原題:50 First Dates

記憶をなくしてしまう自分に、絶対伝えたいこと。 失恋よりせつない?彼女が毎日味わう恋の始まり。 もし、あなたの記憶が明日には無くなるとしたら...... 絶対、自分に伝えたいことは何ですか?

2004年2月13日全米公開

2004年/アメリカ映画/コロンビア・ピクチャーズ提供/スコープサイズ/全6巻/2,716m/ 1時間39分/SDDS・SRD/字幕翻訳:藤澤睦実 配給:ソニー・ピクチャーズエンターテインメント

2010年05月26日よりDVDリリース 2007年11月28日よりDVDリリース 2005年10月26日よりDVDリリース 2005年6月18日(土)よりシネマミラノ他全国順次ロードショー

公開初日 2005/06/18

配給会社名 0042

解説


たった一日しか記憶がもたない”彼女がめぐり逢う人生最高の恋。
失恋よりも切ない恋が、やさしさに満ちたハワイから生まれた。

交通事故に遭って以来、” 前日のことをすべて忘れてしまう “という短期記憶喪失障害を抱えているルーシー。そんな彼女に水族館で獣医として働くヘンリーが一目ボレ。ヘンリーは毎日、彼女との初対面からはじめ、愛を告白し続ける。ルーシーは彼の優しさと愛に触れ、毎日恋に落ち、毎日ファースト・キスをする?毎日がやり直しの恋。少しずつ進展していくと思われた二人の関係だったが、ルーシーは自分が愛する人の重荷になると思い、別れることを決意する・・・。

「記憶をなくしても、明日に伝えておきたい」大切なこと。それは純粋に愛する喜び、愛される喜び。朝起きると彼との素敵な恋の出来事はもちろん、彼の存在すら忘れてしまうルーシー。それでもヘンリーは彼女に笑顔と、生きる喜びを与え続ける。二人のひたむきな恋は、愛し、愛される幸福感に包まれているが、何よりも大切な思い出が消えてしまう切なさに満ちている。それは失恋より哀しい出来事。ハワイを舞台に、胸が締めつけられるほど切なく純粋なラブ・ストーリーが誕生した。

ドリュー・バリモアのラブ・ストーリー最高傑作。

記憶障害と真正面から向き合い、前向きに生きようとするピュアなルーシーを演じるのは、ハリウッドのトップ女優、ドリュー・バリモア。主演と製作を兼ねた『25年目のキス』や『チャーリーズ・エンジェル』シリーズなどで女性の心を掴むキャラクターを演じてきた彼女が、今回もまたキュートで自然体な演技で魅了。恋する女性の心情をリアルに体現し、最高の演技を見せている。

一方、ルーシーに毎日素敵な愛をプレゼントするヘンリーを演じるのは、『パンチドランク・ラブ』でゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされた全米屈指のエンターティナー、アダム・サンドラー。本作ではかつて見たことがないぐらいラブモード全開。ルーシーを見つめる眼差し、心ふるわす愛の告白シーンまでロマンチックに演じ切り、全ての女性がこんな風に愛されたいと願う魅力をふりまいている。
ドリュー・バリモア×アダム・サンドラー。2人の相性が完璧なのは言うまでもない。ラブ・ストーリーの傑作と誉れ高い『ウェディング・シンガー』で共演して以来、6年ぶりに再共演を果たした2人。互いに認め合う”最高のコンビネーション”で前作を超える深い感動を生み出すことに成功した。

全米がこの恋に心ふるえた。
興行収入1億2000万ドルのNo.1ヒットを記録。

『50回目のファースト・キス』は、全米で2004年2月13日のバレンタイン・デー直前に公開されるやいなや9日間で7200万ドルを叩き出した。週末の興行成績も2週間連続のNo.1を記録し、最終的には興行収入も1億2000万ドルを稼ぎ出し、全米の心をふるわす大ヒットとなった。
本作の監督は、『裸の銃を持つ男PART33 1/3/最後の侮辱』『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々』など大ヒット・コメディ・シリーズの実力派で、『N.Y.式ハッピー・セラピー』でもサンドラーと組んだピーター・シーガル。ユーモアを織り混ぜながら、優しさと純粋さがあふれるラブ・ストーリーを丁寧に演出している。共演は、TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」以来のサンドラーの親友、コメディアンのロブ・シュナイダー、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサム役でおなじみのショーン・アスティン、『ゴーストバスターズ』のダン・エイクロイドら個性的なキャストが脇を固めている。

ストーリー



常夏のハワイ、そのなかの観光地にもならないのどかな小さな島。

 いつものように行きつけのカフェ、フキラウ・カフェで朝食をとるルーシー(ドリュー・バリモア)に、男が声をかけてきた。シーライフ・パークで動物たちの面倒を見るプレイボーイの獣医ヘンリー(アダム・サンドラー)だ。ルーシーの大好きなワッフルや海洋生物について話すうち意気投合した2人は、翌朝もカフェで一緒に朝食を食べようと約束する。
翌日、ルーシーの前に約束通りヘンリーが現れるが、彼女はなぜか冷たい態度をとって他人のふり。混乱するヘンリーにカフェのオーナーがルーシーの抱える病気について教えてくれた。1年前の10月、ルーシーは交通事故に遭い、その後遺症で記憶障害になってしまったのだ。短期の記憶を保持することができず、一晩寝ると前日起きたことを全部忘れてしまうという。父親のマーリンと弟のダグ(ショーン・アスティン)の影ながらの努力もあって、彼女は毎日、そうとは知らずに同じ一日を繰り返し生きていた。
ルーシーにすっかり恋してしまったヘンリーは、この日を境に恋のアプローチを開始する。毎日、彼女との初対面から始め、少しだけ心が通じたり、フラれたりの繰り返し。それでもヘンリーはメゲずに、ルーシーの笑顔見たさにアプローチを続ける。そんなある日、ルーシーに変化が起こる。毎朝ヘンリーのことは忘れてしまっているはずなのに、彼と話した日は楽しそうに両親の思い出の曲”Wouldn’t It Be Nice”を歌うようになっていた。記憶の深いところでは、ヘンリーに好意を抱きその想いは持続しているのか・・・。

 ある日、ルーシーはハプニングで、時間が一年間、自分の中で止まったままなことを知る。マーリンとダグは、こんな時いつも行く病院にルーシーを連れて行く。主治医のDr.キーツ(ダン・エイクロイド)から「あなたの記憶障害は一生治る見込みはない」と衝撃的な事実を告げられたルーシーはショックを受けるが、翌日には忘れてしまう。ヘンリーは、毎日がお膳立ての繰り返しであるルーシーの人生を変えるため、病気の事実と愛の告白を綴ったビデオを作る。
以来、ルーシーの一日はヘンリーの告白ビデオを見てから始まることになった。ビデオを見た直後は絶望の淵に追い詰められるが、心からの愛の言葉を語り続けてくれるヘンリーの優しさと深い愛に触れ、毎日毎日、彼と恋に落ちるルーシー。一日も欠かすことなく、ヘンリーとデートをし、”最高のファースト・キス”を重ねていく幸せな日々が続いた。
そんな幸せの絶頂の中、ルーシーは、ヘンリーがセイウチの生態研究の為にアラスカに行く夢を、自分のために断念したことを知る。ルーシーは、「私と一緒にいたら彼の未来はない」と思い、自分が愛する人の重荷にならない為、別れを決意する。一方的にヘンリーに別れを告げ、彼との思い出がつまった日記を破り捨てるルーシー。その後、ルーシーは病院で暮らし始め、ヘンリーとすれ違っても気づかなくなってしまう・・・。
失意のまま、ヘンリーがアラスカに旅立つ日がやってきた。見送りに来たルーシーの父親マーリンが彼女の近況を伝える。「病院で絵を教え、絵を描き続けている。歌まで歌っている」。そして餞別のCDを渡す。CDにはあの”Wouldn’t It Be Nice”が入っていた。「彼女は自分を覚えているかもしれない?」という思いで病院へ駆けつけるヘンリー。期待に胸ふるわせ「僕が誰だか分かる?」と問うが、ルーシーの答えは「いいえ」。ショックを受けるヘンリーを、ルーシーはなぜか彼女のアトリエに招き入れる。そこで、ヘンリーが目にしたものは?

スタッフ

監督:ピーター・シーガル
脚本:ジョージ・ウィング
製作:ジャック・ジャラプト
製作:スティーブ・ゴリン
製作:ナンシー・ジュヴォネン
製作総指揮:ダニエル・ルピ
製作総指揮:マイケル・ユイング
製作総指揮:ジェイ・ローチ
撮影監督:ジャック・グリーン
美術監督:アラン・ラウ
編集:ジェフ・ガーソン
衣装:エレン・ラッター
音楽:テディ・カステルッチ

サントラ盤:ワーナーミュージック・ジャパン
後援:オアフ観光局

キャスト

ドリュー・バリモア(ルーシー)
アダム・サンドラー(ヘンリー)
ロブ・シュナイダー(ウーラ)
ショーン・アスティン(ダグ)
ダン・エイクロイド(キーツ医師)
ルシア・ストラス(アレクサ)
エミー・ヒル(スー)
ブレイク・クラーク(マーリン)

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