角川映画製作・配給第一弾

2004年/94分/ビスタ/ドルビーSR/PG-12 配給:角川映画、エンジェル・シネマ  

2005年04月29日よりスタンダード・エディション版&コレクターズ・エディション版DVDリリース 2005年04月29日よりビデオリリース 2004年12月25日よりアミューズCQN シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー!

公開初日 2004/12/25

配給会社名 0058

解説



 原作は当時17歳・女子高校生だった綿矢りさ(第二作「蹴りたい背中」で芥川賞受賞)が執筆、文藝賞)を受賞して50万部を突破したベストセラー小説。誰もが身に覚えのある、どうにもならない疼きと再生の物語は、同じ年代の女性はもとより幅広い層の読者の共感を集めた。
 学校生活&受験戦争からドロップアウトした主人公・朝子を演じるのは、映画、ドラマ、CM、グラビア
と活躍し、同世代の女優の中では常にトップを走り続ける上戸彩。いままでにない大胆な演技を披露している。相手役の“おませ”な小学生かずよしには、こちらも数々の映画、ドラマに出演、“天才子役”の名を欲しいままにしている神木隆之介。また脇を中村七之助、菊川怜、小島聖、田中好子といった個性溢れる俳優陣がひとクセあるキャラクターを演じる。
 監督は、岩井俊二や本広克行らと共に深夜ドラマ・バラエティ黄金期の一翼を担い、近年では「慎吾ママドラマスペシャル」「ウソコイ」等のドラマを手がけ、好評を博した片岡K。これが満を持しての映画初監督作。本作ではバラエティーやドラマで培った演出センスの良さを如何なく発揮している。
 また、脚本はデビューから短期間で「カバチタレ!」「ランチの女王」「きみはペット」とコンスタント
にゴールデン枠の連続ドラマを執筆、若手実力派としてメキメキと頭角を現した大森美香。原作にはない設定もプラスして・ポップで乙女な“インストール”ワールドを誕生させた。

ストーリー


 “恋も勉強もイマイチうまくいかない、平均そこそこな女子”として過こす毎日に突然脱力してしまったわたしは”学校へ行くという習慣を捨てた。「あんたにゃ人生の目標がない」とお説教してくれる片思いの彼もいるけど。「もう17歳」という焦燥感と「まだ17歳」という安心感。このまま小さくまとまった人生を送るのかもしれないと思うとどうにも苦しい。
わたしが捨てたパソコンを拾っていった小学生・かずよし(神木隆之介)はかなり変わっている。カワイイ顔をしてパソコンをインストールし直し、押入れでこっそりネットにつなぎ、いいバイトを見つけたという。それは人妻風俗嬢“ミヤビ”の身代わりエロチャット!そこでふたりが見たものは…。

スタッフ

監督:片岡K
原作:綿矢りさ(第38回文藝賞受賞作 河出書房新社刊)
脚本:大森美香
主題歌:Rita iota(日本クラウン)
製作:角川映画・テレビ東京・日活・ハピネット

キャスト

上戸彩
中村七之助
神木隆之介
菊川怜(友情出演)
小島聖
田中好子

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