ボクタチ ノ アカルクナイミライ?!

第24回若葉台夏祭り・わかば映画祭正式出品作品

2004年/日本/カラー/124分/ビスタサイズ/ドルビーSR 配給:ジェイ・ブイ・ディー

2005年04月08日よりビデオリリース 2004年9月18日より新宿ジョイシネマ3にてレイトショー 2005年04月08日よりDVDリリース

公開初日 2004/09/18

配給会社名 0173

解説

音楽、ファッション、ドラッグ、ヤクザ、セックス、ケンカ……若者たちの欲望が渦巻く、東京・渋谷を舞台に、子供から真の大人へ成長しようとする若者たちが、それぞれの夢と希望を抱きつつも、自らの将来に対峙しようとすると不安を抱き始める。
誰もが一度は味わう挫折と悲しみ、恋愛と友情、そして孤独に包まれ、大人への新たな一歩を模索する若者たちのリアルな日常を、魅力的で期待度満点のキャスティングとヒップホップ・サウンドを斬新にコラージュして描いた、爽やかでほろ苦い“渋谷・青春グラフィティ”である。

憧れのDJを夢見ながらも「現実はそんなに甘くないよ」と呟き、ピュアで優しすぎる上に現実の厳しさから逃避し続けてしまうケン。彼の友人で、ドラッグのプッシャー(売人)のバイトを契機にヤクザ社会に足を染めていき、やがては仲間を売ってしまうテツオ。 この半端な若者二人を軸に、彼らの周囲を様々な若者たちが通り過ぎていき、それぞれが大人への一歩……“ウェルカム・トゥ・パラダイス”のキーワードを模索する。そしてラストに到って、タイトルの“ガチャポン”の真意「博多弁でアベコベ、ドンデン返し」の理由が明らかになる。人生って、自分が思うようにはならないもの……だから楽しいのさ、というすがすがしさは感動的ですらある。

普遍的な青春物語を支える魅力の一つに、これからの邦画界を支えていくだろう若い顔ぶれと、芸達者なベテラン陣の共演が魅力になっている。ケン役には映画 『リリイ・シュシュのすべて』『バトル・ロワイアル2 鎮魂歌レクイエム』、TV『ヤンキー母校へ帰る』などで繊細な演技が印象に残る忍成修吾、テツオ役には『昭和歌謡大全集』、『スクールウォーズ/HERO』の黄川田将也、二人の間で揺れ動くヒロイン役に映画『GO』『リリイ・シュシュのすべて』の伴杏里、ケンが憧れる年上の女性に映画『アナザヘヴン』『リターナー』の岡元夕紀子、そしてテツオに売られる友人役に『海猿ウミザル』の深水元基。若者を取り巻く大人たちには、ヤクザ役で映画『模倣犯』の津田寛治、オカマの運び屋役とナレーションに映画『踊る大捜査線2』の小木茂光らが出演。
 監督・脚本を務めた内田英治は、本作が第1回作品だが、若者たちの等身大の姿を繊細に描いて早くも注目されている。また音楽ラップグループ、餓鬼RANGER、ラッパ我リヤ等が出演し、DJGREENPEEACE(餓鬼RANGER)が音楽プロデュースを担当しているのも大きな話題になっている。

ストーリー

スタッフ

製作:平尾忠信 
プロデューサー:常包英行 
監督・脚本:内田英治(第1回監督作品)
撮影監督:小山田勝治 
音楽プロデュース:
GP a.k.a GREEN PEEACE from 餓鬼RANGER 
キャスティング:白石 明
録音:梅原淑行 
編集:神谷信武
衣装:寿村太一、井関かおり
メイク:五島直子、結城 藍
フォトディレクター:アライテツヤ
プロデューサー補:武 広宣
ラインプロデューサー:水科哲哉
主題歌:「プレイバック/餓鬼RANGER」
ビクターエンタテインメント
音楽制作:ポジティブプロダクション
制作協力:アンフィニジャパン・プロジェクト
宣伝パンフレット編集:生駒隆始
デザイン:秋山京子
イラスト:宮原芽映
製作・配給会社:ジェイ・ブイ・ディー

キャスト

忍成修吾
黄川田将也
伴杏里
松田一沙
岡元夕紀子
深水元基
竹井洋介
矢沢心
松本まりか
虎牙光揮
餓鬼RANGER
ラッパ我リヤ 
秋本奈緒美
榊 英雄
津田寛治 
小木茂光(ナレーション)

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