2004年/日本/ 配給:東宝

2005年03月04日よりビデオレンタル開始 2004年9月25日より全国東宝洋画系にてロードショー

(C)2004DTT

公開初日 2004/09/25

配給会社名 0001

解説



CM界最強(?)コンビが放つ、日本映画じゃないニホンエイガ!
浅野忠信が突然スーツ姿で乱入してくる富士ゼロックスのCM。布袋寅泰に追われる永瀬正敏が他の企業CMに逃げ込んでいく業界初のコラボレーションCM、サントリーBOSS。SMAPがガッチャマンに扮し、CMの続きがインターネットで見られるという画期的な仕組みを作り出したNTT東日本の企業CM。軽快でシニカルな会話が何故かクセになるサントリーのDAKARA。ダチョウが颯爽とゲレンデを滑りまくるJR東日本等々、生み出すCMすべてが巷で話題となり、あらゆる広告賞を総ナメにしてきたCM界のトップランナー・多田琢。そしてその多くのCMで多田とコンビを組み、WOWOWの企業広告「走る女」ではカンヌ国際広告祭・銀賞を受賞するなど国内はおろか海外でも評価されているCMディレクター・関口現。
彼らCM界最強コンビが満を持して映画界に殴り込みをかける。それが「SURVIVE STYLE5+」だ。そして斬新なタイトルバックデザインは、多田とのコンビでSMAPのビジュアルディレクションを手がける佐藤可士和。ほかにも撮影・シグママコト、音楽・JAMES SHIMOJI、衣裳・宇都宮いく子、振り付け・香瑠鼓、劇中CM協力・石井克人などCM業界にとどまることなく、多方面で活躍を続ける最高のスタッフがこの映画のために結集!業界が唖然とするこの奇跡的とも呼べるコラボレーションにより、今まで誰も体験した事の無い全く新しい映像世界を作り上げることに成功した。

オールスターキャスト5!見たこともない世界観を創出する豪華出演陣!!
劇中に登場するひとクセもふたクセもあるキャラクターを演じるのは浅野忠信、橋本麗香、小泉今日子、阿部 寛、岸部一徳、麻生祐未、千葉真一など超豪華かつバラエティに富んだ俳優陣。今までのキャリアをかなぐり捨て(?)、ありえない役所に嬉々として挑戦し、見事に新境地を開拓した。
また、ブラット・ピットが出演した「スナッチ」(01年)でクレイジーな殺し屋を演じたイギリス人俳優、ヴィニー・ジョーンズもこの一大プロジェクトに参加。ハリウッドが認めたその怪優振りを遺憾なく発揮している。さらには、劇中にでてくるほんの脇役・チョイ役に至るまで「えっ、あの人がこんな役を!」的なキャスティングのオンパレード。これはもう、オールスターキャストどころの騒ぎじゃない!

際限なくデフォルメされた5つのSTYLE。だけど・・・
原色が刺激的に使われた美術、機関銃のようなセリフ、ミュージッククリップのような音楽と映像のシンクロ・・・。「SURVIVE STYLE5+」の映像世界は未だかつて日本映画では体験することが出来なかったビジュアルインパクトの連続である。そんな毒々しく非現実的な世界の住人達。殺すたびに凶暴になる妻を殺し続ける男や、催眠術にかけられた自分を鳥だと思い込み暮らす父etc.常識では考えられない非日常の登場人物や設定でありながら、観た者の胸に残るのはどこか私達の住む世界にも通じる“ある想い”だったり、なぜか“似たような感覚”だったり・・・。スクリーンから繰り出されるとんでもない5つのエピソードは微妙だが確実に私たちの日常とシンクロし、ある種の普遍的な“愛”を語りかけている。そうまさに「SURVIVE STYLE5+」はスタイリッシュでナンセンス、クールでいてユーモラス、ゴージャスにしてチープ、クレイジーなのにジンとくる・・・。そんな映画なのだ!

ストーリー



殺しても殺しても、なぜかより凶暴になって蘇ってくる妻(橋本麗香)。その妻を殺し続けようとする男・石垣(浅野忠信)。一方的な愛のカタチ(?)を強要する妻を繰り返し殺害していく内、なぜか二人には奇妙な愛情が芽生え始めていくのだが・・・。

 観客に催眠術をかけたまま殺し屋に殺されてしまう人気催眠術師・青山(阿部寛)。その青山の恋人CMプランナー・洋子(小泉今日子)。「面白くなければCMじゃない!」がモットーの洋子は肌身離さず携帯用のテープレコーダーを持ち歩き、頭に浮かんだ新CMのアイデアを吹き込んでは1人悦に入る。自分の力量に自信を持ち、持ち過ぎる余り他人の力不足を許容できない仕事人間の洋子だったが、相棒であるテープレコーダーを紛失してしまったことで・・・。

 ショーのステージで催眠術をかけられてしまい、自分を鳥だと思い込んで暮らす小林(岸部一徳)。屋根の上から飛び立とうとして庭に落ち、クリスマスの日にこんがり焼けた七面鳥を見て暴れだしてしまう始末。そんな父親の姿に妻(麻生祐未)と長女(貫地谷しほり)は戸惑うばかり。ただ、長男(神木隆之介)だけは「お父さんでもあり、鳥でもある」父を、あるがままに受けとめようとするのだが・・・。

 空き巣をして生活する津田(津田寛治)と森下(森下能幸)とJ(JAI WAST)の3人組。泥棒家業をしながらカタギのサラリーマンに憧れる津田。イケメンのJに憧れるホモっ気の森下。そんな森下の想いを捉えかねているJ。そんな3人はサウナでごつい外人と変な通訳のコンビに出会って・・・。

 いつも同時通訳(荒川良々)を連れて行動する、ロンドンからやってきた殺し屋(ヴィニー・ジョーンズ)。彼の口癖は「What’s your function here?<お前の役割は何だ?>」殺しのテクニックは完璧!彼の通訳もパーフェクト?

 CMプランナーからぶっとんだコマーシャルを提案され、断固拒否する恐妻家の製薬会社社長(千葉真一)。そのプレゼンの最中にも奥さんからの電話が・・・。

 交わるはずのない彼らの運命が時に複雑に、時に微妙に絡み合い、物語は思いもよらないクライマックスを迎える・・・。

スタッフ

原作・脚本:多田琢
監督:関口現

キャスト

浅野忠信
橋本麗香
小泉今日子
阿部寛
岸部一徳
ヴィニー・ジョーンズ
千葉真一

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