原題:MIND GAME

その男、気合だけで生還。 愛しい過去×はじける未来∞ハイパーテンションムーヴィー!

2004年/日本/103min/カラー/スコープサイズ/ドルビーデジタル 配給:アスミックエース

2016年4月30日、新文芸坐にてオールナイト上映 2004年8月7日より 渋谷シネクイント、心斎橋パラダイススクエアにて夏休みロードショー!

(c)2004 MIND GAME Project

公開初日 2004/08/07

配給会社名 0007

解説


『アニマトリックス』、『ケン・イシイ/EXTRA』
NTT東日本CM『ガッチャマン』…
あらゆるシーンのエキサイティングな映像には必ずその名を連ねて来た
精鋭集団STUDIO4℃が、再び映像史の新たな世紀を切り拓く。

原作は、知る人ぞ知る、そして、知らなかった人は皆、そのマジカルな世界に熱狂し、自らが知らなかったことを悔やむ傑作コミック『MIND GAME』(原作:ロビン西)。

監督は、劇場版『クレヨンしんちゃん』で注目を浴び、シュールな短編『ねこぢる草』を手掛けた天才アニメーター湯浅政明。業界中が待ちに待った、長編初監督作。

実写、2D、3Dを融合させ、路地裏から宇宙までを超絶技巧によってメタモルフォーズさせてゆくハイブリッドムーヴィー。

この斬新な映像表現に勢いと深味を与える音楽を手掛けたのは、ROVO、羅針盤等のユニットで世界的に評価の高い山本精一。

映像、物語、音。真摯に勇敢にのびのびと奏でられたそれぞれの要素は、絶妙に響き合い、ジャパニメーションというカテゴライズでは到底収まり切らない、爆発的な覚醒感とエネルギーに満ちた空間となって魂を騒がせる。

これが、誰も予想しなかった、日本のアニメーションの進化形。

既に『マトリックス』シリーズを手掛けたジョエル・シルバーが、海外配給プロデューサーに名乗りを上げた!

STUDIO4℃が放つハイパーテンションな映像万博、『マインド・ゲーム』いよいよ登場!

ストーリー



列車に乗っていた西(今田耕司)の目の前に飛び込んできた、初恋の女の子みょん(前田沙耶香)。二人は再会を喜び、彼女は姉のヤン(たくませいこ)と共に営なんでいる焼き鳥屋へ招待する。久方ぶりのみょんのオヤジ(坂田利夫)に彼女のフィアンセ、りょう(山口智充)も紹介され、結婚相手が自分ではないことを実感する西。しかしそこに現われた借金取りが、全ての状況を一変させた。みょんのオヤジは借金のみならず、サラ金に勤める若い女の子と同棲しており、取り立て屋のヤクザはまだしも、その手下でかつてJリーガーを目指していたアツ(中條健一)の尋常ならぬ怒りを買っていたのだ。復讐に燃えるアツは遂に爆発し、ピストルを持ち出した。ビビリ続けた西はずっと好きだった女の子さえ助けられぬまま、ケツに銃を突っ込まれ、あまりにもカッコ悪い死に方をしてしまう。黄泉の世界で自分のぶざまな死に様を見せつけられた西は、「もうおわり、君、そこんとこまっすぐ、ま〜っすぐ歩いていき。そのうち消えるから」という神様に逆らい、反対の方向に全力で走り出す。
「俺は戻る。なによりも力強く、まっすぐと、のびのびと、楽しく、活き活きと、すべての力でやってみるぅー!」
すると一時は消えかけた身体も復活し、遂には現世へと戻るチャンスを与えられる。神様はいう。
「やってみ、信じてやってみい」
最悪の瀬戸際ではあったが、西は見事にリスタート成功。ヤクザの車を奪い、みょんとヤンと共に逃走する。しかし、ヤクザのボス(島木譲二)がそれを許すはずがなかった。迫り来る追っ手の一群とのデッドヒートの末、なんと巨大なクジラに呑み込まれてしまう!
なんとか生きていることを確認した3人。真っ暗なクジラの中でやたらポジティブな西は、自分が一度死んだことを告白する。
「自分をとことん信じたら、信じ切ったら戻ってこれたんや。素直に、誠実に。信じたままに行動することこそが、すべての壁を打ち破る武器や」
すると突然、そこにカタコトの日本語を話すじーさん(藤井隆)が現われた。
「アタシ、アタシ、ラジオモテマ〜ス!」
意外にも安息の地然としたクジラの中で、束の間の享楽に耽る4人。クジラからの脱出は限り無く不可能に近く、だからこそじーさんはこのクジラの中で30年以上も暮らしていたのだ。自分の不甲斐無さが身に染みる西。その一方で、クジラにも少しづつ異変が起こり始めていた。

スタッフ

監督:湯浅政明
原作:ロビン西
音楽:山本精一と不思議ロボット「MIND GAME」

キャスト

声の出演:今田耕司
     藤井隆
     山口智充(DonDokoDon) 
     中條健一
     前田沙耶香
     たくませいこ
     坂田利夫
     島木譲二

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す