2003年/日本/ 配給:松竹

2005年12月22日よりDVDリリース 2004年09月25日よりビデオレンタル開始 2004年09月25日よりDVD発売開始 2004年3月13日より丸の内プラゼールほか全国ロードショー

公開初日 2004/03/13

配給会社名 0003

解説



クー、いっしょに歩こう–
たくさんの愛に包まれた一匹の盲導犬の感動の物語

 ある朝、一匹の子犬が生まれた。おなかに鳥が羽根を広げたようなブチ模様がある子犬は、”クイール(鳥の羽根)”と名付けられる。クイールは盲導犬になるために母犬の元を離れ、パピーウォーカーと呼ばれる育ての親に預けられる。彼らのあたたかい愛情を一身に受けて、クイールは元気いっぱいに育つが、別れはあっという間にやってきた。1歳の誕生日を迎えたクイールは、いよいよ訓練センターに入るのだ。のんびり屋でマイペースのクイールに、ベテランの訓練士・多和田でさえ手を焼くこともあったが、クイールは目の不自由な男性・渡辺とめぐり逢う。最初は全く息の合わない一人と一匹だったが、ハーネスから伝わってくるクイールの思いやりを感じた渡辺は、少しずつ心を開いていく。共に歩く喜びをかみしめながら、彼らの絆は日に日に深まっていった。しかし、互いにかけがえのない存在になったとき、悲しい別れが突然にやってきた……。
 原作は、実在したラブラドール・レトリーバーの盲導犬クイールの生涯を、優しさに満ちたモノクロームの写真と文章で綴った、「盲導犬クイールの一生」(文藝春秋刊)。子供から大人まで世代を超えた幅広い層に支持されてベストセラーとなり、現在70万部を突破している。さらに2003年夏にはNHKでTVドラマ化され、高視聴率を記録した。そして2004年春、クイールは映画になって私たちの元へと駆けて来る。クイールは、尽きることのない無償の愛と信頼という贈り物を、私たちにそっと差し出してくれるのだ。
 渡辺を演じるのは日本を代表する名優の一人、小林薫。訓練士の多和田には演技派の椎名桔平、パピーウォーカーの仁井夫妻には香川照之と寺島しのぶ、生ませの親の水戸レンには名取裕子が扮している。監督は、キネマ旬報ベストテン作品賞、監督賞、報知映画賞、日刊スポーツ映画賞など53もの映画賞に輝いた「月はどっちに出ている」、ブルーリボン賞監督賞を始め各賞を受賞した「刑務所の中」などを手がけ、深い人物描写で定評のある日本映画界の鬼才・崔洋一。映画でしか描けないクイールの物語をスクリーンいっぱいに見せてくれる。

ストーリー


スタッフ

監督:崔 洋一
原作:「盲導犬クイールの一生」
写真:秋元良平、文:石黒謙吾(文藝春秋刊)
製作:松竹・テレビ東京・テレビ大阪・衛星劇場・日販
配給:松竹

キャスト

小林 薫
椎名桔平
香川照之
戸田恵子
寺島しのぶ
黒谷友香
名取裕子

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