原題:Addicted

2002年/韓国/カラー/114分/35mm/1:1.85/ビスタ/ドルビー・デジタル 配給:エスピーオー

2004年09月03日よりDVD発売開始 2004年4月24日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー 2003年シネマコリア2003にて上映  8月9日(土)・10日(日) 名古屋・愛知芸術文化センター 12階 アートスペースA  8月30日(土)・31日(日) 東京・草月ホール

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公開初日 2004/04/24

配給会社名 0116

解説


 ミステリアス・ロマンス。仲のよい兄弟が同日同時刻に別々の場所で事故に遭う。兄ホジン(イ・オル)は意識不明の重体。弟テジン(イ・ビョンホン)は一年後に奇跡的に意識を取り戻す。しかし、テジンの体には兄ホジンの魂が宿っていた。テジンを愛していたエジュ(パク・ソニョン)はその事実を受け入れることが出来ずにいたが、兄嫁ウンス(イ・ミヨン)は、やがて義理の弟の体の中に愛する夫の魂が存在すると確信するようになる。
 静謐で落ち着きのある映像とムーディな音楽、そして鑑賞後、何度でも見返したくなる「中毒」性を持ったシナリオが魅力。その秀逸なシナリオはハリウッドの目にもとまり、米国Intermedia社がリメイク権を購入。現在、製作に向けてシナリオ作家を物色中だという。監督は、パク・チョルス監督の『301・302』などで助監督をつとめた新鋭パク・ヨンフン。イ・ビョンホン、イ・ミヨンの大人の演技、そして脇を固めるイ・オル、パク・ソニョンの存在感ある演技にも注目。

ストーリー

 両親を早く亡くしたせいもあり、兄ファン・ホジン(イ・オル)と弟テジン(イ・ビョンホン)は、何でも包み隠さず話し合う仲の良い兄弟だった。3年前、家具アーティストである兄ホジンが、コンサート・プランナーとして活躍するハン・ウンス(イ・ミヨン)と結婚して以来、3人は、庭の一角にホジンのアトリエもある田園地帯の一軒家で平穏な日々を送っていた。

 結婚記念日に、仕事に追われるウンスのために夕食を用意し、雨が降り出したのに気づいて、地下鉄の駅までウンスを迎えにいくホジン。彼はウンスに、彼女の好きなCDと、彼女の父親がかつて桃花の種で作ってくれたペンダントに付ける、新しい鎖をプレゼントする。そんな仲睦まじい兄夫婦を眩しそうな目で見守る弟テジン。
 だが、ホジンの心配をよそにカーレーサーの道を邁進するテジンの、優勝を期したレース当日。トラブった他のレースカーにテジンのレースカーが激突した同時刻、ホジンを乗せてレース会場に急ぐタクシーがトラックと衝突。ホジンとテジンは、共に昏睡状態に陥ってしまう。

 1年後。
 奇跡的に眠りから目覚めた弟テジンを、ウンスは家に連れて帰る。
 虚ろな目で長時間眠り続けるテジンの容態を気遣うウンスは、ある朝、テジンが夫ホジンそっくりの格好で花に水を撒いている姿を目撃。
自分はホジンだと主張するテジンと、義弟に意識不明の夫の魂が宿っているなど、とても信じられないウンスとの、危うく緊張を孕んだ同居生活が始まった。

 テジンの仕種や話し方に夫の面影を見て混乱しながらも、頑なに“義弟”との一線を守ろうとするウンス。
 テジンは、自分のせいで思い悩むウンスのために、彼に想いを寄せる女友達エジュ(パク・ソニョン)の提案を受け入れ、家を出て牧場での肉体労働に従事する。
けれど、牧草地に降りしきる雨を見た瞬間、テジンはウンスへの熱い想いを募らせ、居ても立ってもいられずに家に舞い戻ってしまうのだった……。

スタッフ

製作総指揮:パク・ムソン
製作:イ・チュニョン
アソシエイト・プロデューサー:イム・ヘウォン
監督:パク・ヨンフン
脚本:ピョン・ウォンミ、ソン・ミノ
脚色:クァク・ジェヨン
撮影:キム・ビョンイル
照明:イ・ガンサン
編集:キョン・ミノ
録音:アン・サンホ
美術:オ・サンマン
プロダクション・デザイナー:カン・スンヨン
アシスタント・プロダクション・デザイナー:イ・ジョンウ
音楽:チョン・ジェヒョン
衣装:リュ・スジン
メイクアップ:カン・ギョンファ
特殊効果:デモリッション

キャスト

イ・ビョンホン
イ・ミヨン
イ・オル
パク・ソニョン

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