サンダーバード

そのスタイル、そのスピード、そのパワーに全世界が注目！！
あの伝説の名作が、今、巨大なスケールで甦り、究極のエンターテインメントとして出動する！

　最新鋭のメカを自由に駆使し、不可能と思えるミッションを達成する??誰もが夢見た”サンダーバード”の世界がついに実写になってスクリーンに登場。４０年の長きに渡り、あらゆる人の憧れだった国際救助隊が最先端のＶＦＸの力で完成し、今、スクリーンに甦る。
サンダーバードの宿敵、フッドとの対決を縦糸に、親子の絆、兄弟愛、そして仲間との信頼を横糸にした、全く新たなストーリーで《驚異》《冒険》そして《感動》を描くこの映画に、旧来のファンのみならず、誰もが興奮するに違いない。

　１９６５年に英国で発表された “サンダーバード”は、従来のＴＶシリーズのイメージを根底から覆した。科学技術に裏打ちされながら、全く見たこともない独創的なメカが、水・陸・空を縦横無人に駆け回る。カラー放送の黎明期にあって、登場人物のファッションやメカのカラーリングの鮮やかさに、誰もが目を奪われた。そして”スーパーマリオネーション”による高度な人形アニメであることは、もうひとつの効果を生み出した。人種や国境の壁を軽やかに越えて、世界平和のために日夜活躍する国際救助隊の姿に誰もが胸を熱くしたのだ。ジェリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソンが産み出したこのシリーズは全世界の子供たちのみならず、大人にも熱狂的に迎え入れられ、後に登場する世界各国のＳＦアドベンチャーや特撮作品に多大な影響を与えることになった。

　今なお世界各国で愛され続け、生きながら伝説となったこの名作をもとに、実写によるまったく新しい映像で構築された劇場版『サンダーバード』。製作にあたったのは『ノッティング・ヒルの恋人』や『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ラブ・アクチュアリー』など、数々のヒット作を送り出し、イギリスを代表するスタジオとなったワーキング・タイトル・フィルムズ。ＶＦＸ、ＣＧをはじめ、最先端の特撮技術を駆使して映像化してサンダーバードの一方の主役と言える数々のメカを再現した。
しかし、『サンダーバード』は機械の凄さを見せるためだけの映画ではない。あらゆるメカは国際救助隊のメンバーが乗り込むことではじめてその威力を発揮し、知恵と勇気で不可能な任務を成し遂げてゆく。だからこそ『サンダーバード』は時代の流れに消えることなく、何世代にも渡って絶大な支持を受け続けているのだ。
さらに画面造形のコンセプトは＜レトロ・フューチャー＞（回想する未来）の世界観で統一されている。かの『未来世紀ブラジル』に代表されるこのコンセプトは、登場人物のファッションからセットデザイン、メカのデザインに至るまで徹底された。特にレディ・ペネロープに代表される”サンダーバード・スタイル”とも言うべきファッション性は、スーパーマリオネーションの世界からそのまま抜け出したかのようだ。近年ファッション界でもブレイクしているカラフルな６０’ｓデザインを活かしながら、キュートで斬新、刺激とアイデア満載の映画となっている。

　世界に次々と起こる危機から人類を救うために組織されたサンダーバード＝国際救助隊（ＩＲ：インタナショナル・レスキュー）。元・宇宙飛行士にして大富豪のジェフ・トレーシーが創設したこの組織は、南太平洋に浮かぶ絶海の孤島トレーシー・アイランドを秘密基地として、超高速ジェットのサンダーバード１号、救助メカを搭載した２号、宇宙ロケットの３号、小型潜水艇の４号、地球全域の情報を集める巨大宇宙ステーション５号を駆使して災害の拡大を未然に防いできた。メンバーはトレーシー・ボーイズと呼ばれるジェフの息子たち、天才科学者ブレインズ、シークレット・エージェントのレディ・ペネロープとその執事のパーカー??。そんなある日、国際救助隊の宿敵フッドが、ついにその牙をむき、サンダーバードはかつてない危機に陥る…！

　ワーキング・タイトルのプロデューサー、ティム・ビーヴァンとエリック・フェルナー、マーク・ハッファムの３人は、TVシリーズのエッセンスを汲み取りながら、万人にアピールする新しい意匠の作品とするため第一級の才能を集めた。『ビルとテッドの地獄旅行』『ガーフィールド』の監督であるピーター・ヒューイットと『スコーピオン・キング』の脚本を担当したウィリアム・オズボーンがつくりあげたストーリーをもとに、オズボーンと『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー』のマイケル・マッカラーズが脚本にあたった。監督には、ＴＶシリーズの”新スター・トレック”でウィリアム・トーマス・ライカー副長を演じて俳優のキャリアを築き、『ファースト・コンタクト／STAR　TREK』、『スター・トレック／叛乱』、「タイムマイン」などの演出で高い評価を受けているジョナサン・フレイクス。ドラマの演出にも定評があるが、今回はＶＦＸやＣＧを巧みに駆使した。そして完成したのが、オリジナルにオマージュを捧げながらも、ＴＶシリーズを知らない人にも楽しめるＳＦアクションの新たな大作である『サンダーバード』だ。

　そのフレイクスとすばらしいコラボレーションをみせる撮影は『ヴェロニカ・ゲリン』のブレンダン・ガルヴィン、洗練された意匠を生み出したプロダクション・デザイナーは『光の旅人K?PＡＸ』などで知られるジョン・ベアード。またレディ・ペネロープのピンクのスーツをはじめとするチャーミングな衣裳を担当した『ハルク』のマリット・アレン。『シカゴ』でオスカーに輝いた編集のマーティン・ウォルシュまで、確かな仕事ぶりで映画の魅力を倍増している。さらに音楽はオスカー受賞の『ライオン・キング』をはじめとして『グラディエーター』『ラスト　サムライ』などの名手、ハンス・ジマーが担当。さらに脅威の映像をつかさどるＶＦＸスーパーバイザーにはテレビで活躍するマイク・マッギィー、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のマーク・ネルムス、『トロイ』のスティーヴ・パーソンズ、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のタラ・ウォーカー。ＣＧＩスーパーバイザーには『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のクレイグ・リンなどなど実力派が揃っている。

　キャスティングにも様々なアイデアが盛り込まれた。ジェフ・トレーシーには『ツイスター』や『タイタニック』などのビル・パクストン。ブレインズには「ＥＲ／緊急救命室」のドクター・グリーンでおなじみのアンソニー・エドワーズ。レディ・ペネロープには『フロム・ヘル』や『アンダーワールド』などで注目を集めるソフィア・マイルズ。この作品でさらにメジャーな存在になることは間違いない。

　また宿敵フッドには『ガンジー』でオスカーを手中に収め、さまざまな作品で名優ぶりを発揮しているベン・キングズレー。執事のパーカーには『秘密と嘘』のロン・クック。
　なによりの話題は”トレーシー・ボーイズ”に扮したブレイク必至の明日のスターたち。『Ｋ?19』のレックス・シャープネル、『沈黙の陰謀』のフィリップ・ウィンチェスター、テレビ映画”The Lost Prince”で注目されたドミニク・コレンソ。舞台を中心に活躍してきたベン・トージャンセン。そして “Thirteen”のブラディ・コルベットがアランを演じている。幅広いオーディションから選ばれた彼らは、いずれもイケメン、好漢ぞろい。日本でも人気が沸騰するのは確実だろう。

巨大な興奮とともに、２００４年を代表するスーパー・エンターテインメントが、今、その全貌を現す！
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Thunderbirds Are Go!