原題:House of Sand and Fog

亡き父との想い出を守るため、 愛する家族と幸せを掴むため、 私たちには帰る場所が必要だった・・・。

2003年ナショナル・ボード・オブ・レビュー2部門受賞 2003年ニューヨーク映画批評家協会賞受賞 2003年ワシントン映画批評家協会賞ノミネート 2003年ブロードキャスト映画批評家協会賞2部門ノミネート 2003年サウスイースタン映画批評家協会賞受賞 2004年ロサンゼルス映画批評家協会賞受賞 2004年カンザスシティ映画批評家協会賞受賞 2004年オンライン映画批評家協会賞受賞 2004年フェニックス映画批評家協会賞受賞 2004年インディペンデント・スピリット賞3部門ノミネート 2004年ゴールデン・サテライト賞2部門ノミネート 2004年フェニックス映画批評家協会賞2部門ノミネート 2004年シカゴ映画批評家協会賞2部門ノミネート 2004年オンライン映画批評家協会賞ノミネート 2004年アメリカ映画俳優組合賞ノミネート 2004年アカデミー賞3部門ノミネート 2004年ゴールデン・グローブ賞ノミネート

2003年/アメリカ/126分/全米配給:ドリームワークス 配給:ギャガ・ヒューマックス

2005年03月04日よりビデオレンタル開始 2005年03月04日よりDVDリリース 2004年11月6日(土)より丸の内ピカデリー2他全国松竹・東急系にてロードショー

公開初日 2004/11/06

配給会社名 0025/0145

解説


失って、初めて気付いた。求めていたのは、家ではなく家庭だったと・・・。
世界中を嗚咽させた、今世紀、最も美しい悲劇が遂に幕を開ける!

美しい海と夕日が見える一軒の「家」。亡き父の形見であるその家に住むキャシーは、政府の手違いから家を失ってしまう。代わりに家を手に入れたのは、政変で祖国を追われたベラーニ元大佐一家だった。愛する妻と息子と共にもう一度幸せを掴むため、アメリカ生活の最後の希望を家に託すベラーニ。一方、孤独な生活を送るキャシーも、家族の思い出が詰まった家を取り戻そうとする。心すり減らすような争いの果てに、ようやく心通わせる彼らだが、時は既に遅く、その先には、あまりに悲しい運命が彼らを待ちうけているのだった・・・。

世界中を号泣させ、本年度アカデミー賞主要三部門にノミネートされた本作は、家族と家をテーマにした胸締め付けられるヒューマン・ドラマ。亡き父との思い出を守ろうとするキャシーを「ビューティフル・マインド」でアカデミー賞に輝くジェニファー・コネリーが。そして、彼女の対立しながらも誇り高く生きようとするベラーニを「ガンジー」でアカデミー賞受賞したベン・キングスレーが圧倒的存在感で演じる。原作は今世紀最高の悲劇といわれる文芸大作「砂と霧の家」。これまで100以上にも及ぶ映画化のオファーを断り続けた著者アンドレ・デュバス三世が、監督の熱意に負けドリームワークス製作により映画化が実現した。誰もが帰るべき場所を必要としている。しかし、それは形としての家ではなく、幸せな家庭なのではないだろう。あのスピルバークも号泣した一大感動ヒューマン・ドラマが遂に日本で幕を開ける。

ストーリー


亡き父が残した海辺の一軒家に住んでいるキャシー・ニコロ(ジェニファー・コネリー)。結婚生活に失敗し、夫に出て行かれた彼女は、仕事もなく一人失意の日々を送っている。遠くに住んでいる母には、そのことを言えず、「幸せな生活を送っている」と電話で嘘をつくキャシー。そんなとき、たった数万円程度の税金未払いから、家を差し押さえられてしまうことに。後に、それが行政の手違いであったことが判明するが、すでに家は他人の手に渡っていた。

新しく家主になったのは、政変でイラクを追われ、アメリカに亡命したベラーニ元大佐(ベン・キングスレー)一家。かつて、優雅な生活を送っていたベラニーも、今は肉体労働に身をやつしている。従順で献身的な妻ナディ(ショーレ・アグダシュルー)と愛する息子のためにも、「もう一度、この家で人生をやり直そう」となけなしのお金で家を買ったベラーニ。美しい夕日と海が見えるその家は、彼が故郷で持っていた別荘に似ていた。

一方、家を失ったキャシーは、レスター警官(ロン・エルタード)の力を借りて、ベラーニに家を返すように詰め寄るが、応じてももらえない。父との想い出を守ろうとするキャシーと、新たな生活への最後の希望を託すベラーニ。それぞれの思いで家に固執する二人の対立は激化し、いつしか幸せを求めるはずの争いは、皮肉にも二人に幸せの本質を見失わせてしまうことに。しかし、妻ナディや息子の無償の優しさが、彼らに目を開かせる。ようやく、自分が本当に求めていたものが、家ではなく家庭であることに気付き、彼らは心通わせる。しかし、時は既に遅く、あまりに悲しい運命が彼らを待ち受けていたのだった。

スタッフ

監督:ヴァディム・パールマン
原作… アンドレ・デュバス三世 
脚本…ヴァディム・パールマン、ショーン・ローレンス・オットー
製作総指揮…ニーナ・R・サドウスキー、スチュワート・ティル 
撮影:ロジャー・ディーキンス「ビューティフル・マインド」「ショーシャンクの空に」
音楽:ジェームズ・ホーナー「ビューティフル・マインド」「タイタニック」
編集: リサ・ゼノ・チャージン

キャスト

キャシー:ジェニファー・コネリー
ベラーニ:ベン・キングスレー
ナディ:ショーレー・アグダシュル
レスター:ロン・エルタード
コニー・ウォッシュ:フランセス・フィッシャー
キャロル・バードン:キム・ディケンズ

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