原題:Spanglish

2004年12月25日全米公開

2004年/アメリカ/カラー/110分/ 配給:ソニー・ピクチャーズエンターテインメント

2007年06月27日よりDVDリリース 2006年06月07日よりDVDリリース 2006年1月14日、銀座シネパトス、新宿ジョイシネマほか全国順次公開

ビデオ時に変わった場合の題名 スパングリッシュ

公開初日 2006/01/14

配給会社名 0042

解説


『愛と追臆の日々』『恋愛小説家』など、親子の絆を描く作品で共感を呼び、数々の賞を得てきたジェームズ・L・ブルックス監督。本作では、英語のできないフロールとスペイン語を解さないクラスキー家の、文化や価値観の衝突を、彼一流のウィットと鋭い観察眼で表現。笑いながらも、心にしみじみと残る名作に仕上げてみせた。

アカデミー賞受賞者や候補者を排出してきたブルックス作品。今回のキャスティングも、すべてはまり役だ。二つの社会の違いにとまどう若く一美しい母親フロールに、スペイン映画を代表する若手女優パズ・ヴェガ(ペドロ・アルモドヴァル監督『トーク・トゥ・ハー』、2003年スペインで興行NO.1作品『carmen./カルメン』他)。『パンチドランク・ラブ』ではゴールデン・グローブ賞ノミネート、アメリカでの絶大な人気を誇るエンターティナー、アダム・サンドラーが優しく善良な父親ジョンに。エキセントリックなデボラにティア・レオー二。(『ディープ・インパクト』他)家族の崩壊に悩むデボラの母にクロリス・リーチマン(『ラスト・ショー』でアカデミー助演女優賞。その他『バッド・サンタ』など)。また、新人ながら素晴らしい演技を見せる子役も配し、感動の名作をよりリアルなものにしている。

ストーリー

フロールは、ロサンゼルスに住むシングルマザー。愛する娘クリスティーナのために、国境を越え、移り住んできたのだ。より良い職を求め、ハウスキーパーとして働くことにしたフロール。訪れた先は、リッチで優雅なクラスキー家だった。

クラスキー家は、前途有望なレストランのオーナー・シェフであり、優しき父親であるジョンと、専業ママのデボラ。バー二一とジョージーの子どもたち。そして、昔そこそこ成功したジャズシンガーだったデボラの母エヴェリンの5人家族。一見、明るく楽しそうだが、実はうまくいっていない。悪気はないがひどく無神経なデボラは、子どもたちを厳しくしつけようとするが、どこか噛み合ないし、エヴェリンは、昼間から酒を飲んで日々を過ごしている。

ある日、体重を気にするバー二一に、デボラが1サイズ小さな服を買ってくる。ひどく落ち込むバー二一。一家のプライバシーには立ち入るまい、と思っていたフロールは耐え切れず、彼女が着られるように徹夜で服を直す。

その頃、ジョンのレストランが主要紙で4つ星の評価を獲得。一家は喜びに沸く。しかし、3つ半を望んだジョンの表情は浮かない。そして夏。マリブの別荘で過ごすことになったクラスキー家。デボラの強引な誘いに、フロールはクリスティーナを連れ、住み込むことになる。初めての豊かな白人の世界に喜ぶクリスティーナ。さらに、礼儀正しく美しいクリスティーナを一目で気に入ったデボラは、自分の娘を差し置いて世話を焼き始める。

ある日、ジョンが浜辺の色ガラスを集めるよう子どもたちに提案する。そして、買い取ると。その事実を知るや、憤るフロール。しかし、英語のできない彼女は、怒りまでをクリスティーナに通訳させるしかない。結局、ジョンとは和解したものの「子供にこんな話…英語を覚えるわ」

フロールはずっと避けてきた英語を学びはじめる。子供を思う気持ちを通じ、少しずつ心を近づかせていくフロールとジョン。一方、デボラは家族をかえりみず、外出がちな生活がエスカレート。さらに、クリスティーナヘの行動・・。そして、嵐のような夜が訪れる。

スタッフ

脚本・監督:ジェームズ・L・ブルックス
製作:ジェームズ・L・ブルックス/リチャード・サカイ
   ジュリ一・アンセル
製作総指揮:ジョアン・ブラッドショウ クリスティ・ハウベッガー
撮影監督:ジョン・シール ACS,ASC
キャスティング:マリー・ヴァニュー
音楽:ハンス・ジマー
衣装デザイナー:シェイ・カンリフ/ルイーズ・ミンゲンバック
アソシエイト・プロデューサー:マリア・カヴァーノ
共同製作:アルドリック・ラオリ・ポーター
     フランシーヌ・マイスラー リチャード・マークス
編集:リチャード・マ一クス
美術監督:アイダ・ランダム

キャスト

アダム・サンドラー
ティア・レオニー
パズ・ヴェガ
クロリス・リーチマン
シェルビー・ブルース
サラ・スティール
イアン・ハイランド

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