捏造系ファンタジック・ラブコメディ出現! 「ファンタジー保存協会」はあなたに夢をお届けします。

2004年/日本/カラー/ビスタサイズ/92分 配給:クロックワークス

2007年12月21日よりDVDリリース 2005年07月22日よりDVDリリース 2005年07月22日よりビデオリリース 2004年12月4日(土)より渋谷シネ・アミューズにてレイトショー 他全国順次公開

公開初日 2004/12/04

配給会社名 0033

解説



これは「ファンタジー保存協会」という謎の秘密組織が中心となってストーリー展開していく物語。UFOやネッシー、カッパ、人面魚など数々のオカルト伝説のすべては、夢の無くなった世の中へ警鐘を鳴らし、人々へ夢を提供するために彼らによって創り出された“捏造”、もとい<ファンタジー>だった!

主人公は20代後半の、同棲生活4年目の倦怠期真っ只中のカップル。取り立てて夢もなくケンカばかりの2人が、人々へ夢を与える「ファンタジー保存協会」の怪しいメンバー達と出会い、バカバカしいドタバタ劇を繰広げた果てのクリスマスの夜、<ファンタジー>が彼らにそっと舞い降りてくる…、というクリスマスにぴったりの心温まる作品です。

 本作は、劇団WAHAHA本舗の作家すずまさ氏による人気舞台劇を原作に、映画化にあたって同氏が脚本を再執筆し製作されました。
 主人公であるカップル2人を演じる俳優には、実力派若手女優の伊藤歩(「スワロウテイル」「きょうのできごと」)と、劇団ナイロン100℃看板俳優の大倉孝二(「ピンポン」「生烏龍」のTVCM)。「スワロウテイル」で鮮烈なデビューを飾った、伊藤歩。
 脇を固めるのもさらに豪華メンバーで、劇団そとばこまちの生瀬勝久(「トリック」シリーズ)、劇団☆新感線の古田新太(「木更津キャッツアイ」)、三谷幸喜ファミリーの近藤芳正(「世界の中心で、愛をさけぶ」)、そして水橋研二(「茶の味」)やマギー(「アイデン&ティティ」)、さらには久本雅美や柴田理恵などのWAHAHA本舗メンバーが全員総出演する、映画&TVでお馴染みの超人気舞台系俳優オールスターキャスト。そしてそしてエンディングテーマにはあの氣志團を起用し、その新曲は作品の賑わいにいっそう花を添えています。

ストーリー



 この物語の主人公は健太と美和。年齢は20代後半、同棲4年目になるカップルです。結婚のタイミングも逃し、まさに倦怠期の真っ只中。これといった夢もない漫然とした日々を送り、口を開けばケンカばかりです。
 ある夜、例によってしょ一もない事で美和とケンカした健太は、家を飛び出し銭湯へ。その帰り際、自分の靴が無くなり、そこヘナゼかスキューバ・ダイビングの足ヒレを改造した“カッパの足”が置いてあることに気付きます。しかたなくそれを履いて夜道をブラブラ、いやペタペタ歩く健太。するとその背後に一台のワゴン車が急停車。何といきなり拉致されてしまいます。うわっ、カッパのたたり!?
 健太が連れ去れた先は「ファンタジー保存協会」という団体の事務所でした。聞けば彼らは夢のない現代社会に警鐘を鳴らし、世の人々を楽しませる<ファンタジー>を演出する世界規模の秘密組織だと言うではないですか。
 訝しげにその具体的な活動について聞いてみた健太。驚く。チョ〜驚く。何しろあのUFOやネッシー、さらには雪男や口裂け女、あげくの果てには人面魚やカッパまで、それら数々のオカルト伝説は、オール全てぜ〜んぶ彼らによって創られたウソ、いや“捏造”、もとい<ファンタジー>だったというのだから!!つまり健太がさらわれたのも、カッパ伝説を“捏造”する際に使用し、うかつにも銭湯に忘れた小道具=“カッパの足”を取り戻すためだったのです。しかしどういうわけでしょう。健太はそんなバカバカしい事を大マジメにやっている彼らの心意気に打たれ、協会への入会を決意。さらにはその事務所へ引越しまでしてしまいます。なんとまあ、単純で純粋なヤツだこと。
 しかしそんな折、大事件が勃発!カッパ伝説の“捏造”、もとい<ファンタジー>制作の際、その一部始終が隠し撮りされ、写真週刊誌に掲載されてしまったのです!あくまで秘密組織である協会にとって、それはその存続すら危ぶまれる一大事。そんな大失態を犯した彼らは、フィンランドにある協会本部からの世にもマヌケで恐ろしい厳罰「ファンタジーおしおき」に怯えるハメに……。

スタッフ

監督:山口博樹
脚本:すずまさ
エンディングテーマ:氣志團『一瞬の夏』東芝EMI
製作:スペースシャワー・ピクチャーズ/クロックワークス
配給:クロックワークス

キャスト

大倉孝二『ピンポン』 伊藤歩『きょうのできごと』
近藤芳正『世界の中心で、愛をさけぶ』
古田新太『木更津キャッツアイ・日本シリーズ』
水橋研二『ロックロールミシン』
マギー『アイデン&ティティ』 
佐藤正宏
久本雅美
柴田理恵
生瀬勝久『トリック 劇場版』

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