原題:Moro No Brasil

自由に生きるリズム ブラジルに魅了されたミカ・カウリスマキが、 情熱の国に音楽のルーツを求めて旅に出た——

山形国際ドキュメンタリー映画祭2003特別招待作品 2002年ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品 2002年ブラジル映画祭正式出品 2002年サンフランシスコ国際映画祭正式出品 2002年分ンヌ国際映画祭正式出品

2002年2月21日ドイツ初公開

2002年/ドイツ・ブラジル・フィンランド/カラー/105分/ 配給:アルシネテラン

2004年06月19日よりDVD発売開始 2003年12月20日よりシブヤ・シネマソサエティにてロードショー

公開初日 2003/12/20

配給会社名 0013

解説



フィンランド—ブラジル、ミカ・カウリスマキが音楽のルーツを巡る
4000キロの旅の途中で出会った31組のアーティストとの感動ドラマ

遡ること30年前、“ディープ・パープル”のレコードと引き換えに、ブラジル音楽のレコードを手に入れたフィンランド人映画監督、ミカ・カウリスマキは、その音楽の虜となり、映画祭でブラジルを訪れた時、その土地にすっかり魅了され、いつしかブラジルヘの想いをめぐらせていた。そして今回、生まれ故郷フィンランドを飛び出し、自らガイド役を務め、ブラジル音楽のルーツをたどって旅に出るロード・ムービー『モロ・ノ・ブラジル』を完成させた。

音楽=生きる、貧しくても豊かなブラジルの人々と多種多様な音楽。
彼らとの出会いは忘れられないものになる—

ミカが辿ったその旅程はなんと4000キロ。ペルナンブコ、バイーア、リオ・デ・ジャネイロといった3つの州を経由、サンバやポサノヴァにとどまらず、ポップ、ファンク、パンク、ラップ、宗教音楽など様々な音楽の形態と地方色豊かなミュージシャン、歌手、ダンサー違との素晴らしい出会いと別れに触れ、音楽に生きる人々の人生観溢れるインタピューと、迫力と感動のライブで綴っていく。最後、リオ・デ・ジャネイロに辿り潜いた彼は、ある人生の決断をする…。2002年ベルリン映画祭に出品され、その内容の素晴らしさに会場はスタンディングオべーションで包まれた。その後様々な映画祭を経て、ドイツ、フィンランド、オーストリア、スイス、フランスなどで公開され、大ヒットを記録している。

“モロ・ノ・ブラジル=私はブラジルに住んでいる”とは、彼自身の言葉である。10年以上前に、プうジルを第2の故郷に定めた彼は、その音楽の魅力にとりつかれた。ミュージシャンや音楽の形態に関する選択は彼自身によるもので、無名のミュージシャンたちに焦点を当て、自らの意思で故郷と定めたブラジルの人びとの純粋さや情熱を伝えている。ブラジル音楽は、500年以上も前に発見されたこの地を形成してきた影響と同様に、多様性に富み、ブラジル独自の伝統そしてアメリカやヨーロッパからの移民が持ち込んだ文化的伝統は、1億7000万の国民を有するこの巨大な国で用いられる楽器、リズム、音楽の形態などに反映されているのだ。

ストーリー

スタッフ

監督:ミカ・カウリスマキ
脚本:ミカ・カウリスマキ、ジョルジ・モウラ

キャスト

セウ・ジョルジ(『シティ・オプ・ゴッド』)
マルガレッチ・メネーゼス
イヴォ・メイレリス&ファンキン・ラタ
ヴェーヤ・グアルダ・ダ・マンゲイラ(リオのカーニヴァル優勝常連チーム)
ほか計31組のアーティスト達

LINK

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□IMDb
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http://www.moronobrasil.com/
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