2003年/日本/ 配給:東映

2003年9月13日より新宿東映パラス2ほか全国ロードショー公開 同時上映:青春ばかちん料理塾

(c)2003「青春ばかちん料理塾」「17才 旅立ちのふたり」製作委員会

公開初日 2003/09/13

配給会社名 0004

解説


一見対照的な17才の女子高生二人が、ふとしたキッカケで出会い、それぞれの家庭の事情、お互いの悩みを知る中で、“かけがえのない友情”や“本当の愛”、“家族の大切さ”に気付いていく感動作。チャーミーこと石川梨華が演じるのは、里親や自分と同じ境遇の弟妹と幸せに暮らし、いつも笑顔をたやさない真衣子。ミキティこと藤本美貴は、愛情や優しさを内に秘めながらもいつもクールに振る舞う理沙役に、まさに体当たりの演技で挑みました。TVやコンサートでは見ることのできなかった、“映画女優”としての二人の魅力が満載です!また、真衣子を含む4人の里子を実の子供のように可愛がる尾崎夫妻には、塩見三省と渡辺えり子。小料理屋を切り盛りしながらシングルマザーとして理沙を女手一つで育てる一方、すぐに男に騙されてしまう理沙の母親役に高橋ひとみ。真衣子の実の父親役に村上弘明が扮するなど、ベテラン演技派俳優が脇を固めて作品に重厚感を加えるほか、主題歌をモーニング娘。の先輩・安倍なつみが担当。なっちの初ソロシングル「22歳の私」が、二人の初主演映画をドラマチックに盛り上げます。監督は、「野菊の墓」の松田聖子、「Wの悲劇」の薬師丸ひろ子をはじめ、アイドルを女優に育てるのに定評のあるベテラン・澤井信一郎。「仔犬ダンの物語」に続き、今回もまたモーニング娘。作品でその手腕を如何なく発揮しています。

ストーリー

実の子を持たない尾崎夫妻(渡辺えり子、塩見三省)のもとで愛情たっぷりに育てられた真衣子(石川梨華)は、素直で明るい17才。尾崎家に預けられた他の子供達とも本当の姉弟のように、笑いの絶えない賑やかな毎日を送っている。一方、孤独を好む、大人びた理沙(藤本美貴)も17才。小料理屋を切り盛りする母親(高橋ひとみ)と二人暮らしの彼女は、寂しさや不安を家出や口答えでしか表現できない意地っ張りな女の子。そんな対照的な真衣子と理沙が、尾崎家の新顔・耕太(安河内ナオキ)を通して知り合いになった。
絵を描く事が得意な真衣子は、絵本作家になる夢を持っていた。憧れの美術教師・星野(野村宏伸)から児童書の編集者・由美(高橋かおり)を紹介された真衣子だが、厳しい批評と、星野と由美の親密な間柄に胸を痛め、夢を放り出してしまう。また、理沙もある出来事に心を傷つけられていた。母親が、恋人で遊び人の怜二(本宮泰風)を信じて大金を貢ぎ、娘の自分にはたいした信頼も関心も持っていないことに気付かされたのだ。互いの悩みを知った真衣子と理沙は、親しみを感じ、励まし合うのだった。
そんなおり、真衣子を日本に残してアフリカで働いていた実の父親(村上弘明)が、13年ぶりに帰ってきていた。「尾崎家のみんなが本当の家族。だけど、自分を置き去りにした父の本心も確かめたい」。尾崎夫妻が娘の巣立ちを覚悟するなか、真衣子は父親に会うことを決意する。同じころ理沙は、貢いだお金の返済を巡って怜二と口論の果て襲われそうになる!次の瞬間、理沙の身をかばい飛び出した母親が、路地で車にはね跳ばされてしまった。「あんたを置いて死ぬもんか」。意識を失いながらも気丈にふるまう母の態度に、理沙は初めて親の強さと愛情深さを実感する。
さまざまな出来事を通して今までに感じたことのない「愛」と出会った真衣子と理沙。2人の間には、お互いを思いやる本物の友情が芽生えていた…

スタッフ

監督:澤井信一郎
脚本:東 多江子

キャスト

川村真衣子:石川梨華
和泉理沙:藤本美貴
尾崎和代:渡辺えり子
尾崎寛二:塩見三省
和泉真奈美:高橋ひとみ
川村聡:村上弘明

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