文部科学省選定作品

2003年/日本/ 配給:共同映画

2003年7月23日東京・大井町 きゅりあんにて上映 2003年8月23日東京・両国 江戸東京博物館にて上映 2003年8月28日東京・立川 アミューたちかわにて上映 2003年8月30日東京・池袋 豊島公会堂にて上映 2003年8月31日東京・新宿 朝日生命ホールにて上映 ほか、全国順次公開

公開初日 2003/07/23

公開終了日 2003/07/23

配給会社名 0207

解説

映画の主人公は、いつも酸素ボンベで呼吸してるもも子。明るく負けず嫌い、天真爛漫なもも子。そんな妹を愛おしく思う兄・力の優しさと心の成長を中心に、家族愛と葛藤、健常者と障害者の共生の問題等、今日の人間の生きる喜びと悲しみを爽やか感動的に描いています。現在も、養護学校の教師として活躍している星あかりが実体験をもとに、生きるとはどういうことかを問いながら書き下ろした児童書「もも子・ぼくの妹」は出版以来大きな話題になっています。企画・製作は「ハッピーバースデー 命かがやく瞬間」「5等になりたい。」で全国的な話題を呼んだ、ゴーゴービジュアル企画の桂壮三郎が担当しています。監督は「ハッピーバースデー 命かがやく瞬間」でキャラクターデザインと絵コンテで好評を得た四分一節子が担当します。アニメーション制作は高い技術人を擁し、映画、テレビ、ビデオ等で実績を持つマジックバスです。

ストーリー

 力(りき)ともも子は双子の兄妹。兄の力は元気いっぱいの小学3年生、妹のもも子は知的な遅れと体の障害があり、養護学校に通っています。いつも酸素ボンベで呼吸しなければならないもも子ですが、明るく負けず嫌いで、何でも自分でやらなければ気がすまない性格。「お兄ちゃんだけ小学校へ行って、ずるい! もも子行きたい!」毎日駄々をこねて力を困らせますが、大好きな”かえるの合唱”の歌を歌うと機嫌が直って笑顔になるのでした。
 ある日、もも子は交流授業で週に一日、力の小学校に通えることになります。力と同じ学校に行けることになって大喜びのもも子。力の授業参観日に両親と一緒に小学校を見学に行ったもも子は、体育の時間にドッジボールをする力を大声で応援します。おかげで力のチームは勝ちます。
しかし、試合に負けたクラスメートの竜二は、力に向かって「あいつをもう来させるな。バカがうつる!」と、もも子を馬鹿にする言葉を投げつけました。怒った力は竜二を殴ってしまいます。教頭先生や両親に叱られますが、もも子を馬鹿にされたことを言うことができず、力は一人じっと我慢するのでした。
 4月。4年生になった力のクラスともも子の交流授業が始まりました。竜二のもも子に対する意地悪は続きます。しかし、クラスメートたちは天真爛漫でがんばり屋のもも子と仲良しになり、力たちのクラスからも、もも子の養護学校へ交流に行くことになります。
 もも子のおかげで力たちと養護学校の児童たちも打ち解けますが、ある日、もも子は病気が悪化して入院することになってしまいます。そんな時、力は運動会のリレーの選手に竜二たちと一緒に選ばれます。リレーで優勝して入院しているもも子を励まそうと思う力でしたが、クラスで一番足が早い竜二は、「力が出るなら、リレーには出ない!」と言い出しました……

スタッフ

原作:星あかり「もも子・ぼくの妹」(大日本図書刊)
企画・製作:桂荘三郎
プロデューサー:出崎哲
監督・絵コンテ・キャラクター設定:四分一節子
脚本:小出一巳、末永光代
制作:マジックバス
製作:ゴーゴービジュアル企画、マジックバス、共同映画、アミューズメント総合学院

キャスト

(声の出演)
間宮くるみ
内山昂輝
大石治人
伊藤健太郎
野口清香
村上想太
伊宮理恵
野井仁
伊藤つかさ

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