原題:Comme une image

人生は、発見と感動の宝石箱。

2004年カンヌ国際映画祭 コンペ部門出品 最優秀脚本賞受賞 フランス映画祭横浜2004::http://www.unifrance.jp/yokohama/

フランス公開:2004年9月22日

2003年/フランス/111分/ 配給:ギャガ・コミュニケーションズ

2004年10月30日より、銀座テアトルシネマ他にて全国順次ロードショー

公開初日 2004/06/16

公開終了日 2004/06/20

配給会社名 0025

解説


自分に自信がなくて、落ち込んだりイライラしたり、人々はさまざまな理由で不満がいっぱいだ。そんな疑心暗鬼の心を持ったパリジャンたちは、ある出会いがきっかけで、ステキに変わるのです。“ジャクリ”の愛称で知られるアニエス・ジャウィ&ジャン=ピエール・バクリの6作目となるコンビ作で、数々の賞を受賞した『ムッシュ・カステラの恋』に引き続き、ジャウィが監督のメガホンを取り、今年のカンヌ映画祭で脚本賞に輝いた。

これまでも“愛すべき偏屈者たち”の群像をシニカルかつ温かなまなざしで綴ってきた“ジャクリ”の最新作は、思春期の一時期、自信を喪失していたジャウィの実体験をヒントに、決して容易くはないままならぬ人生に立ち向かう人々のドラマを、合唱システムをモチーフに描く。

「演劇の授業で行き詰まっていた頃、歌のレッスンを始めた私は、日本人の女性合唱団の素晴らしい歌声を聞いて、信じられないほどの感動を受けました。こうして私は、時間や仕事とのかかわりあいが心を鎮めてくれる世界に入り込んだのです。書くということは、それだけですでに音楽的です。それは本能的な行為なのです。物語と音楽は、リズムとセンスという共通項があります」(アニエス・ジャウィ)

出演は、歌の教師シルヴィアにジャウィ、老いに怯える大作家エティエンヌにバクリ。エティエンヌの娘で思春期の悩みを抱えるロリータ役で、『彼女の彼は、彼女』のジョジアーヌ・バラスコの娘マリルー・ベリが映画デビューを飾ったほか、『カミーユ・クローデル』のローラン・グレヴィルが売れない脚本家のピエールで、ナンテール・アマンディエ時代のクラスメイト、ジャウィと夫婦役を演じる。

ストーリー



女優を夢見るロリータは、20歳。しかし、彼女はモデルのような容姿も、美しく歌える声も持ち併せてはいない。若いカリーヌと再婚した父親のエティエンヌは、大作家だが、娘の自分への評価が気がかりだった。そして、年老いていくことへの不安も。鳴かず飛ばずの脚本家ピエールは、自分が成功することなど、ほとんど考えていない。彼の妻で、歌の教師のシルヴィアは、ピエールの先妻との子供の接し方に戸惑っている。彼女は夫の才能を信じているが、自分には自信がなかった。誰もが自信を失いかけ、自信を取り戻したいと思っている彼らに、やがて転機が訪れる……。

スタッフ

監督:アニエス・ジャウィ
製作:ジャン=フィリップ・アンドラカ、クリスチャン・ベラール
脚本:ジャン=ピエール・バクリ、アニエス・ジャウィ
撮影:ステファーヌ・フォンテーヌ
音楽:フィリップ・ロンビ

キャスト

マリルー・ベリ
アニエス・ジャウィ
ジャン=ピエール・バクリ
ローラン・グレヴィル

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