ネコのミヌース
原題:MINOES
これは世界で一番シアワセな猫のお話です
2001年/オランダ/カラー/83分/ビスタサイズ/ 配給:「ネコのミヌース」上映委員会
2005年12月07日よりDVDリリース 2004年3月27日よりポレポレ東中野にてハッピー春休みロードショー
(C)CV MINOES 2001
公開初日 2004/03/27
配給会社名 0440
解説
オランダで空前の大ヒットを記録した『ネコのミヌース』は、“本物の女王を超える女王”と呼ばれる児童文学者アニー・M・G・シュミットの同名小説の映画化。
「オランダの日常を知り尽くしたシュミットの作品には、生き生きとしたオランダがある。だからこそオランダ中が彼女の作品を読む」——オランダの国民的女流作家であるシュミット女史の作品は、「児童文学にそれまでにないひろがりを与えた」と大きく評価されており、その自由でのびやかな作風は、ヨーロッパを中心にひろい年代のファン層をもっている。『ネコのミヌース』も、最も名誉ある児童文学賞“銀の石筆賞”を受賞した作品だ。
ある日、オランダ語で小さな猫つまり日本語の“タマ”のような意味の“ミヌース”という名のネコが人間の女の子に変身してしまう。この破天荒な物語に惚れ込んだフィンセント・バル監督とプロデューサーのバーニ−・ボスは、共に脚色を手掛け、この上なくキュートな逸品をつくり出した。
主演のカリス・ファン・ハウテンはテレビ業界に活躍する両親と、やはり女優でデザイナーの妹を持つ芸能ファミリーに育ち、多くの映画・テレビドラマ・舞台で活躍している。本作のキャットウーマンぶりは大きな評価を受け、複数の女優賞を獲得した。共演のテオ・マーセンも、定評ある演技派俳優で、ファン・ハウテンとはサスペンス映画『AmnesiA』(01)でも共演している。また、エレメート役ピエール・ボクマは、ヨーロッパ中で活躍するフランス人俳優である。そして、根気よく撮影されたたくさんのネコたちの名演技ぶりも、ちょっとした見ものであることは言うまでもない。
撮影は『カストラート』『八日目』『ノー・マンズ・ランド』等の達人ウォルター・ヴァン・デン・エンデが、ネコ視点の世界やファンタジー調の小粋な映像が描く、アムステルダム、スキーダム、ヒルヴァーサムといったオランダ各都市の風情ある景観も魅力的である。
『ネコのミヌース』は、2001年12月6日アムステルダムで劇場公開して以来、本国では100万人の動員記録をつくり、オランダのアカデミー賞に相当するオランダ映画祭・最優秀作品賞および最優秀女優賞を受賞。70カ所を超える国際映画祭に迎えられ、数多くの作品賞・女優賞に輝く栄誉に恵まれた。そして今日もなお世界のどこかで上映され続けている。さまざまな才能とさまざまな観客を得て、国境を越え世界に愛される大ロングラン作品となったのである。
ストーリー
彼女の名はミヌース。オシャレでキチンとした女の子だけどちょっとどこかヘン。
彼女の出現で、新聞記者のティベも小さなピピも大家さんもお魚屋さんも社長さんも市長さんも、町中みんなが大騒ぎ。
さて、小さな町に起きた大事件とは…!
スタッフ
監督:フィンセント・バル
原作:アニー・M・G・シュミット「ネコのミヌース」徳間書店刊
配給:「ネコのミヌース」上映委員会
IMAGICAエンタテインメント、オンリー・ハーツ、ピーディディ
キャスト
カリス・ファン・ハウデン
デオ・マーセン
サラ・バンニール
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