Jam Films2
原題:Jam Films2
短くても進化する。
2003年/日本/ヴィスタサイズ/DTSステレオ/115min 配給:東芝エンタテインメント
2004年12月24日よりビデオレンタル開始 2004年12月24日よりDVD発売開始 2004年3月27日より、渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー
(C)2003 アミューズ/セガ/アミューズソフト販売/IMAGICA
公開初日 2004/03/27
配給会社名 0008
解説
「Jam Films 2」の第2弾にはいくつかの企画の候補があった。1弾目に近い形で7本の短編を映画監督が作る。
これが最もオーソドックスなパート2だ。その他、海外の数カ国の監督による「アジアンJam」などアイデアはいくつもあったが、あえて、第2弾は領域を拡げてみる方向へと行くことになった。
「映画監督」の領域を拡げたい。勿論、実績のある「Jam 1」の監督たちはさすが、と言えるショートフィルムを作ってくれた。ただ、長編で皆、ヒット作、秀作を作り続けている人たちばかりであり、ある程度は予想も出来たはずだ。
だったら、2弾目は予想のあまりつかない方へ行ってみよう、というのが今回の作品群である。
4人の監督たちはミュージックビデオなどの世界では気鋭の人たちであり、「映像」を追及することでは本来の映画監督と同じプロだ。しかも、音楽からCM、スポーツ映像、テレビのオープニングなどショートの魔術師ばかりだ。
そこで、普段は長編ばかり作っている監督が短編に挑戦したパート1から、2弾目はショートの旗手たちが30分弱ではあるが、彼らにとっては「長モノ」に挑戦してもらったのである。この時間は一気に突っ走ることは困難で、相当の策を労せねば乗り越えられない尺だ。
期待通り、まったくバラバラな4本が誕生してしまった。各映画に相応しいキャスト・スタッフに恵まれ、普段の「映画」の領域ではなかなかお目にかかれない個性的な「Jam Films」が。パート1では味わえなかった新鮮な驚きがあった。
各々が持つ「映画」の概念が、これほど多様に表現されたことで確実に「領域」は拡がったはずだ。
ただ、多少実験に近いトライもしているのであくまでも、評価をしてもらえるかどうかは観客の判断に委ねるしかないのである。そして、今後も「Jam Films」は楽しめる娯楽エンターテイメント映画の枠は外さずに進化していくはずだ。
ストーリー
『机上の空論』
世の男性諸氏に贈る、確実にチャンスをモノにする上手な出逢い方から交際に持ち込むまで分析、解説。日本人男性特有の伝統を重んじたアプローチは、今の世の中で果たして効果的なのか?真実の愛のサクセスを追究する教訓<HOW TO>とその実戦編の2段構え、ラーメンズワールドが炸裂!
『FASTENER』
ファーストキス。
その一瞬の経験の間に、少年は大人になる為の現実と幻想の世界を彷徨い旅をする。初めてのキスの『向こう側』で、少年は大人になるにつれて人々が身に付けてしまう様々な“ウソ”と“ホント”に翻弄されていく…。旅の終わりに少年が出した答えとは…?
今最も注目される映像作家である丹下紘希。Mr.Childrenの名曲『ファスナー』から発想を得た彼が、新感覚の映像でこの世界にあふれる矛盾を切り取っていく。
『HOOPS MEN SOUL』
取り立て屋・黒木に父親の借金の肩代わりにさらわれた彼女(ミク)を救う為に、ヒロシはストリート仲間達と共に立ち上がる。果たしてその結末は…。
『CLEAN ROOM』
無菌室“CLEAN ROOM”に閉じこもったユカの前に現れる一人の女性。初めて会うのにどこか懐かしい、不思議な“温もり”によってユカの心の扉は徐々に開放されて行く。
スタッフ
プロデュース:河井信哉
製作総指揮:香山哲、大里洋吉、長瀬文男
エグゼクティブプロデューサー:宮下昌幸、梅村宗宏、橘田寿宏
企画:佐谷秀美、石田幸一
プロデューサー:渡辺和昌
制作:アミューズ
制作協力:スープレックス
製作:アミューズ、セガ、アミューズソフト販売、IMAGICA
『机上の空論』
監督:小島淳二
『FASTENER』
監督:丹下紘希
『HOOPS MEN SOUL』
監督:井上秀憲
『CLEAN ROOM』
監督:高橋栄樹
キャスト
『机上の空論』
片桐仁
市川実日子
小林賢太郎
『FASTENER』
有岡大喜
高木りな
あべこ
『HOOPS MEN SOUL』
須賀貴匡
すほうれいこ
大森南朋
『CLEAN ROOM』
韓英恵
麻生久美子
角田紳太郎
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す