原題:Monster

なぜ、愛することを知ってしまったのだろう…

★ゴールデン・グローブ賞 最優秀主演女優賞受賞:シャーリーズ・セロン ★ナショナル・ボード・オブ・レビュー 最優秀主演女優賞受賞:シャーリーズ・セロン ★全米批評家協会賞 最優秀主演女優賞受賞:シャーリーズ・セロン ★インディペンデント・スピリット・アワード ノミネート 最優秀主演女優賞・最優秀初作品賞・最優秀初脚本賞 ★ベルリン国際映画祭金熊賞ノミネート ★シカゴ批評家協会賞 最優秀主演女優賞受賞:シャーリーズ・セロン ★サンフランシスコ批評家協会賞 最優秀主演女優賞受賞:シャーリーズ・セロン

2004年1月9日全米初公開

2003年/アメリカ/111分 提供:ギャガ・コミュニケーションズ 配給:ギャガGシネマ風 協力:松竹

2007年11月28日よりDVDリリース 2005年05月28日よりDVDリリース 2005年04月28日よりDVDリリース 2005年04月28日よりビデオリリース 2004年9月25日よりシネマライズにて公開

公開初日 2004/09/25

配給会社名 0025

解説


全米初の女性死刑囚アイリーン・ウォーノスを描く衝撃のドラマ。連続殺人犯としてタブロイド紙を賑わせた女性が、普通の人生と愛し愛されることを望みながらも、悲惨な環境によりそれを許されず、その人生でたった一回人を愛した故に殺人を重ねていく…。絶望的な状況の中にも希望を失わず生きようとした一人の女性の真実の姿を、リアルに力強く描く。美人女優のシャーリーズ・セロンがプロデューサーに名を連ね、体重を13キロも増加させ殺人鬼の深層心理に迫った演技は高く評価され、数々の賞を受賞・ノミネート。今回のアカデミー賞最優秀主演女優賞をも受賞した本作に引き続きご注目下さい。

ストーリー


 1986年、フロリダ。アイリーン・ウォーノス(シャーリーズ・セロン)は自殺を考えていた。彼女の脳裏に浮かぶのは、いつか誰かが、自分を別の世界へと連れて行ってくれることを夢想して、肉親の暴力に耐えた少女時代の記憶。だが、その「いつか」が永遠にやってこないことを知った今の彼女にとってヒッチハイクをしながら身体を売る生活は、もはや絶望以外の何物も見出せない。
 有り金の5ドルを使い果たしたら死のう。そう考えてバーに飛び込んだアイリーンは、ひとりの人物と運命的な出会いを果たす。彼女の名は、セルビー(クリスティーナ・リッチ)。親から同性愛の治療を命じられ、フロリダにやってきた彼女もまた、アイリーンと同じように、社会からつまはじきにされる疎外感を味わいながら生きている女性だった。これまで出会ってきた多くの人々と異なり、セルビーは、アイリーンが娼婦であることを知ってもたじろがなかった。
「あなたは美しいわ」今まで聞いたこともない言葉をセルビーからかけられ、セルビーが自分を蔑むことなく受け入れてくれる人物だと知ったアイリーンは、セルビーに「どこかでふたりで暮らそう」と提案する。
 だが、そのためには金が必要だった。セルビーと旅立ちを約束した日、アイリーンは再び道路に立ち、客となる男を探す。やがて止まった一台の車に、彼女は乗り込んだ。さっそく「手っ取り早く稼ぎたい」と話をもとかけるアイリーン。が、それによって彼女は人生最大の窮地に陥ってしまう。人里離れた森の中へ車を乗り入れた男に、すさまじい暴力をふるわれたのだ。死の寸前まで痛めつけられた彼女が、男の手から逃れる方法はただひとつ。それは、相手を殺すことだった。手首を拘束していた縄がほどけるのと同時に、とっさに銃をつかんだアイリーンは、迷わず引き金を引く…。

数時間後。男の車を運転して町までもどったアイリーンは、セルビーを訪ね、驚く彼女をい家から連れ出した。「これが最初で最後のチャンス。私達は二度と会えないふたりなんだ。1週間だけ一緒にいてほしい」アイリーンの必至の説得に、パジャマ姿のセルビーは黙って車に乗り込んだ。
 こうして、ふたりの逃避行が始まった…。

スタッフ

監督・脚本:パティ・ジェンキンス
製作:シャーリーズ・セロン、マーク・デーモン、クラーク・ピーターソン、ドナルド・カシュナー、ブラッド・ワイマン

キャスト

シャーリーズ・セロン
クリスティーナ・リッチ
ブルース・ダーン

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