原題:Daddy Day Care

たったひとつだけの宝物を見つけた・・・ このクリスマスに贈るおしゃれなハートフル・コメディ!

2003年5月9日全米初公開

2003年/アメリカ/カラー/92分/ 配給:UIP

2007年09月26日よりDVDリリース 22004年12月22日よりDVD発売開始 003年12月20日よりニュー東宝シネマほか全国ロードショー 2004年05月26日よりビデオリリース 2004年05月26日よりDVDリリース

公開初日 2003/12/20

配給会社名 0081

解説


早春の暖かい太陽のように生命力に溢れ、その将来に無限の可能性を秘めた、光り輝く幼い14人の子供たち。
この世界をすべて知り尽くしたいかのような旺盛な好奇心をのぞかせ、磨かれたカメラのレンズのようにピュアな瞳と、愛らしい限りなく豊かな表情の顔を持った、カラフルで個性的なキッズが爽やかにスクリーンに登場する。

元エリート・サラリーマンのチャーリーがオープンした、街で唯一の“パパの保育園”にやってきたのは、ブロンドのとても可愛らしい女の子ジェイミー(プチ・セレブ 4歳)、ヒーロー物のコスチュームをいつも着ている男の子トニー(コスプレ・マニア 3歳半)、悪ガキで大人にケリを入れるなど行儀が悪い男の子クリスピン(リトル・ギャング 4歳)、頭のヘアーがくるくるパーマのワンパク小僧で、お金に目がない男の子ディラン(財テク名人3歳半)、メガネをかけたインテリで小生意気な女の子ベッカ(見習い教授 4歳)、トイレでもまだ一人で用が足せない男の子マックス(オムツ・ベビー 3歳半)、食いしん坊で紙でも何でも食べてしまう男の子ショーン(グルメ・ボーイ 4歳半)、“スター・トレック”マニアの男の子ニッキー(クリンゴン 3歳)、そしてチャーリーの息子で絵を描くことが好きな繊細な男の子ベン(アーティスト 4歳)、これらのカラフルで可愛さ一杯のユニークなキャラを持ったキッズが大集合して、新米の3人の保育士を相手にして、目を覆うような大騒動が、ユーモアたっぷりに繰り広げられる。
その一方、優秀なエリートだけを養成するライバルのチャップマン保育園は、この“パパの保育園”をあの手この手を使って潰しにかかろうとする。
そして、元サラリーマンの男3人が開いた、この保育園を存続するために日々、悪戦苦闘するチャーリーはキッズとの生活の中で、ふと自分が忘れかけていたかけがえのない大切なものに気づいていく…。

ストーリー



チャーリー・ヒントン(エディ・マーフイ)は広告会社のやり手サラリーマン。親友のフィル(ジェフ・ガーリン)と一緒に野菜嫌いの子供向けの野菜シリアル“ベジー・オズ”の販売促進キャンペーンで忙しく、愛妻キム(レジーナ・キング)と息子ベンのことを省みない生活が続いていた。ベンに英才教育を受けさせるためにチャップマン保育園のミス・ハリダン(アンジェリカ・ヒューストン)との面接に行ったものの仕事の方に気をとられて話の途中でキムとベンを残して去っていく。ところが“ベジー・オズ”の試食会は大失敗。子供たちから総スカンを食らい、中には暴れまわる子供までいた。チャーリーは意地悪な同僚ブルースにバカにされた挙句、上司からは自然食品部門の閉鎖を言い渡され、チャーリーとフィルは会社をクビになってしまう。
「俺はやり手サラリーマンだからすぐに仕事が見つかる」とタカをくくっていたチャーリーだったが、不況で仕事はなかなか見つからず家計は逼迫するばかり。仕方なくチャーリーはベンを入学させたばかりのチャップマン保育園から退園させることにする。代わりの保育園を探すチャーリーとキムだったが、どの保育園もいつ警察が来てもおかしくないようなあやしげなものばかり。仕事に出るキムの代わりにチャーリーが家でベンの面倒を見ることになるが、仕事が見つからない不甲斐なさと、子供とどう接したらいいかわからない戸惑いを抱いていた。
ある日、フィルと一緒に公園に子供を連れていったチャーリーは近所の主婦ペギーの何気ない一言に耳をそばだてる。
「この町で保育園を開いたら大儲けよ」
シャイで他の子と遊ぼうとしないベンのことも心配だったチャーリーはフィルに自宅で保育園を開こうと提案する。翌日から園児募集のチラシ配りに精を出す2人。「男に育児なんかできないj「変態!」「持って3、4日ね」と言われるものの、9人の子供たちが集まり、パパの保育園は開業した。自分の子供と同じように他人の子供を面倒見ればよいと思っていたチャーリーだったが、集まってきたのは個性的でやんちゃな子供たちばかり。4歳で既に携帯電話を持たされているお嬢様ジェイミー、ヒーロー物のコスチュームを脱ごうとしないトニー、誰かれ構わずケリを入れまくる乱暴者クリスピン、1ドルをもらうまで人に抱きついて離れようとしない甘えん坊のちゃっかり屋ディラン、知識欲旺盛で小生意気なべッカ、一人でトイレに行けないマックス、目に見えるものは紙でも何で芯食べてしまうショーン、「スタートレック」マニアでクリンゴン語を話すニッタ、そしてチャーリーの息子で人見知りをする繊細なベン…。子供たぢはチャーリーが保育園の説明を始めるのを待たずに大暴れ。フィルがギ蔚一を持って歌い、ようやく子供たちがなついてきたのもっかの間、子供たちにお菓子をたくさん与えたばかりに血糖値が高くなった子供たちが家の中で大騒動を繰り広げる。そんな子供たちも遊び疲れるとすやすや眠り、初めは心配そうにしていたお母さんたちも安心して子供を連れ帰るのだった。
子育ては思っていたほど甘くないことを悟ったチャーリーだったが、翌日には園児が2人増えていた。事態を憂慮したミス・ハリダンがパパの保育園を潰すために福祉局に電話。チャーリーとフィルは施設の改善を言い渡される。子供の世話にクタクタになったフィルは「保育園を始めたのが間違いだ」とボやくものの、福祉局の条件をクリアにするために全力で働く。チャーリーもフィルもいつのまにか子育ての魅力にとりつかれていた。どうにか福祉局の条件をクリアにしたチャーリーとフィル。しかし今度は保育士の人数が足りない。そこでたまたまチャーリーとフィルに最後の給料を届けに来た郵便係マービンをにわか保育士に仕立てたところ、彼は子供の扱いが誰よりもうまかった。初めはパパの保育園に参加するのを渋ったマービンだったが、ディランのママでバツイチのシングルマザー、ケリーに一目惚れ。保育園のメンバーに加わった。
子供の気持ちがわかるマービンが参加することによってパパの保育園の活動は軌道に乗ってくる。シャイで人見知りをしていたベンにも友達が出来て仲間と大好きなお絵かきをするようになった。乱暴者のクリスピンの言葉遣いが直ってきた。文字の読めなかったベッカが絵本を読むようになった。さらに保育園の業務を拡大しようとするチャーリーたぢは資金集めをするためにロック・コンサートを開く。ところが自身の保育園から生徒が減ってきたミス・ハリダンはチャーリーたちに容赦ない妨害を加えようとする。存続の危機に見舞われたパパの保育園。そんなチャーリーに元上司から高額の給料で会社に戻らないかと誘われる。子供をとるか、仕事をとるか…。チャーリーは人生の岐路に立たされる…。

スタッフ

監督:スティーブ・カー
脚本:ジェフ・ロドキー
製作:ジョン・デイビス、マット・べレンソン、ウィック・ゴッドフリー
共同製作:ジャック・ブロトスキー
製作総指揮:ジョー・ロス、ダン・コルスルッド、ハイディ・サンデリ
撮影:スティーブン・ポスター,ASC
プロダクション・デザイン:ガレス・ストーパー
編集:クリストファー・グリーンパリー,A.C.E.
衣装デザイン:ルース・カーター
音楽:デビッド・ニューマン
音楽監修:スプリング・アスパース

キャスト

チャーリー・ヒントン:エディ・マーフィ
フイル:ジェフ・ガーリン
マービン:スティーブ・ザーン
キム・ヒントン:レジーナ・キング
ミス・グウィネス・ハリダン:アンジェリカ・ヒューストン

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