原題:TWISTED

誰を嵌めているのか? 誰に嵌められているのか?

2004年2月27日全米公開

2004年アメリカ映画/パラマウント映画提供/コペルソン・エンタテインメント製作 カラー/1時間37分/ドルビーデジタル/ 配給:アスミック・エース

2005年02月11日よりDVDリリース 2005年02月11日よりビデオレンタル開始 2004年10月9日、渋谷東急ほか全国松竹東急系にて公開!

公開初日 2004/10/09

配給会社名 0007

解説


すべての恐怖は巻きつき
“私”の記憶はゆがみ
“誰か”に真実は曲げられ
“何か”に追いつめられていく!

file No.01
“恐怖”のはじまり
きっかけは、海に浮かぶ変死体。
サンフランシスコ市警の女刑事の禍々しい悪夢がはじまる。
それは、”私”と関係を持った男が、次々と殺されていく・・・という悪夢。
記憶の奥底で眠っていた25年前の惨劇が甦る。”私”の精神は、本当に「正常」なのか?
指に残る血痕、記憶のない火傷、眠っている間に何かが起きている。
だから、もう眠りたくない。
4つめの惨殺死体が発見されたとき、
“私”はその真実に愕然とする・・・。

file No.02
“真実”は鬼才フィリップ・カウフマン監督だけが握っている

猟奇的連続殺人事件に巻き込まれる殺人課女捜査官ジェシカへの疑惑が渦巻く。”誰もが私を疑っている・・・”?、自分自身でさえ信頼できないという得体の知れない孤独感と、誰かに罠を嵌められているのかもしれないという追いつめられていく恐怖心が交差する。一時的な記憶の喪失、幼児期のトラウマ、男たちの異常な愛情、アルコール依存症、癒されぬ孤独、出世願望・・・・。果たして正義の立場であるはずの彼女は”悪”なのか”善”なのか!?
『存在の耐えられない軽さ』の鬼才フィリップ・カウフマン監督が、巨大都市サンフランシスコを舞台に、美しく幻想的に不気味に導いていく。監督だけが真実を知る予測できない衝撃のラストが待っている!

file No.03
豪華ハリウッド・スターが仕掛ける”記憶”の罠
紅一点の女捜査官ジェシカには『ダブル・ジョパディー』『ハイ・クライムズ』のアシュレイ・ジャド、また主人公を”見つめる”男たちには『スター・ウォーズエピソードII&III』『キル・ビルVol.2』のサミュエル・L・ジャクソン、『オーシャンズ11』『ゴッドファーザーPARTIII』のアンディ・ガルシア、『L.A.コンフィデンシャル』『黙秘』のデイヴィッド・ストラザーン、『マルホランド・ドライブ』『コンフェッション』のマーク・ペルグリノといったオール”クセ者”の個性派役者陣が演技を競い合う。あなたは彼らの言動を記憶できるか!?

CASE1:父のように見つめる
「報われぬ愛か、いい動機になる」
市警本部長 ミルズ

CASE2:パートナーとして見つめる
「事件は起きた、死体だけが変わったんだ」
殺人課捜査官 マイク

CASE3:精神的に見つめる
「私の仕事は、君に感情の抑制を教えること」
精神科医フランク

CASE4:元恋人として見つめる
「お前が欲しい、欲しくてたまらない」
殺人課同僚 ジミー

CASE5:犯罪者として見つめる
「お前には、俺と同じ裏の顔がある」
ジェシカに逮捕された 精神異常犯カルター

file No.04
追いつめられる”仰天”のクライマックス!
一人の女が少しずつ追いつめられていく様子は、日常誰しもが感じてしまう不安という名の圧迫感を呼び覚ます。観る者を極度の閉塞感と恐怖に落とし入れ、いつまでも続く冷たい緊張感で精神を圧迫する。仰天のクライマックスであなたは真犯人を見破れるか、騙されるか!?怪しく刺激的なツイスティング・エクスタシーの誕生!

「怒りなんてありません、私は幸せだもの」
「父があんなふうに急に異常になる予兆なんてなかった」
「暴力的な夢を見るし、フラッシュバックも、幻聴も聞こる???私はどこかおかしいの?」
「私にキスした男はみんな死体になるのよ!」
「お酒を飲むと完全に意識をなくしてしまう」
「何もわからない、ごめんなさい、どうか私を許して???」

ストーリー


Day 1
サンフランシスコ市警殺人課ジェシカ・シェパード捜査官の誕生!ずっと憧れていた殺人課捜査官に昇格し、人生で最も輝かしい日となる。連続凶悪殺人で指名手配されていたカルターをたった一人で逮捕することもでき好調な出足となる。夜のパーティーで「ミルズ本部長のコネで昇格したのか」と同僚のジミーにやっかまれる。実力のない人間は嫉妬していればいい。私は父親代わりに育ててくれたミルズ本部長の期待に応えるべくもっと頑張るだけ。気分を変えるためにいつものバーへ行く。黒髪のセクシーな男に誘われ彼の部屋で身体を交わす。

Day 2
「不眠症、不安、パニック発作はありますか?」精神科医フランクとの面談で質問される。捜査官になると精神状態を確認されるようだ。死んだ両親のことも聞かれ、執拗に深層心理を探られる。私は正常なのに!新しいパートナーの捜査官マイク(何となくいけ好かない男!)と挨拶する。この部署の男連中は私が女という理由だけで差別的な視線を投げかける。昨日逮捕したカルターの弁護士が、過去に一度だけ関係を持ったことのあるレイだった。彼から「マイクには気をつけろ」と忠告される。あなたの方がよっぽど危険だわ、と言ってやればよかった。

Day 3
「私の仕事は感情の抑制を教えること」?フランク医師との二回目の面談。25年前の事件を知っているのだ。でも私はいつも抑制しているから大丈夫。夜、飲んでいたらママに会いたくなった・・・。本当は淋しいのかもしれない。

Day 4
187が発生!水死体が発見される。撲殺された死体の手の甲にはタバコの火を押し付けられた痕と見覚えのある刺青が・・・。私はこの男を知っている。この間バーで誘ってきた男だった。

Day 5
凶器も指紋も目撃者もなく、初動捜査の見通しが暗い。憂鬱な事件だ。近頃はこんな気分を紛らわすために、酒に頼ることが多く、酔いやすくなっているようだ。

Day 6
第二の殺人事件が発生した日。朝、鏡を見ると顔に見覚えのない傷、手には血が付着していた。昨夜は記憶をなくしてしまうほど飲んだのだろうか?覚えていない。水死体の手にはまたタバコの焼痕が・・・。ニ、三日前に一夜を共にした男だった。背筋が凍る。偶然では済まされない予感がする。

Day 7
仲間から連続殺人犯扱いされ激情し暴力を奮ってしまう。ストレスのせいで怒りが抑えられなくなっているようだ。寝た男が二人も殺され、マイクに事情を打ち明けると「パートナーには真実を言わなければいけない」と叱咤される。ミルズ本部長にも最近の男関係の乱れを注意され、さらに私を疑っているような発言をされる。今までの状況から見ても私が疑われても仕方がないのだから。それでも父親を失望させたように哀しかった。気を取り直してすぐに解決のために頑張らなければ。彼には特に心配をかけたくない。深夜、強引に訪ねてきたジミーが一方的に身体を求めてきた。彼への怒りが爆発し、彼の顔を夢中で殴打してしまう。「お前は異常だ!」暴力を受けたジミーの顔は悪意に満ちていた。

Day 8
「お前には俺と同じ裏の顔がある」?私が逮捕した精神異常犯カルターに恐ろしい言葉を吐かれる。面会しなければよかった。

Day 9
マイクと激しいキスをしてしまう。こんな状況だから近い人間に好意を持ってしまうのかもしれない。殺人事件が偶然でなければ彼を巻き込んでしまう可能性がある。けれど何に対して気を配ればいいのだろう?もう一つの悩みの原因?レイから薔薇の花束が届く。”話したいことがある。明日家に来てくれ”とカードが添えられていた。次から次へと男たちが執拗な愛情で私を縛ろうとする。

Day 10
床に散らばった薔薇の中で目覚める。最近の私はどうかしている。メッセージどおりレイの自宅へ行くが、待ち受けていたものは・・・。書くのも恐ろしい。そこは第三の殺人事件現場となっていた。血の海のジャグジーに浮かんでいるレイの無残な姿・・・。第一発見者となってしまった私はついに取り調べを受ける。無実なのに”被害者の共通点は「私」”という事実がある。この疑惑をどう解けばいいのか。けれど、本当に私が眠っている間に何かが起きているとしたら・・・?誰もが私を疑っている。

Day 11
誰かを殴り殺す悪夢を見た。不安だ。自分が自分でないような気がする。やはり私の精神は異常なのか?暴力的な夢や、殺された男たちのフラッシュバック、そして絶えず頭の中で声がする。もしかすると、もともと頭がおかしいのかもしれない。封印していたはずの25年前の惨劇が記憶の底から甦ってくる。

Day 12
怖い。怖い。怖い。
以前よりも激しく幻聴が聞こえる。
声から逃れられない。
もう、何を信じていいのかわからない。
私が殺したのか?わからない、ごめんなさい。
どうか私を許して?。
私は誰かに嵌められているのだろうか??
それとも・・・

スタッフ

監督:フィリップ・カウフマン
製作:アーノルド・コペルソン/アン・コペルソン/バリー・ベーレス/リン・ラドミン
脚本:サラ・ソープ
撮影:ピーター・デミング
美術:デニス・ワシントン
音楽:マーク・アイシャム
衣装:エレン・ミロジニック
配給:アスミック・エース

キャスト

アシュレイ・ジャド
サミュエル・L・ジャクソン
アンディ・ガルシア
ディヴィッド・ストラザーン
ラッセル・ウォン
マーク・ペルグリノ
リーランド・オーサー
カムリン・マンハイム

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