愛し合う運命。 殺し合う宿命。

2005年/日本/101分/ 配給:松竹

2006年02月18日よりDVDリリース 2005年9月17日公開

(C)2005「SHINOBI」パートナーズ

公開初日 2005/09/17

配給会社名 0003

解説


独自の世界観で忍者を描き、究極のエンタテインメントとして世に送りだした鬼才作家、山田風太郎原作の「甲賀忍法帖」。妖艶な秘術や奇想天外なアクションで多くの人々を魅了する風太郎ワールドは、現在、発行部数十数万部を誇る大ヒットコミック「バジリスク─甲賀忍法帖─」(講談社刊「ヤングマガジンアッパーズ」連載)として、再び世にその名を知らしめています。この傑作「甲賀忍法帖」が、最新のVFXを駆使して遂に映画化!

主演は、愛と戦いの狭間で揺れ動く伊賀・鍔隠れの後継者・朧に、実力と人気を兼ね備えた女優として注目を集める仲間由紀恵。朧との禁断の愛を貫き、理性を持ちながらも巨大な野望に呑みこまれていく甲賀・卍谷の後継者・弦之介に、憂いを秘めた甘いマスクで、あらゆる役を演じきる若手俳優・オダギリジョー。忍の未来の鍵を握る重要な役・薬師寺天膳を演じるのは、今や日本映画に欠かせない存在、椎名桔平。その他、黒谷友香、沢尻エリカなど個性豊かなキャスト陣が名を連ねます。

監督は、映画『弟切草』『マッスルヒート』など、多くのCMやミュージックビデオ等を手掛け、斬新な映像美で今最も注目を集める映像クリエイター、下山天。
コンセプトデザインを担当するのは、ヨーロッパを中心にカルト的人気を誇るイラストレーターであり漫画家の山田章博。

ストーリー



 天下分け目の関ヶ原の決戦で勝利を収め、1603年、江戸に幕府を開いた将軍・徳川家康(北村和夫)。長い戦乱を治め、泰平の世作りを始めた家康は、将軍職を嫡子・秀忠へ譲り駿府へ退いた後も政権を握り、天下統一を目指して争いの芽を摘み続けていた。そして誰もが平和を感じはじめた1614年、人里離れた二つの里に、家康の影が迫り寄る—。伊賀・鍔隠(つばがく)れと甲賀・卍谷(まんじだに)—400年の昔より、人智を超えた不思議な術を持つ忍者〈忍(しのび)〉を作り出してきた二つの里。もともと犬猿の仲であった伊賀と甲賀は、初代・服部半蔵との約定により、術を交わすことを禁じられていた。両里は接触を避け、長きに渡り平穏が続いていたが、家康のフィクサー、南光坊天海(なんこうぼうてんかい)(石橋蓮司)の策略が余りにも皮肉な形で二つの忍を引き合わせる。伊賀・鍔隠れの党首・お幻の孫である朧(おぼろ)(仲間由紀恵)と甲賀・卍谷の党首・弾正(だんじょう)の跡継ぎ・弦之介(げんのすけ)(オダギリ ジョー)は、互いの身分を知ることなく出会い、運命的な恋に落ちる。だが、宿命とも言うべき悲劇が二人を引き裂こうとしていた。それは、天下人・家康からの指令。伊賀と甲賀、5対5の戦いに勝ち残った一人の忍が駿府に上り、次期将軍を決するというもの。果たして、伊賀甲賀争忍の禁は解かれ、計10人の精鋭たちの名が挙げられた。伊賀から選ばれたのは朧のほか、鍵爪を武器とする野生児・蓑念鬼(みのねんき)、糸で敵を切り裂く夜叉丸(やしゃまる)(坂口拓)、毒蛾を操る少女・蛍火(ほたるび)(沢尻エリカ)、そして戦いの鍵を握る冷徹な策士・薬師寺天膳(やくしじてんぜん)(椎名桔平)の5人。甲賀からは、先読みに長けた盲目の室賀豹馬(むろがひょうま)、棒手裏剣を自在に操る筑摩小四郎(ちくまこしろう)(虎牙光揮)、何人にも姿を変える如月左衛門(きさらぎさえもん)、体内で猛毒を発生させる妖艶な美女・陽炎(かげろう)(黒谷友香)、そして弦之介の5人。その弦之介ただ一人だけが家康の真意を疑う中、両里の綱は今、解き放たれた! 超人的な秘術を駆使した戦いが繰り広げられる中、敵同士となって再会する朧と弦之介。二人の愛の行方は? そして忍たちの未来は—!?

スタッフ

監督: 下山天
アクション監督: 下村勇二
製作: 久松猛朗
製作総指揮: 迫本淳一
原作: 山田風太郎  『甲賀忍法帖』
脚本: 平田研也
撮影: 近森眞史
美術: 磯見俊裕
編集: 川瀬功
音楽: 岩代太郎
主題歌: 浜崎あゆみ
CGディレクター: 林弘幸
VFXプロデューサー: 浅野秀二
コンセプトデザイン: 山田章博
衣裳デザイン: 小川久美子
照明: 渡邊孝一
録音: 鈴木肇
助監督: 足立公良
テクニカルスーパーバイザー: 横石淳

キャスト

仲間由紀恵
オダギリジョー
  ・
黒谷友香
沢尻エリカ
石橋蓮司
北村和夫

升毅
虎牙光揮
坂口拓
木下ほうか
りりィ
寺だ稔
永澤俊夫
松重豊
  ・
椎名桔平

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す