原題:The Animatrix

“2003:YEAR OF THE MATRIX”——もう一つの『マトリックス』。

2003年/アメリカ/約90分/ 配給:ワーナーブラザース

2007年09月07日よりDVDリリース 2007年09月07日よりDVDリリース 2007年09月07日よりDVDリリース 2003年06月03日よりビデオ発売開始 2003年06月03日よりDVD発売開始 2003年5月24日よりヴァージン・シネマズ六本木ヒルズにてロードショー公開 2003年4月19日よりファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリスのみ『ドリームキャッチャー』と同時上映

©

公開初日 2003/05/24

公開終了日 2003/05/30

配給会社名 0085

解説


99年、世界中に衝撃を与えた1マトリックス』から4年、ついに続編である『マトリックス リローデット』が今年の夏、いよいよ全世界で公開(全米5月15日、日本6月7日)される。しかも、すでに第3作『マトリックス レポリューションズ』の年内公開(全米11月7日、日本11月22日)も決定し、まさに“2003:YEAR OF THE MATRIX”のキャッチフレーズどおり、2003年は『マトリックス』の年と言えるだろう。しかし全世界を感歎させた『マトリックス』の集大成とも言える今年の一大プロジェクトには、さらなる斬新な展開が準備されていた。それがこの『アニマトリックス』。もう一つの『マトリックス』だ。
第1作が、日本のアニメーションから影響を受けてそのテイストを実写に利用されたことはすでに周知の事実であるが、監督ウォシャウスキー兄弟は、今度はその『マトリックス』の世界を再び日本人を中心とした世界有数のトップ・クリエイター達違によってアニーメーション化するという、かつて無い構想を立ち上げた。そして、映画と同様にその詳細な情報は制限され、3年間の製作期間の末やっと今、徐々にその全貌を見せようとしているのだ。
9編の短篇ストーリーからなる『アニマトリックス』は、それぞれが“マトリックス”という仮想現実の世界とそこに住むキャラクターたちをさらに深く探求する視覚的ストーリーを集めたもので、各アニメーターたちのスタイルで作り上げられτいる。なかでも、ウオシャウスキー兄弟が自ら脚本を書いた4編のうち、エピソード2『セカンド・ルネッサンス パート1』とエビソード3『セカンド・ルネッサンス パート2』は、映画『マトリックス』の世界がいかに始まったかを描き、エピソード1『ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス』では『マトリックス』を『マトリックス リローデッド』へと繋げる物語となっており、映画の世界とまさに直結している。また、同じ<二人が脚本を書いたエピソード4『キッズ・ストーリー』ではネオも登場し、声優としてキアヌ・リーブス本人が担当。さらにエピソード8『ディテクティブ・ストーリー』ではトリニティが登場し、これもまたキャリー=アン・モスが声を担当している。『アニマトリックス』はまさに、この巨大な“マトリックス”プロジェクト全体を繋ぐ、ある意味中心的な作品でもあるのだ。 近年目覚ましい勢いで世界進出するジャパニメーションであるが、これほどハリウッドと日本が直結した巨大なプロジェクトはまさに世界初の試みといえる。そして、この『アニマトリックス』は、その斬新なプロジェクトに相応し<、独創的な露出を展開する。全9話を、盛り沢山の映像特典が付いたDVDとビデオで6月3日に世界同時リリース。しかし、そのリリースを前に、い<つかのエビソードを先行して公開していくのだ。すでに、2月から、エピソード2『セカンド・ルネッサンス パート1』をWEB上で配信。今後、3月にはエビソード5『プログラム』を、4月にはエピソード8『ディテクティブ・ストーリー』を、5月にはエピソード3『セカンド・ルネッサンス バート2』をそれぞれ配信する。また、エピソード1『ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス』は、なんとワーナー・ブラザース映画配給の『ドリームキャッチャー』(スティーブン・キング原作、ローレンス・カスダン監督、モーガン・フリーマン主演)と同時に全世界の劇場で公開(日本では4月GWに丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開される)。さらに、世界各国でその他の公開形態も計画されている。日本では、5月24日〜30日の1週間限定で、ヴァージンシネマズ六本木ヒルズでの独占特別ロードショーがすでに決定。『アニマトリックス』DVD&ビデオ発売と『マトリックス リローデッド』の公開に向け、巨大でさらなるムーブメントが今形成されようとしているのだ。 プロデューサーのジョエル・シルバーはこう語る。 「この作品の独創的な内容と提供方法は大変異例なものです。」 「ウォシャウスキー兄弟の『マトリックス』に関するビジョンは、劇場映画3部作をはるかに超えるものであり、彼等が創作した世界は非常に価但あるものなので、私たちはこのお互いに連結し合った“マトリックス”の関連のストーリーを複数のメディアで伝える事を逃ぴました。『アニマトリックス』は映画スクリーンと言う境界線を越えた途方もなく大きい“マトリックス”という領域にファンを案内し、新しいキャラクターを紹介し、3部作の神話をさらに深め、映画体験をさらに広げさせるものなのです。」

ストーリー

■Final Flight of the Osiris(ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス)[9:00]
ホバークラフト、オシリス号のクルーは座イオンに重大なメッセージをつたえなければならない。それは容易な事かもしれない。もし彼らとセンティネル(敵の兵士)の艦隊が待ち受けていなければ・・・。

■The Second Renaissance Part1(セカンド・ルネッサンス パート1)[8:23]
■The Second Renaissance Part2(セカンド・ルネッサンス パート2)[8:23]
人類はかつて歴史にないほど栄え、文明という名の毛布に包まれて生きていた。やがて虚栄に満ちた人間のエゴはマシンという名の奴隷を作り出し、人間の生活は一変した。そしてその繁栄がその頂点を極めたとき、何かが狂い始めた。マシンはやがて意思を持つようになり、その主人たる人間に逆らい、そしてあの戦争が始まった。—ザイオン(現実世界でコンピュータに培養されていない純正の人間たちが住む街)のアーカイブFile #2-1に記されたマトリックスの創世までを綴った叙事詩=The Second Renaissanceが今語られる!

■Kid’s Story(キッズ・ストーリー)[8:55]
キッドを突き動かしているのは若者特有の社会への嫌悪感,反抗心そして例えようのない孤独。いつもの気だるい1日が始まった。授業中,静まりかえった教室にキッド携帯が鳴り響く。電話の主はネオと名乗る男。—「マトリックスから逃げよ」・・・・・いつもの気だるい1日は終わりを告げようとしていた。

■Program(プログラム)[7:04]
サムライ・トレーニング・プログラムの擬似世界。現世界での愛と友情の選択を迫られるザイオンの戦士シスのストーリー。

■World Record(ワールド・レコード)[8:29]
マトリックスが偽りの世界であることに気づくものは極めて少ない。例え卓越した感覚を持つ者であったとしても、それは例外ではない。しかしここに他とは全く違う方法でそれに挑戦しようとしている男がいた。男の名はダン。短距離走で100m9秒に挑むこの男は果たして限界=マトリックスを超えることができるのか!?

■Beyond(ビヨンド)[12:48]
陽子は飼い猫のユキを探していたときありえない光景を目にする。空中に浮かぶ空き缶。黒く変色していくのら犬。一部だけで降る雨。これらマトリックスのシステムに潜むバグに気づいた陽子と子供たちは、早くもこの変化を楽しみ始めていたが、その頃エクスターミネーター(害虫駆除者)がすでに動き出していた・・・。東京に酷似した街を舞台に繰り広げられるもうひとつのマトリックス。

■A Detective Story(ディテクティブ・ストーリー)[9:23]
行方不明者捜索の探偵であるアッシュはこれまでにない事件を扱う。それは「クイーン・オブ・ハーツ」というコードネームだけをてがかりに、謎のコンピューター・ハッカーを見つけ出すことだった。捜査を進めてゆくと、予定されたターゲット、”トリニティー”へと導かれてゆく。

■Matriculated(マトリキュレーテッド)[16:00]
現実の世界でマシンと戦うアレクサたちは誘き出した強力なマシンを生け捕りにする。アレクサたちはそのマシンを寝返らせるため、仮想現実の世界で誘惑する。マシンはアレクサに好意を抱くが、そのときセンティネルが襲ってくる。マシンはアレクサを救うためセンティネルを倒す。しかし戦いでアレクサたち人間は全員死亡し、仲間になったマシンだけが独り残される。

スタッフ

■THE SECOND RENAISSANCE-PART 1
監督:前田真宏
脚本:アンディ&ラリー・ウォシャオスキー
プロダクションデザイン:スタジオ4℃
制作:スタジオ4℃

■THE SECOND RENAISSANCE-PART 2
監督:前田真宏
脚本:アンディ&ラリー・ウォシャオスキー
プロダクションデザイン:スタジオ4℃
制作:スタジオ4℃

■PROGRAM
監督・脚本:川尻善昭
プロダクションデザイン:マッドハウス
制作:マッドハウス

■KID'S STORY
監督:渡辺真一郎
脚本:アンディ&ラリー・ウォシャオスキー
プロダクションデザイン:スタジオ4℃
制作:スタジオ4℃

■WORLD RECORD
監督:小池健
脚本:川尻善昭
プロダクションデザイン:マッドハウス
制作:マッドハウス

■BEYOND
監督・脚本:森本晃司
プロダクションデザイン:スタジオ4℃
制作:スタジオ4℃

■MATRICULATED
監督・脚本:ピーター・チョン
プロダクションデザイン:DNA
制作:DNA

■DETECTIVE STORY
監督・脚本:渡辺真一郎
プロダクションデザイン:スタジオ4℃
制作:スタジオ4℃

■THE FINAL FLIGHT OF THE OSIRIS
監督:アンディ・ジョーンズ
脚本:アンディ&ラリー・ウォシャオスキー
プロダクションデザイン:スクウェアUSA
制作:スクウェアUSA

キャスト

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す