原題:MAKOTO

2005年/日本/カラー/115分/ 配給:松竹

2005年09月07日よりビデオリリース 2005年09月07日よりDVDリリース 2005年2月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国ロードショー公開

公開初日 2005/02/19

配給会社名 0003

解説


『踊る大捜査線』の脚本家・君塚良一、初メガホン!
『きらきらひかる』の原作者・郷田マモラ、初の映画化!
東山紀之主演、和久井映見、哀川翔、室井滋、ベッキー

宿命的な能力を持つMAKOTOが出逢う、切なくて悲しい、
そして優しいエピソード…。
クライマックスで明らかになる、自分の妻の死にまつわる愛の真実!
    その意外な結末が、観る者の心を大きく揺さぶる!!

監察医の真言(マコト:東山紀之)は、“想いを残して死んでしまった人の霊が見える”特殊な能力を持っていた。純粋な彼は、仲間の刑事(哀川翔)や同僚(室井滋)、研修医(ベッキー)たちと共に、必至に霊の心残りを捜し求め、事件を解明していく。そして、切なくて悲しい、さまざまな真実に直面するのだった。そんな彼自身にも、事故死した妻:絵梨(和久井映見)が霊となって現れていた。伝えきれなかった想いを抱いて…。彼はやがて、妻の死にまつわる愛の真実を知る!

意外な結末で観客の心を大きく揺さぶる感動作を監督したのは、大ヒット作『踊る大捜査線』の脚本を手掛けた君塚良一。単行本にもなった『キネマ旬報』の人気連載「脚本通りにはいかない!」で読者を魅了した、彼の映画に対する深い造詣と大きな愛情が、珠玉の名作を誕生させた!

ストーリー

真言(マコト:東山紀之)は大学病院に勤務する監察医。彼は、現世に想いを残したまま事件によって死んだ人の霊が見える特殊な能力を持つ。純粋な真言は、仲間の刑事(哀川翔)や同僚(室井滋)、研修医(ベッキー)と共に、必死に霊の心残りを捜し求め、事件の真相を解き明かしていく。伝えられなかった想いが残された相手に伝わると、霊たちは消えていく。それは、本当の別れになってしまうのだが…。

第一の事件が起こった。幼い少女・春菜の突然死事件。
原因不明ということで警察は処理しようとしたが、春菜の霊を見てしまった真言は再度検死を行なう。そして春菜の体に虐待の跡を見つけ、その真実を母親・泉に突きつける。泉は一人で春菜を育て、仕事の忙しさから娘にあたってしまっていたことを認めた。だがまだ春菜の霊は消えない。実は、春菜は泉を求めてジャングルジムから転落死してしまっていたと真言が解き明かす。春菜が求めていたのは母親からの謝罪ではなかった。「ママに抱っこして欲しかったの」。娘のけなげな想いを知らされ、涙を流す泉。想いが伝わったのか、春菜は天に消えていく。

実は、真言のところにも、事故死した妻・絵梨(和久井映見)の霊が現れていた。だが霊の想いを知ってしまうと霊が消えてしまうことを春菜の事件から真言は実感し、妻の死の真相を求めることを躊躇する。

第二の事件は、若い女性・真由子の絞殺事件。
霊視により、真由子は実は二人の男と付き合っていて、その恋愛感情のもつれから発生した事件で死亡したということを突き止める真言。
真由子の霊は、父親(武田鉄矢)の前に現れてその真実を告げ「ごめんね」と謝り消えていく。父親に、理想の娘としての自分ではなく、本当のままの自分をみてほしかったのだろうか。
父親は「こんな真実は知りたくなかった」と真言をなじる。本当の真実というのは、残された人々を傷つけることもあるということが、真言を苦悩させる。

数々の事件を経験し、ますます自分の妻の死の真相を求めるべきかどうか真言は思い悩む。そんなある日、真言は、妻・絵梨の事故死に関わった人間と出会い、自分の妻の死にまつわる悲しい愛の真実を知ることとなる…果たしてその真相とはなんだったのか。妻の残した想いとは…そして真言にはなぜ霊が見えてしまうのか。。。

スタッフ

脚本・監督:君塚良一
原作:郷田マモラ「MAKOTO」モーニングKC刊
撮影:林淳一郎
照明:豊見山明長
美術:丸尾知行
企画:日本テレビ放送網株式会社
製作協力:株式会社ツインズジャパン

主題歌:河口恭吾 「夢の真ん中」 挿入歌:「胸の言葉」

キャスト

東山紀之
和久井映見
哀川翔
ベッキー
室井 滋
武田鉄矢
三輪ひとみ
河合美智子
別所哲也
佐野史郎
小林すすむ
中島啓江
小堺一樹

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