2003年/日本/ 配給:東宝

2014年05月14日よりDVDリリース 2004年07月30日よりDVD発売開始 2003年12月13日より東宝邦画系にてロードショー公開 (同時上映:劇場版とっとこハム太郎3)

公開初日 2003/12/13

配給会社名 0001

解説


ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 人気三大怪獣 初決戦!
首都・東京でメガトン級超バトル!!

 ゴジラが誕生して今年で49年、04年の誕生50周年を目前にした本作は、シリーズのひとつの区切りとして、新しいゴジラ誕生の布石のための“最終決戦”となる。昨年の「ゴジラ×メカゴジラ」で鮮烈にデビューした機龍(メカゴジラ)の1年後を描きながら、1954年公開の元祖「ゴジラ」と1961年公開のあの「モスラ」をモチーフに、人気怪獣ベスト3が初顔合わせという、ファンならずとも興奮のゴジラシリーズの集大成だ。
今回のバトルフィールドは首都・東京。ランドマークである東京タワーをはじめ、国会議事堂、六本木ヒルズなど東京の名所を中心に三大怪獣が激突。ゴジラのDNAから作られ、前作でゴジラをあと一歩のところまで追いつめた機龍(体長60メートル、重武装時4万トン)と5年ぶりに復活した小美人とともにあらわれたモスラ(全長43メートル、体重九千トン)、そしてゴジラ(体長55メートル、体重2万5千トン)が激突し、メガトン級の超バトルが繰り広げられる。

 スタッフ・キャストにも最強のメンバーが揃った。機龍を修復する整備士・中條義人には金子昇。「映画サイズのスケール感がある」と大抜擢され、機龍の存在自体に苦悩する難しい役に挑む。新しい機龍隊のメンバーには、「癒し系」の人気女優・吉岡美穂、ボクシングのプロライセンスを持つ虎牙光揮が顔を揃える。またモスラのメッセージを伝える、身長21cmの小美人には、長澤まさみと大塚ちひろが息の合った演技をみせる。そして、ゴジラ映画には久々の小泉博が「モスラ」(’61)の時と同じ中條博士を演じ、さらに高杉亘、中尾彬ら豪華キャストが前作に引き続いて出演する。監督は、前作を史上最もヒューマンなゴジラに描き、その手腕を発揮した手塚昌明。今作も「生命の尊厳」をテーマに、何故ゴジラは現代に現れるのか?人間はメカゴジラを造って本当に良かったのか?モスラは小美人を通してどんなメッセージを伝えたいのか?を、リアルとファンタジーを融合させながら描いていく。特殊技術は今回新たに、「ゴジラ」(’84)でチーフ助監督をしていた浅田英一が参加。その他メインスタッフには、シリーズおなじみのメンバーが集結した。過去26作品で9700万人を動員し、総動員数一億人突破を狙う本作品、12月13日の全国公開に向けていよいよ始動する!

ストーリー

 1年前のゴジラとの戦いで右腕と、最大の武器であるアブソリュート・ゼロを失い、機体の37%を損傷した機龍(メカゴジラ)は特生自衛隊八王子駐屯所の地下ドックで修復作業中である。

 その機龍の修復に携わる整備士、中條義人(金子昇)は、叔父である中條信一(小泉博)と甥っ子の瞬と共に、別荘で休暇を過ごしていた。そこへインファント島の小美人が3人の前に現れる。43年前、モスラが東京に上陸した時、自分たちとモスラを人類の味方として見守ってくれた信一に忠告をしに来たのだ。『お願いがあります』小美人は言う。『人間がゴジラの骨から戦いの道具を作ったのは大きな間違いです』機龍の存在を否定する小美人。もしゴジラが現れた場合は、代わりにモスラが戦うというのだ。『ゴジラの骨を海に返してください。さもないとモスラは人間の敵にならねばなりません———』と、謎の言葉を残し、モスラと共に3人の前から去っていく。

 休暇が終わり、機龍の修復を続けながらも小美人の言葉が気になる義人。また信一も旧友である五十嵐総理(中尾彬)に機龍プロジェクトの凍結を進言していた。その頃、千葉の九十九里に謎の巨大生物の死骸が漂着したり、太平洋でアメリカの原子力潜水艦が突然消息を絶つなど、怪事件が連発する。
 そして1年前の傷跡がまだ生々しく残ったままのゴジラがついに姿を現し、東京へと舞い戻って来る。
特生自衛隊はゴジラを1年前の戦いによって廃墟となった品川へ誘い込み、修復の完全でない機龍抜きで、ゴジラを迎え撃つ。そんな中、43年前の話を信一から聞いていた瞬は、その時の方法で、モスラを呼ぼうとしていた。

 ゴジラは、品川・港区を破壊し、何故か八王子方面に進行していく。信一と瞬が逃げ遅れ、ビルの崩壊に巻き込まれそうになったその時…何処からともなくモスラが飛翔してくる。それは人間の味方なのか? 2匹の怪獣に占拠された東京。苦渋の五十嵐総理は、修復の完全でない機龍に出撃命令を下す。機龍は、果たしてゴジラとの戦いに決着をつけられるのか?

 戦いはそれだけでは終わらない…3大怪獣の壮絶なバトルが始まった時、また新たな巨大生物が東京を目指していた。それは、人類の敵か味方か?東京はどうなってしまうのか?史上最大の怪獣バトルロワイヤルは、想像もつかない方向へ展開していくのを誰もまだ知る由もなかった。

スタッフ

監督・脚本:手塚昌明
製作:富山省吾
脚本:横谷昌広
音楽:大島ミチル
特殊技術:浅田英一
プロデューサー:山中和成

撮影:関口芳則
美術:瀬下幸治
録音:斉藤禎一
照明:望月英樹
編集:普嶋信一
キャスティング:斉藤謙司
助監督:村上秀晃
製作担当:平山高志

【特殊技術】
撮影:江口憲一
特美:三池敏夫
造形:若狭新一
デザインワークス:西川伸司
特効:久米攻
操演:鳴海聡
助監督:加藤晃
製作主任:原田耕治

【視覚効果】
プロデューサー:小川利弘
スーパーバイザー:泉谷修

協力:防衛庁
製作:東宝映画
配給:東宝

キャスト

中條義人:金子 昇
如月梓:吉岡美穂
秋葉恭介:虎牙光揮

小美人:長澤まさみ
小美人:大塚ちひろ
一柳/特自・幕僚長:中原丈雄
土橋/防衛庁長官:上田耕一
神崎/機龍整備班・班長:益岡 徹
二階堂/特自・特殊作業隊:升 毅
秋葉功/防衛庁・長官政務官:清水紘治
富樫/機龍隊・隊長:高杉 亘
中條信一:小泉 博
五十嵐総理大臣:中尾 彬

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