原題:Nathalie...

フランス映画祭横浜2004::http://www.unifrance.jp/yokohama/ 2003年度トロント国際映画祭正式招待上映作品 2004年ロサンジェルスシティオブエンジェルフィルムフェスティヴァル正式招待上映作品

フランス公開2004年5月7日

2003年/フランス/100分 配給:ワイズポリシー+アートポート

2005年05月27日よりDVDリリース 2004年12月18日、bunkamuraル・シネマにてロードショー

公開初日 2004/06/16

公開終了日 2004/06/20

配給会社名 0043/0014

解説


『ドライ・クリーニング』で愛に翻弄される夫婦の転落をセンシャルにみつめ、高く評価されたアンヌ・フォンテーヌが、同じ秘密を抱えたふたりの女の間に広がる甘美で危険な愛の世界を、アンニュイに描き出した官能のラヴ・ロマンス。

力トリーヌを演じるのは、『永遠のマリア・カラス』で大女優の貫禄を見せつけたファニー・アルダン。
マリーンには、今年のカンヌ映画祭審査員を務めた、『かげろう』のエマニュエル・ベアール。『8人の女たち』以来の共演となる本作で、女性ならではの共犯関係と裏切りをスリリングに体現する。
ベルナールには、『ルビー&カンタン』の名優ジェラール・ドパルデュー。
『ポルノグラフィックな関係』のフィリップ・ブラスバンの原案を基に、フォンテーヌとともに脚本を手掛けたのは、『愛を弾く女』のジャック・フィエスキと『年下のひと』のフランソワ=オリヴィエ・ルソー。
音楽は、『髪結いの亭主』『ピアノ・レッスン』で一大ブームを巻き起こしたマイケル・ナイマンが、スリリングな愛憎劇をドラマティックに彩っている。

「私は、露わな性描写について考慮したことはありません。むしろ、観客の想像力に委ねる方が、より背徳的で興奮させられます。言葉には非常に強いエロティシズムが秘められています。声も同様です。私がこの2人の女優を選んだのも、その声ゆえなのですから」(アンヌ・フォンテーヌ〉
「いくぶん、シックでクールなスタイルに面食らう観客がいるかもしれない。しかし、それこそがこの映画の持つインパクトや魅力、いつまでも強く心に残り、深く潜行して表には現れない痕跡に、大いに寄与している。これは監督が対象からつねに距離を置きつつも、優しさに満ちた演出を試みているだけに、なおさら明確な事実となっているのだ」
(ステユディオ誌)

ストーリー

ブルジョワの人妻カトリーヌは、ある朝、夫のベルナールが浮気をしていることを知る。ショックを受けた彼女は、会員制売春クラブの娼婦マルレーヌと出逢い、彼女にベルナールを誘惑し、夫との間に起きたすべてのことを報告するよう依頼する。こうして、自らをナタリーと偽ったマルレーヌは、ベルナールと接近、彼との情事を事細かにカトリーヌに伝えるのだった……。

スタッフ

監督:アンヌ・フォンテーヌ
製作:アラン・サルド
脚本:アンヌ・フォンテーヌ、ジャック・フィエスキ
撮影:ジャン=マルク・ファブル
音楽:マイケル・ナイマン

キャスト

ファニー・アルダン
エマニュエル・ベアール
ジェラール・ドパルデュー

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