予定されている。
平山は、“若い女性の都市生活者は普通に生きているだけで危険と隣り合わせである”と原作で記している。その確信を持って平山が描いた怪奇現象、異常事態の被害者を代表する本作のヒロインには、現代女性の等身大の魅力を備えた女優の国分佐智子を起用。セクシーな雰囲気だけではなく、知性的でファッション雑誌等の女性読者からも支持される彼女は、本作が初主演作品となり、日本ホラー映画史上、他の作品では見られない程の精神的に過酷なシーンにも、文字通り体当たりの熱演で応えている。
 監督は、現在のジャパニーズ・ホラー・ブームの礎となった名作「富江」で、レイトショー公開のロングラン記録を達成した及川中。初シナリオ作は、ストーカーという概念が存在していなかった1988年に、ごく普通の主婦とセールスマンの些細な行き違いが、殺し合いまでに発展する人間の狂気を描いた「ドアロック・パーティー」(1989年に高橋伴明監督で映画化「DOOR」)という公募シナリオで、まさに人間の狂気が一般化する時代を予見した作品であった。原作の持つ世界観を映像化する上で、これ以上は無い人選である。
この秋、平山夢明の原作と、国分佐智子の迫真の演技と、及川中の演出とが織り成す悪夢のコラボレーションが、スクリーンに映写される!観る者の内臓を直撃する戦慄に、感情が麻痺し、最後には恍惚感を味わうことだろう。そう、真の恐怖は美味しいのである。

<平山夢明が放つ注目の新シリーズ『東京伝説』が、待望の映画化!>
2004年5月に公開され話題を呼んだ『「超」怖い話A 闇の鴉』。その原作者・平山夢明が執筆する、霊的恐怖とは異なる、人間の狂気が巻き起こす恐怖を扱ったリアル・ホラー『東京伝説』が遂に実写化された!
作家の想像力だけで成立したフィクションではなく、霊的な存在も一切登場しない、従来のホラー小説と圧倒的に異なる手法で上梓された原作は、巷にあふれているホラー小説ファンに大きな衝撃を与えた!発表と同時に人気に火がつき、現在までに発行元の出版社をまたいで以下の4冊が発行されている。
『東京伝説』(ハルキホラー文庫)
『東京伝説/うごめく街の怖い話』(竹書房・刊)
『東京伝説/狂える街の怖い話』(竹書房・刊)
『東京伝説/死に逝く街の怖い話』(竹書房・刊)
 いずれの作品も、平山夢明の出世作である『「超」怖い話』シリーズという実話幽霊譚の取材中に、集まってしまった“幽霊の出ない怖い実話”を聞き書きしたものだ。根底に流れるテーマは、“普通の人間の狂気が一番恐ろしい”というもので、すべての人々に狂う機会がある以上、安全圏はないという現代社会の恐怖を、生理的に嫌な文体で描いている。

<ジャパニーズ・ホラーの礎となった名作『富江』の及川中監督、最新作! >
公募シナリオ「ドアロック・パニック」が長谷川和彦、黒沢清等の著名監督に評価され、88年「DOOR」として高橋判明監督によって映画化。その後、脚本家として高い評価を得た着眼点や世界観を持って、監督業にも進出。99年にはレイトショー公開され、異例のロングラン記録を達成したホラー作品「富江」(主演中村麻美、菅野美穂)を監督し、演出力での評価も得た。
 映画人として活躍する以前に、出版社に編集者として在籍していた経歴や、FM東京(現TFM)の情報番組のパーソナリティーを1年間勤めた経験から、研ぎ澄まされた人間観察と心理描写を得意としている。女優の演技の本質を引き出す個性的な演出方法は有名で、『富江』では菅野美穂に素手でゴキブリを持たせ、平然とセリフを言うシーンを練り上げた。本作でも、主演女優の国分佐智子、相手役の谷口賢志に様々な仕掛けを施した演出は必見である。

ストーリー


狂気が群発する巨大都市・東京。
都心のマンションに、デザイン事務所を持つ大沢裕美子(国分佐智子)の周囲には、些細だが気味の悪い出来事が立て続けに起こっていた。明け方にチャイムを鳴らす奇妙な女。隣室から聞こえる幼児虐待の気配。
そして、ある日届いた手に取るのもおぞましい異様な手紙。そこには「おまえは おれと けっこんする」という文字が書かれており、古めかしい便箋は、一度破り捨てられたものをピアノ線で縫い合わせたものだった。いったい誰がこんな事を…
そんな生活の中、裕美子は今まで出たことが無かった中学時代の同窓会に出席した。しかし、そこに届けられた贈り主不明の封筒からは、血まみれの中学時代の裕美子の写真が!
やがて、消えかけていたおぞましい記憶が、裕美子の脳裏をよぎる…

忌まわしい求婚者が、すぐ側まできている!!

スタッフ

監督:及川中
原作:平山夢明『東京伝説 うごめく街の恐い話』(竹書房)
企画:高橋一平
製作:伊藤明博
プロデューサー:加藤威史
        山崎伸介
脚本:谷村典子
   及川中
撮影:西村聡仁 
照明:福田祐佐
録音:古橋和浩
美術・衣裳:十時かの子
スタイリスト:岩崎奈都子
CG:金海 初芽
スチール:マクス正木
編集:西保典
制作協力:タイムズイン
製作・配給:竹書房

キャスト

国分佐智子
谷口賢志
中村みづほ
林侑香
千原靖史

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