海の夢、都会の虚

2004年/日本/カラー/37分/ 配給:KAERUCAFE

2008年11月21日よりDVDリリース 2004年5月8日よりテアトル池袋にてレイトショー

ビデオ時に変わった場合の題名 台風一過

公開初日 2004/05/08

公開終了日 2004/05/14

配給会社名 0448

解説





「映画とインターネット」に観る「母と子」

 同じ時代に存在する、一見すると共通点のないように思える二つの空間。その異空間にそれぞれに合った監督を立てる事により、1つのドラマから環境に合った、2つのドラマが生まれる。

 映像・音響・編集・脚本 すべての技術が結集することにより、初めて実現が可能となった次世代ドラマをお楽しみください!!

ストーリー





「沖縄」を舞台に、この3つの「母と子」の関係と時間軸が、台風と共に激しく揺れ動く。

 沖縄へ「再出発」とばかりに、移住した母・美智子と娘・さゆり。友達同士のような、その親子は「期待と希望」を胸いっぱいにふくらませ、意気揚揚と沖縄の町を歩いていく・・・。しっかり者のさゆりは、気分屋の母の行動に、いつもヤキモキさせられていた。「移住」という親子にとっては、大きなイベントに水を差すかのように現れた「大型台風」が、その親子を襲い、本心をぶつけ合う親子。そこで初めて見えた事とは・・・。

 実家の定食屋をそのまま続けることに疑問をもち、心機一転「お弁当屋 まんぷく」を沖縄ではじめた陸男(リクオ)。父親の反対を押し切っての独立の背景には、いつも心配している母の姿があった。忙しい毎日を送る陸男に、母からの電話が来る。「たまには、帰っておいで・・・」と言う母に、忙しいと電話を切る陸男だったが、「帰ってきて欲しい」という言葉には、いつも影で支えてくれていた母の、珍しく素直な願いが隠されていた。

 海外で色々な海を潜った経験を持つ美咲。その類まれな女性とは思えない強い好奇心に「沖縄の海」は常に答え続け、美咲は毎日のように沖縄の海へと潜る・・・。活発で明るいスキューバダイビング・インストラクター美咲の母は、沖縄=台風が多い=海は危険。と、ばかりに台風が沖縄に近づくと決まって美咲に電話をしていた。台風の強さと母の電話の本数は比例していただけに、「今回は、大型台風だから母の電話凄いのだろう」と構えていた美咲。だが、一向に母からの電話がこない。何かあったのか?台風が近づくにつれ、不安が募る美咲だった…。

スタッフ

製作総指揮:秋原正俊
脚本・デザイン:落合雪恵
撮影:中村健勇
音楽:KIRAJA
ヘアメイクスタイリスト:高橋恵美子
製作・配給:KAERUCAFE

キャスト

烏丸せつこ
堀北真希
黒田アーサー
村井美樹
菅井きん

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