原題:哭泣的女人

私の涙、売ります

2002年/カナダ・フランス・韓国/カラー/35mm/アメリカンヴィスタ/90分/ 配給:ミラクルヴォイス

2004年10月22日よりビデオレンタル開始 2004年11月05日よりDVD発売開始 2004年2月28日よりシブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー

公開初日 2004/02/28

配給会社名 0372

解説


中華人民共和国建国後、初めてハリウッドに売却されたリュウ・ビンジェン監督待望の3作目となる本作は、インディペンデントで製作されながらも、カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品され、既存の中国映画のイメージを払拭する洗練された作品として熱い支持を受けた。
映像派監督リュウ・ビンジェン監督が送る、現代中国のユーモラスで鮮烈な異色作は、今を生きる女性に強い共感とカタルシスを呼ぶに違いない。
脚本の段階で中国当局から撮影の許可が下りず、カナダと韓国の資金提供によって製作されています。

ストーリー


 北京に不法滞在しているグイ。夫のゲンは働きもせずに毎日、麻雀ばかりやっている。そんな夫にグイはイライラをつのらせるが、生活を支えるために路上で海賊盤のDVDを売っている。客からの同情を買うために、知人の子供を借り、抱きかかえながらの商売だ。そんな違法の商売が順調にいくことはなく、客のリクエストに答えられなかったり、値切られたり、警察の取り締まりにあったりという具合だ。
 そんなある日、夫のゲンが麻雀中の諍いから男を殴り、傷害の罪で捕まってしまう。しかも、借りていた子供の家族はどこかに消えてしまい、その上不法滞在の罪で故郷に追い返されてしまう。子供の家族は結局見つからず、子供をつれて故郷に戻ったグイは今は結婚した昔の恋人で葬儀屋を営むヨーミンを訪ねる。子供の預け先を探し、愛する駄目亭主にも会えず、なんとなく故郷でヨーミンと暮らすグイだったが、夫にキズを負わされた男と妻が治療費の請求にやって来る。とても払えない金額に大声で泣くグイ。それを見たヨーミンはグイにある提案をする。それは“哭き女”としてお金(治療費と夫の保釈金)を稼がないかというものだった。

スタッフ

監督:リュウ・ビンジェン
製作:ダン・イエ
脚本:リュウ・ビンジェン/ダン・イエ
撮影:シイ・ウェイ
美術:リュウ・リイグオ
音楽:ドン・リイチャン
配給:ミラクルヴォイス/ビターズ・エンド

キャスト

リャオ・チン
ウェイ・シンクン

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す