原題:Rei-ya

2002年/日本/ 配給:エンゲル

2003年2月1日より2月7日までBOX東中野にて公開

公開初日 2003/02/01

公開終了日 2003/02/07

配給会社名 0276

解説


自分らしく生きる」ということを深く問う映画
役者、歌手、リポーター、モデル・・・
芸能活動の幅を着々と広げつつある、実在の中性タレント・内山怜也。
彼(彼女)が、“女性らしくありたいのに性別は男性である”という事実に直面し、「自分らしく生きる」ことに挑戦しつづけている姿には、心を揺さぶられるものがあります。はたして、私達は、「自分らしく生きる」ということができているのでしょうか?
そして、「自分らしく生きる」ために、多くの人の助けを借りていることに、気づいていたでしょうか?
この作品は、内山怜也に関する数々の取材記事や、ドキュメンタリー番組とは趣の異なる「映画」です。
【実際の怜也へのインタビュー=ノンフィクション】部分と、【怜也を取材するうちに自分の生き方を見つめ直す女性インタビュアーの物語=フィクション】部分が交錯する、新しいスタイルのドラマです。
主人公・レイヤを演じるのは、内山怜也本人。
そして、若い女性の苦悩を等身大に映し出すインタビュアーを演じるのは、「平成ウルトラセブン」のヒロイン・ルミ役で注目を集めるあだち理絵子。
スクリーンを通じて怜也が私達に与えてくれるのは、多くの問いかけと、ささやかな発見、そして「自分らしく生きる勇気」。
私達製作者は、ぜひ多くの方に、怜也という奇跡のような存在に出会っていただきたいと思っています。

ストーリー



東京の出版社で、情報誌のグルメ特集をマンネリ気味に担当し、かつてのインタビュアー志望の熱意も萎え気味のリノ。
同棲して2年になる加地とは、そこそこシアワセな生活を送っており、まもなく結婚退職の予定だ。
そんなある日、巻頭のインタビューを担当することになった。
取材対象は、ユニセックスの人気モデル「レイヤ」……。
レイヤは、体が男性、ココロが女性であることにかつては苦しんでいたが、今は迷いもなく自分に訪れるすべての喜びと苦しみを軽やかに受け止めている。
「自分らしくないことをしていると、心が死んでしまう……」 
そう言って、自分に正直に、素直に生きるレイヤ。
リノは、レイヤをインタビューするはずが、逆に自分自身の生き方を問い直すことになり、自分の生き方・仕事・恋愛すべてに疑問を持ち始める。
自分ははたして、本来の自分の道を歩んでいるのだろうか。
ライターをやめて、結婚して、加地について仙台に行って……それで自分は幸せなのだろうか。
インタビューするたびに、自分の中の常識が崩され、先入観がはぎとられレイヤの達観した生き方に惹かれていくリノ。 
「自分に素直に生きたい」…そんな願いが、芽生えつつ。

スタッフ

監督:高橋巖
脚本:安田真奈
製作・配給:エンゲル
制作協力:コダイ、レジェンドエンタープライズ

キャスト

内山怜也
あだち理絵子
"J"アントニオ
羽田陸生
細川智三

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