原題:Starship Troopers 2: Hero of the Federation

前作から7年・・・ あのSFアクションの傑作が更なる進化を経て世界に先がけ、 遂に日本先行上映決定!

2003年/カラー/スタンダードサイズ/ドルビーサウンド/上映時間1時間32分 日本語字幕:小寺 陽子 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

2004年11月03日よりビデオレンタル開始 2004年11月03日よりDVD発売開始 2004年6月12日(土)より 銀座シネパトス・シネマ メディアージュほか全国順次ロードショー!

公開初日 2004/06/12

配給会社名 0042

解説


<今回のドラマはここが違う>
 昆虫型生物バグズと人類との戦いが激化する近未来。バグズの支配する辺境の惑星で彼らと交戦していた地球連邦軍の中隊は、バグズのもう攻撃に退却を余儀なくされ、付近にある前哨基地に立てこもる。が。そこで彼らを待っていたのは、想像を絶する事態だった。
 ヒット作『スターシップ・トゥルーパーズ』と同じ世界を舞台に描かれる正統派の続編。しかも監督は、あのストップモーション・アニメの名匠フィル・ティペット。これまで数々の名監督と組んできた彼が、監督だけでなく、ストーリーと脚本にも参加。前作の世界観と過激なアクションを踏まえつつ、新たなドラマを描くことに挑戦した。上官を殺害した過去を持つベテラン戦士、ダックス大尉、テレパス能力を持つ女兵士サハラなど人間ドラマも展開していく。

<ティペット監督の選んだVFXスーパーバイザーは名手2人>
 本作で監督業に初挑戦したフィル・ティペットは、VFXファンなら誰もが知っているストップモーション・アニメの名匠。『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のAT−ATスノーウォーカーやトーントーン、『ロボコップ』のED-209、『ジュラシック・パーク』の恐竜たちを生み出し。映画の視覚効果の進歩に多大な影響を与えた人物だ。アカデミー賞の視覚効果賞も『スターウォーズ/ジェダイの復讐』『ジュラシック・パーク』で受賞している。
 その彼が、自ら生み出した『スターシップ・トゥルーパーズ』のバグズたちを再び用いて新たなドラマを描いたのが本作。他の監督の指揮下ではなく、彼自身が監督したバグズはどう動くのか、この点だけでもVFXファンならチェックしないではいられない。
 今回VFXスーパーバイザーを務めたのは、『コモド』で監督デビューしているVFX名人のマイケル・ランディエリとティペット・スタジオ出身のエリック・レヴィンの2人だ。2人とも長年、ティペットと組んで仕事をしている。

<製作者と脚本家は『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』の友人たち>
 さらにティペット監督の脇を固めるのは『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』で組んだ友人2人、製作者のジョン・デイヴィソンと、脚本家のエド・ニューマイヤー。この2人が本作に参加したのは、企画段階からだ。ティペットがまず、本作の企画を持ちかけたのが製作者のジョン・デイヴィソン。彼と一緒に映画会社に企画を売り込みに行き、この企画に興味をもたれたところで声をかけたのが脚本家のエド・ニューマイヤー。ティペットと彼と不ありで基本コンセプトを作り、原案が売れたところで、。一緒に脚本を書き始めた。ティペット自身が「この2人がいなければとても完成までこぎ着けなかった」と発言しているほど、この2人の本作への貢献は大きい。
 撮影監督は『フィアー・ドット・コム』のスタイリッシュな映像や、『ガルガメス』の豊かな色彩で注目のドイツ出身の気鋭クリスチャン・セバルト。プロダクション・コーディネーターには『スターシップ・トゥルーパーズ』にも参加。『アルマゲドン』『フィフス・エレメント』などでミニチュアを手掛けたマイケル・デニスが担当している。

ストーリー


 人類と昆虫型生物=場バグズとの戦争が続く近未来。地球連邦軍は、テレパス能力を持ち作戦を立案するサイキックと、実戦を担当する兵士たちによって構成されている。現在、地球連邦軍はさらにバグズの活動ゾーン深くへと進軍し、激戦を続けていた。しかし、未だ集結の兆しは見えない。軍は今日も戦況の実態を隠して「英雄求む!」という勇壮な新兵募集のCMを流している。
 その頃、敵の惑星で戦闘を続けるシェパード将軍の中隊は苦戦していた。シェパード将軍は、無数のバグズに周囲を包囲されたことを知り、これ以上の被害を食い止めるため、ディル中尉とレイク軍曹に、隊を近くの前哨基地へと退却させるよう命じる。軍曹は将軍と共に残って戦うことを希望するが、将軍は「ディルはサイキック、実戦は君が専門だ。君が隊を指示しろ!」と命じ、部下2人だけを残して隊を退却させる。

 中隊は前哨基地にたどりつくが、基地はバグズの攻撃によって荒れ果て、人間の姿はひとりも見当たらない。通信室もバグズの破壊されているのを発見したレイク軍曹は、サハラら兵士たちと基地内を調査し、ゴミ焼却炉に閉じ込められた男を発見する。彼の名はダックス大尉。彼は青銅星賞、パープルハート勲章などを受勲する功績を持つが、戦場で上官である大佐の命令を拒否して彼を殺したために閉じ込められていた。ディル中尉はダックスを幽閉したままにしておくよう命じるが、そんなときにバグズが基地を急襲、戦闘が開始され、サハラはダックスを解放して戦闘に参加させる。ダックスは焼夷弾を使ってバグズを攻撃、また基地に設置されていたバグズの侵入を防ぐ電気バリア装置を復活させてバグズを撃退する。

 その直後のレーダーがバグズに追われて前哨基地に向かってくる人影を発見、それはシェパード将軍と3人の兵士だった。彼らはかろうじてバグズの攻撃を逃れて基地に避難する。将軍とともにやってきたのは、戦場で将軍を助けた衛生兵のグリフ伍長とぺック技術軍曹、そして彼らが見つけた美しい女性兵士ソーダ二等兵。彼女は昏睡状態に陥っており、彼らが見つけたときからその状態が続いているという。将軍はダックス大尉の素性を知るが、士官として任務につくよう命じる。

 一方、ディル中尉は自分の命令を破ってダックス大尉を解放したサハラを叱責する。彼女はかつて優れたサイキックで、思春期の訪れとともにその能力が弱まったのだが、最近また能力が強まっているのを感じていた。2人が対立しているときに、ダックスが現れ「上官ヅラする奴に男の価値はない」とディル中尉を批判する。ダックスは自分が鍛えた若い兵士たちを上官の無謀な作戦により無駄死にさせてしまったことを語り、「そんな戦争のどこに栄光がある?」とディル中尉に問う。

 しばらくして、昏睡していたソーダ二等兵の意識が戻る。彼女はダックス大尉を誘惑するが、彼は取り合わない。するとサハラ二等兵の寝室に裸で侵入し、サハラが逃れると、今度はホートン二等兵に迫る。ホートンはその誘いに乗るが、彼はなぜか異常な反応を示す。そこにホートンと交際中のサンディー二等兵が登場、その場面を目撃してショックを受けて走り去る。が悲嘆に暮れる彼女の前に現れたのは、ソーダと共に基地にやってきた兵士のひとり、衛生兵のグリフ伍長。彼はサンディーを誘惑する。
 そのころ、ソーダと一緒に基地にやってきたぺック技術軍曹も不審な行動を起こしていた。設備の修理を頼むふりとして兵士を襲ったぺックの口から出現したのは、新種のバグ=パラサイト・バグだった。彼がそのバグを兵士の口から身体に侵入させる・・・

スタッフ

監督:フィル・ティペット
製作:ジョン・デイヴィソン
製作総指揮:グレン・S・ゲイナー
原作:ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」ハヤカワ文庫SF刊
脚本:エド・ニューマイヤー
撮影:クリスチャン・サバルド
編集:ルイス・ラバッキー
音楽:ジョン・W・モーガン、ウィリアム・T・ストムバーグ
視覚効果スーパーバイザー:グレイグ・へイズ、エリック・レベン
特殊効果スーパーバイザー:マイケル・ランティエリ
アニメーションスーパーバイザー:ピーター・コーニグ

キャスト

リチャード・バージ(ダックス)
コリーン・ポーチ(レイ・サハラ)
ビル・ブラウン(オーチス・ブリック)
エド・クイン(ジョー・グリフ)
ドリュ—・パウエル(キッパー・トール)
エド・ローター(ジェン・G・シェパード)
ケリー・カールソン(チャーリー・ソーダ)
サイ・カーター(ビリー・オッター)

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