2005年/日本/2時間11分 配給:東宝

2006年04月14日よりDVDリリース 2005年10月1日より東宝系にてロードショー公開

(C)2005「蝉しぐれ」製作委員会

公開初日 2005/10/01

配給会社名 0001

解説




二十年、人を想いつづけたことがありますか。

構想15年。
藤沢周平の最高傑作「蝉しぐれ」がついに映画化。
私たちがどこかに忘れていた「大切なもの」が、ここにある。

昭和61年7月から翌4月まで山形新聞夕刊に掲載され、63年5月に単行本となった「蝉しぐれ」。これまで数多くの読者の心を打ち、数ある藤沢作品のなかでも特に傑作と名高い「蝉しぐれ」が、ついに映画化されることになりました。
 主役の文四郎には市川染五郎。そして文四郎の幼馴染で、清くそして悲しい恋の相手となるおふくには、木村佳乃。監督には、作品に対する熱い思いで、藤沢先生との映画化交渉開始から足掛け15年余の月日をかけて、ついに本作のメガホンをとる黒土三男があたります。

ストーリー




下級武士である養父の下で育った牧文四郎。だが、父は藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられる。その後、謀反人の子として数々の試練が待ち受けるが、幼なじみたちの助けと、剣の鍛錬によって日々を質素に、そして懸命に母とともに生きる。
ある日、文四郎は筆頭家老から牧家の名誉回復を言い渡されるが、これには深い陰謀が隠されていた。文四郎は、藩主側室となり派閥抗争に巻き込まれた初恋の人、ふくを命懸けで助け出すことになる。
いつの時代にも、そして誰の人生にもある、父への尊敬の念、伝えられなかった想い、不合理への憤り、筋を貫くことの難しさ……。
青春の儚い恋と友情を、美しく広大な日本風景の中で描きます。

スタッフ

原作:藤沢周平『蝉しぐれ』(文芸春秋社)
監督・脚本:黒土三男

キャスト

牧文四郎:市川染五郎
ふく:木村佳乃
島崎与之助:今田耕司
小和田逸平:ふかわりょう
文四郎・子役:石田卓也
ふく・子役:佐津川愛美
登世:原田美枝子
牧助左衛門:緒形拳
里村左内:加藤武
関口晋助:大滝秀治

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