原題:HOUSE OF WAX

2005年6月6日全米公開

2004/アメリカ/カラー/113分 配給:ワーナーブラザース

2007年10月12日よりDVDリリース 2006年04月07日よりDVDリリース 2005年10月22日、新宿・シネマミラノほか全国にてロードショー

公開初日 2005/10/22

配給会社名 0085

解説



 地図にさえ載らない町の、たったひとつの名所−−−その蝋人形館に足を踏み入れた瞬間から、正体不明の恐怖がうごめきだす。不気味なまでにリアルな蝋人形たち。それはいったい、いつ、誰が、どのように作ったものなのか?静まりかえる町、沈黙する住人・・・。そこにおびき寄せられるかのように迷いこんだ6人の若者たちは、誰もために、何のために狩られていくのか?館に封じ込められたおぞましい秘密が、絶叫とともに解き明かされていく。元祖ハリウッド・メイドの「館ホラー」が突きつける正視不能の衝撃。ジャパニーズ・ホラーや韓流ホラーとはまったく違う、有無を言わさぬ恐怖体験がそこにある。ホラーの王道を逆手に取る現代的なセンス、かつてない不気味さをかもし出すスタイリッシュな映像、目をそらしたくてもそらせないショックの連続、予測不能の展開を見せるジェットコースターばりのスピード感。エンターテインメントを極めた新触感体感ホラー『蝋人形の館』。2005年秋、恐怖は人の形をしてやってくる−−−!
 主演は、熱狂的大ヒットとなったTVシリーズ「24−TWENTY FOUR−」で大ブレイクしたエリシャ・カスバート。そして、デヴィッド・ベッカム似の容貌が人気を呼び若手注目株№1と目される『フォーチュン・クッキー』のチャド・マイケル・マーレイ。ホテル王ヒルトンの令嬢であり正真正銘のセレブリティとして世界的関心を集めるパリス・ヒルトンも、この作品で本格的映画デビューを果たした。まさに今もっとも旬な顔ぶれを揃えた、フレッシュでゴージャスなアンサンブル・キャストが、血しぶきをあげて体当たりのホラーに挑む。
 さらに、もうひとつのメインキャラクターというべきは、精巧に作られた100体以上もの蝋人形。生身のにんげんをかたどったその存在自体の薄気味悪さに加え、いつ動き出すかもしれないという絶え間ない緊張感が手に汗を握らせる。
 6人の若者を始めに恐怖へといざなうのは、得体の知れない強烈なにおい。そして彼らが目にする凄惨な光景と、迫り来る悪意。指が、脚が、唇が・・・・・・。リアルに痛みを実感させるようなシーン、どろどろと肌にまとわりついてくる蝋人形の禍々しい秘密。主要キャラクターさえ命の保障はない!という緊迫感の中、不気味な触感を残しながら、一気になだれ込んでいく本作ならではの圧巻のクライマックスシーン。まさに五感のすべてをしべ記する2時間まるごとの体感ホラー。
 皮膚に貼りついた恐怖は拭い去ることができない!

ストーリー



カーリー(エリシャ・カスバート)は親友のペイジ(パリス・ヒルトン)とともに、それぞれの恋人を連れ、大学フットボールの試合を観戦しようとスタジアムを目指していた。普段が折り合いの悪いカーリーの双子の兄ニック(チャド・マイケル・マーレイ)も友人を連れて同行し、6人グループでの深夜のドライブ。途中、キャンプ場で一泊することにしたものの、異様なにおいが立ち込めていたり、正体不明のトラックの嫌がらせを受けたりと、6人は落ち着かない一夜を過ごす。翌朝、車の部品が抜き取られていることに気づき、途方にくれていた彼らに、声をかける男がいた。近くのm地まで送ってくれるという申し出に、カーリーは恋人のウェイ度(ジャレッド・バダレッキ)と一緒に男の車に乗り込んだ。町の名は、アンブローズ。ルイジアナの片田舎に人々から見捨てられたようにひっそりとたたずむ小さな、さぶれた町だった。目指すガソリン・スタンドに人影はなく、通りかかった教会の扉を開けると、折り悪く葬儀の真っ最中。教会の中から飛び出してきたガソリン・スタンドの店主に怒鳴りつけられ、葬儀が終わるのを待つ間、町の中を歩きまわるふたり。雑貨屋、理髪店、ペットショップ、映画館、そして古びた家々。静かすぎる町は、閑散として人影もなく、窓からカーテン越しに覗いている女性も、決してふたりに声をかけようとはしない。やがて、ふたりの目に飛び込んできたのは、丘の上にあるひときわ目を引く建物。「トルーディーの蝋人形館」と壁に大きく掲げられた文字が、かつてここが大人気を博したアンブローズ唯一の名所だったことを物語っている。ウェイドは好奇心に任せて扉を開けた−−−。中では、本物の人間と見まごう蝋人形たちが、お茶を飲み、ダンスをし、笑いながら語り合っていた。仕事中のメイドもいれば、愛を囁き合うカップルもいる。人形の素晴らしい出来栄えに目を奪われるふたり。誰かに見られているような気がするのは、人の気配なのか、人形の気配なのかもわからない。
 彼らは、そのときにまだ想像さえしていなかったのだ。この町に隠された恐ろしい秘密、自分たちの身に降りかかる悪夢のような出来事、そして、命懸けの闘いがこれから始まるということを・・・。

スタッフ

監督:ジャウマ・コレット=セラ
製作:ジョエル・シルバー、ロバート・ぜメキス、スーザン・レビン
脚本:チャド・ヘイズ、ケアリー・W・ヘイズ
製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ、スティーブ・リチャーズ、ブルース・バーマン
共同製作:リチャード・ミリシュ
撮影:スティーブン・ウィンブルドン,A.C.S.
美術:グラハム・“グレイズ”・ウォーカー
編集:ジョエル・ネグロン
音楽:ジョン・オットマン

キャスト

エリシャ・カスバート
チャド・マイケル・マーレイ
ブライアン・バン・ホルト
パリス・ヒルトン
ジャレッド・バダレッキ
ジョン・エイブラハムズ
ロバート・リチャード

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