原題:INTER GALACTIC LOVE HINOKIO

会ってみたいんだ、 本当の君に。

2005年/日本/カラー/111分/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/ 配給:松竹

2005年11月26日よりDVDリリース 2005年7月9日、丸の内ピカデリー2ほか、全国松竹・東急系にてロードショー

公開初日 2005/07/09

配給会社名 0003

解説



岩本サトルは、突然の事故で母親・サユリを亡くした.自らもそのショックからリハビリを拒否し、車椅子で生活をしている。そして事故から筆年後、不登校に対する新しい試みとして、本人が自宅から遠隔操作するロボットによる代理登校が始まり、サトルの父親・薫は、自分が開発したロボットを、部屋に引きこもっているサトルに与えた。サトルは部屋でロボットを操縦し、1年ぶりに学校に登校する。材料に檜が使われていることから、早速その場で「ヒノキオ」というあだ名をつけられる。HINOKlOに興昧を持ったガキ大将のジュン、子分の丈一、健太の3人は、他人とコミュニケーションをとらないHINOKIOの態度が面白くなく、イジメに近い手荒ないたずらをする。そして…。

ロボットを使う少年は、学校に行き、友情を知り、ひとりの少女と出逢い、人間同士のつながりと人の温もりを改めて体感していきます。ロボットを与えた父親は.断ち切れた自分と息子との関係に少しでも道が開けることを願い、そしてロボットを通じて少年と知りあった少女は.少年本人と直接会いたいと強く願うのです。本作は、人間が人間を想う、大きく温かい愛情を描いた映画なのです。

監督・原案・脚本そしてVFXを担当するのは、『河童』、『ACRl』、映画『FINAL FANTASY』など数々の作品でVFX監督を務めてきた秋山貴彦。20年に渡り温めた構想を.誰も観たことのないオリジナル・ストーリーに創り上げた、渾身の第一回監督作品。共同脚本は第57回米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ、世界中で話題になった『頭山』の脚本家・米村正二と。『水の旅人』『河童』の末谷真澄が担当。さらには日本が世界に誇るVFX界の第一線の才能たちが集結し、新しいビジュアル世界を、スクリーンに見事構築。音楽は、『黄泉がえり』などの数々の大ヒット映画と、「砂の器」などのTVドラマの音楽を多数手掛けているメロディメーカー千住明が担当。美しいピアノの旋律とオーケストレーションが、観る人の心をとらえ、涙を誘います。主題歌は今年2月にメジャーデビューを飾った18歳のシンガーソングライターYUIが、映画の世界観と完全にシンクロしたテーマソングを書き下ろした。出演は、中村雅俊、原田美枝子そして牧瀬里穂と原沙知絵に加え、本郷奏多、多部未華子、堀北真希、小林涼子など、100人を超える候補の中からオーディションにより選ばれたU-17世代を代表する期待の若手俳優たちが顔を揃えた。

ストーリー



突然の事故に遭い、岩本サトル(本当奏多)は母親・サユリ(原田美枝子)を亡くし、そのショックからリハビリも拒否し、車椅子で生活している。元々不登校だったサトルは、それ以降ずっと自分の部屋に閉じこもっている。
自己から一年後、不登校に対する新しい試みとして本人が自宅から遠隔操作をするロボットによる代理登校が始まり、サトルの父親(中村雅俊)ハ、自分が勤めるオーヴァーロード・エレクトロニクス社で開発したロボット<H-603>をサトルに与えた。サトルは部屋から出ずにロボットを操縦し、学校に登校する。びっくりする子供たちの前で、担任の風吹夏子(原沙知恵)に促され、「ハジメマシテ、岩本です」とロボットを通じて挨拶をするサトル。材料にヒノキが使われていることから、その場で「HINOKIO(ヒノキオ)」というあだ名がつかられ、好奇心旺盛な子供たちに早速囲まれ質問攻めにされる。

NINOKIOに興味を持ったガキ大将のジュン(多部未華子)、子分の丈一(村上雄太)、健太(加藤諒)の3人は、他人とコミュニケーションをとらないHINOKIOの態度が面白くなく、手荒ないたずらをする。クラスの優等生のスミレ(小林涼子)がそのいじめを先生に言いつけたが、HINOKIOがいじめとして認めなかったことで、逆に3人の仲間に入れてもらえるきっかけを得る。放課後、ジュン達はサトルを呼び出す。健太はHINOKIOのお尻にささった画鋲を抜き、尋ねる。「痛くないのか?」サトルは答える。「感覚はありません」。それ絵を聞いたジュンは悟るに言う。「俺たちの仲間に入りたいの?」。友達がいないサトルはジュンの言葉に驚く。

ジュンは子分2人とHINOKIOを連れてよく埠頭に釣りに出かけた。その頃、子供たちの間で「パーガトリー」というゲームが流行っていた。煉獄という意味のこのゲームは、天国を目指すということになっているが、本当はあの世と、この突然の事故に遭い、岩本サトル(本当奏多)は母親・サユリ(原田美枝子)を亡くし、そのショックからリハビリも拒否し、車椅子で生活している。元々不登校だったサトルは、それ以降ずっと自分の部屋に閉じこもっている。
自己から一年後、不登校に対する新しい試みとして本人が自宅から遠隔操作をするロボットによる代理登校が始まり、サトルの父親(中村雅俊)ハ、自分が勤めるオーヴァーロード・エレクトロニクス社で開発したロボット<H-603>をサトルに与えた。サトルは部屋から出ずにロボットを操縦し、学校に登校する。びっくりする子供たちの前で、担任の風吹夏子(原沙知恵)に促され、「ハジメマシテ、岩本です」とロボットを通じて挨拶をするサトル。材料にヒノキが使われていることから、その場で「HINOKIO(ヒノキオ)」というあだ名がつかられ、好奇心旺盛な子供たちに早速囲まれ質問攻めにされる。

NINOKIOに興味を持ったガキ大将のジュン(多部未華子)、子分の丈一(村上雄太)、健太(加藤諒)の3人は、他人とコミュニケーションをとらないHINOKIOの態度が面白くなく、手荒ないたずらをする。クラスの優等生のスミレ(小林涼子)がそのいじめを先生に言いつけたが、HINOKIOがいじめとして認めなかったことで、逆に3人の仲間に入れてもらえるきっかけを得る。放課後、ジュン達はサトルを呼び出す。健太はHINOKIOのお尻にささった画鋲を抜き、尋ねる。「痛くないのか?」サトルは答える。「感覚はありません」。それ絵を聞いたジュンは悟るに言う。「俺たちの仲間に入りたいの?」。友達がいないサトルはジュンの言葉に驚く。

ジュンは子分2人とHINOKIOを連れてよく埠頭に釣りに出かけた。その頃、子供たちの間で「パーガトリー」というゲームが流行っていた。煉獄という意味のこのゲームは、天国を目指すということになっているが、本当はあの世と、この世を繋ぐ扉だという噂があった。事実、サトルはそのことを信じるいくつかの体験をしていた。その一つに、お化け煙突があった。街にあるレトロな工場にそびえ立つその巨大な煙突は、見る場所によって4本にも、一本にも見えるためそう呼ばれているのだが、ゲームに登場する「煉獄の塔」に良く似ているのだ。さらにサトルは、ゲームのキャラクター<エリ>にそっくりの女の子を体育の時間に見つける。彼女は隣のクラスの昭島江利里子(堀北真希)といい、ジュンの幼馴染だった。

健太はパーガトリーにはまってしまい、丈一は塾ばかり。自然にジュンとHINOKIOの2人で過ごすことが増えていった。そんなある日、雨の中、釣りをするとジュンとHINOKIOは、海に落ちてずぶぬれになってしまう。廃工場のアジトで焚き火を囲む2人。HINOKIOはプスプストショートしている。ジュンはHINOKIに秘密を打ち明ける。ジュンが抱えた悩みの大きさを知り、サトルはショックを受ける。そして、母親を亡くしたことが引きこもりのきっかけだと告白し、「家にずっといるのは楽しくない」とはじめて本心を打ち明ける。ジュンに運ばれてアパートに戻ったHINOKIO。

アパートで故障を直す薫と助手のユウキ(牧瀬里穂)。遠隔装置にサトルがいることに気付き、薫はHINOKIOを通じてサトルに話しかける。が、怒りに満ちたサトルは「あなたが母さんを殺した。あなたを許さない」と言い放つ。実は、事故に遭う直前、サユリはサトルの不登校のことで薫と言い争いをしていた。そのためサトルは事故の原因は父親にると思っているのだ。それでも薫は、サトルが自分に話しかけてくれたことを嬉しいと感じていた。今度は直接話してくれることを願いながら。

ジュンの母親が再婚することになり、転校が決まった。ジュンはそのことを担任の夏子にのみ打ち明け、そして湖のキャンプ場への引率を頼む。サトルがクラスの仲間や昭島江里子と出かけるチャンスを作るために。そしてキャンプの帰り、ジュンはサトルに「ロボットではなく、サトル本人に会ってみたい」伝える。しかし、ジュンの突然の願いの意味がよくわからないサトルは、強く拒絶し、ジュンを傷つける。「一生引きこもってろ」と頬を殴り走り去るジュン。サトルにその痛みが伝わる。感覚は心地よいものだけではなく、痛みや苦しみもあるのだ。翌日、ジュンがセッティングした江里子とのデート。サトルは江里子の言葉が心につき刺さる。「本当のあなたは今、どこに居るの?」

月曜日、学校に行くとジュンは転校していた。驚くサトル。突然、スミレが手を挙げてHINOKIOを告発する。スミレはインターネットでHINOKIOと同タイプの戦闘ロボットが開発されているという虚実のわからない記事を見つけていた。イジメを指摘した際に恥をかかされた上に、好きだったジュンを独り占めしたHINOKIOを恨むスミレは、ジュンが転校したその日に、記事のことをクラス中にばらしたのだ。サトルをかばうジュンがいなくなったクラスに、一斉に「カ・エ・レ」のシュプレヒオールがあがる。耐え切れずに教室を飛び出すサトル。薫とユウキは、サトルのもとへ向かう。そしてその時、ジュンも別れの手紙を持って、サトルの家へ向かっていた…。

スタッフ

原案・監督・VFX:秋山貴彦
製作代表:迫本淳一・結城徹・唯敷和彦・木村雪男・日下孝明
     佐藤慶太・干草宗一郎・石川冨康・三箇和彦
エグゼクティブプロデューサー:久松猛朗
プロデューサー:牛山拓二&上原英和
VFXプロデューサー:隠田雅浩
共同脚本:米村正二&秋山貴彦&末谷真澄
音楽:千住明
美術:池谷仙克
撮影:岡雅一
照明:吉角荘介
録音:瀬川徹夫
ビデオエンジニア:さとうまなぶ
編集:上野聡一
チーフ助監督:野間詳令
スクリプター:天池芳美
装飾:大坂和美
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:金森恵
音響効果:倉橋静男
音楽プロデューサー:小野寺重之
俳優担当:豊山有紀
製作担当:松村龍一
特殊造形プロデューサー:岡野鑑癒

キャスト

中村雅俊
本郷奏多
多部未華子
堀北真希
小林涼子
村上雄太
加藤諒
原沙知絵
牧瀬里穂
原田美枝子

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