原題:ONE TAKE ONLY

東京国際ファンタスティック映画祭2003正式出品作品::http://tokyofanta.com/

2001年/タイ映画/35mm/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/90分 配給:バイオタイド 提供:フルメディア

2004年06月25日よりDVD発売開始 2004年3月27日より新宿武蔵野館にて青春疾走ロードショー

(C)2001 FILM Bangkok, a division of BEC・TERO Entertainment Co.,Ltd.All rights reserved.

公開初日 2004/03/27

配給会社名 0330

解説


『レイン』『the EYE【アイ】』のオキサイド・パン監督が放つスタイリッシュな青春ストーリー
  男は、ギャングに憧れていた。女は、母親に仕送りをする為に学校に通いながら身体を売っていた。不器用に生きる若者二人が、バンコクのストリートで出会い、生き急ぐ。ただ二人は、ほんの小さな幸せを手に入れたかっただけなのに…。
 2001年のバンコク国際映画祭で上映され、微熱を帯びたスタイリッシュな映像で若者の姿をリアルに描き、高い評価を得たインディペンデント・ムービー『ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー』がついに公開される。2003年の東京国際ファンタスティック映画祭でも上映され、日本の若者にも支持を得た本作は『レイン』や『the EYE【アイ】』で双子のダニーと共同監督し、世界的にも高く評価されているオキサイド・パンが単独で監督。カラーフィルターやビデオ映像という独特な手法にユーモアを交え、スピード感溢れる展開で仕上げている。『レイン』で耳の聞こえないスナイパー役をクールに演じ、日本の女性観客のハートを掴んだパワリット・モングコンビシットが、今回もバンコクで暮らす若者を自然体で好演。やっと、彼の声を聞く事が出来る。タイでは、あまりにもリアルすぎる内容に映画会社は2年間塩漬けにしたが、漬け込んで食べ頃になった2003年のバレンタイン・デーに一般公開され、話題を呼んだ。

ストーリー


ほんの小さな幸せを手に入れたかった——。
バンコクで暮らすソム(ワナチャダ・シワポーンチャイ)は、男たちに身体を売って故郷の母に仕送りをしている女子学生。可憐な外見とは裏腹に頭の回転が早くしたたかな彼女は街の売れっ子だった。一方、ギャングに憧れながらドラッグの売人をしているチンピラのバン(パワリット・モングコンビシット)は、威勢はいいのだがいまひとつ決断力が無く、しがない日々を送っていた。
 そんな二人は、若者の集まるサイアムスクエアで顔見知りになる。ある日、バンは襲われた友達の仕返しに不良たちを襲撃するのだが返り討ちに遭ってしまう。それを助けたのが、偶然通りかかったソムだった。この事件をきっかけに、公営団地の同じ棟に住んでいることを知った二人は、急速に親しくなる。やがて彼らはチームを組み、マフィア相手にドラッグの取引を始める。ちょっとだけ贅沢な生活を手にした二人は、仲間から更に大きな取引に誘われ、危険な仕事を引き受けたのだが…。

スタッフ

監督:オキサイド・パン
製作:オキサイド・パン、ダニー・パン
撮影:デーチャー・スィーマントラ
音楽 オレンジ・ミュージック

キャスト

パワリット・モングコンピシット
シャラームポン・パプラク
ワナチャダ・シワポーンチャイ

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