原題:Star Trek: Nemesis

2002年12月13日全米初公開

2002年/アメリカ/カラー/116分/DTS / Dolby Digital 配給:UIP映画

2004年11月26日よりDVD発売開始 2003年09月26日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年09月26日よりDVDリリース 2003年4月12日より日比谷映画ほか全国ロードショー公開

ビデオ時に変わった場合の題名 スター・トレック ネメシス

公開初日 2003/04/12

配給会社名 0081

公開日メモ 遂に、シリーズ最終章。クローンを制するものは、宇宙を制す!『スター・ウォーズ』を遥かに凌ぐ、スターシップ・バトル・アクション超大作!!

解説


旧TVシリーズの“宇宙大作戦”が1966年に誕生して以来、36年の伝統を誇る“スタートレック”。『ネメシス/S.T.X』は、’79年に待望の第1作が映画化されて以来、記念すべき映画化10作目であり、7作目から始まったネクスト・ジェネレーション・シリーズの最終章である。そして、その長い歴史の中で、この作品は紛れもない最高の“スタートレッグ”だ。
だが、映画を見る前に知っておくべき、憶えておくべき約束事などは何もない!!

大宇宙を舞台に、秘密メカ搭載のエンタープライズE型と、いかなる惑星をも滅ぼす最終兵器を武器にする敵艦ウォーバード“シミター”との、シリーズ最大級のド派手な宇宙戦闘シーン。砂漠の惑星での力一・チェイス。新型アンドロイドくB-4>の登場。息つく暇もないアクションなど、この映画は全てにおいて“スタートレック”を超越し、1本の独立した作品としての存在感と完成度を見せつける。

そして、その巨大なスケールで描く迫力と、圧倒的な面白さは、まさに究極のSFエンターテインメントそのものなのである。

<ネメシス〉とは、ギリシャ神話に登場する“復讐の女神”や“最強の敵”などの意味で知られるが、<ドッペルゲンガー=もう一人の自分>も指す。今、惑星連邦を代表するエンタープライズ号の指揮官ピカード艦長の前に恐るべき男が立ちはだかった。そして、その最強の敵<シンゾン〉となる彼こそ、ピカードのクローンだった!!冷静沈着なピカードの心を強く乱したのは、未知なる敵ではなく自分自身の暗黒面なのだった。 一方、アンドロイドのデータの前にも彼のプロトタイプ(第一号)が出現し、データとは対照的にエンタープライズ号に破壊をもたらした。ピカードとデータにとって自己の内なる悪魔との闘いが始まり、それは地球の運命をも左右する、恐ろしく巨大なものへと変貌していく。そして、彼らの混乱に乗じて、<シンゾン〉が誇る究極の最終兵器が静かに作動し始めるのだった…。 監督には、畳み掛ける編集でアクションを盛り上げる手腕を持つ『エグゼクティブ・デシジョン』のスチュアート・ベアード、脚本には『グラディエーター』のアカデミー賞脚本家のジョン・ロ一ガン、迫力振る映像を創り出した特撮工房は、『タイタニック』『T2』での迫力あるCGlで知られるデジタル・ドメインによるもの。その中心人物として視覚効果スーパーバイザーにクレジットされるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』『アルマゲドン』のマーク・フォー力一。その他、撮影に『トップガン』『M:i-2』のジェフリー・キンボール、編集は『リーサル・ウェポン4』『エグゼクティブ・デシジョン』のダラス・ピュエット、衣裳は『バットマン』シリーズや『A.1.』のボブ・リングウッドが担当するなど、最大のテーマとなるクローンを題材に、様々なセクションの第一人者が、監督をはじめとする重要なポジションで本作品の新たなスタッフとして加わり、各々がそれぞれ独自の新しい世界観を築きあげている。 また、既に“スタートレック”チームとして実績を残しているスタッフの中で、再び名を連ねているメンバーには、製作とストーリーにTVシリーズ“新スタートレック”以降の全ての“スタートレック”をプ□デュースするリック・バーマン。プロダクション・デザイナーに、映画シリーズの5作目以降や『ブラック・レイン』のハーマン・ジマーマン、特殊メイクには、『2010年』『ブレードランナー』のマイケル・ウエストモア、音楽には映画界のトップ作曲家として250本以上の作品を手掛けた重鎮ジェリー・ゴールドスミス等が引き続き参加している。 これらの新旧スタッフの融合により、従来の“スタートレック”に新しい魅力が生まれ、かってない世界観を創り上げた。そして、ここに過去の枠には決して収まりきらない、『スター・ウォーズ』に匹敵する驚異のSF映画が完成した!! レギュラー陣による完全なチームワークで満たされたキャストの中にも新しい血が加えられた。物語の要となる最強の敵シンゾン役に抜擢されたのは、『ブラックホーク・ダウン』の新鋭トム・ハーディー。ハーディーは、ピカードの若きクローンという複雑で困難な役を見事に演じきり、新キャラクターとは思えぬ堂々たる存在感で注目を集めている。一方、エンタープライズ号のクルーには、ピカード艦長に『X・メン』シリーズや『陰謀のセオリー』のパトリック・スチュワート、ライカー副長に.“スタートレック”シリーズの他、監督としても成功しているジョナサン・フレイクス、アンドロイドのデータには『インデペンデンス・デイ』『フェノミナン』のブレント・スパイナー、特殊なアイ・コンタクトを装着したジョーディに“スタートレック”シリーズの他、TVの司会でも多忙なレバー・パートン、クリンゴン人のウォーフには『ロツキー』『白と黒のナイフ』のマイケル・ドーン、カウンセラーのトロイには『ブラインド・デート』『スーパー・マグナム』のマリーナ・サーチィス、ドクターのクラッシャーには『レッド・オクトーバーを追え!』の出演の他、『ドリーム・チャイルド』などの振付師としても知られているゲイツ・マクファデンという、これまでと同様のメンバーが顔を揃えている。 その他、ガイナン役に『ゴースト/ニューヨークの幻』『天使にラブ・ソングを…』のウーピー・ゴールドバーグ、不気味なレムス人の支配者リーマン役には『エイリアン4』『ブレイド2』の怪優ロン・パールマンが扮するなど、名パイプレイヤーが脇を固めている。

ストーリー

惑星連邦の平和と異星生命体との外交を促進するため、長年、宇宙を共に旅してきた宇宙艦隊旗艦USSエンタープライズ号の勇敢なクルーは、ジャン=リュック・ピカード艦長にとっての家族だった。しかし、その家族に別れを告げる時期が来た。エンタープライズ号のウィリアム・T・ライカー副長(ジョナサン・フレイクス)がカウンセラーのディアナ・卜ロイ(マリーナ・サーチィス)と結婚し、U.S.S.タイタン号の艦長に転属になることが決まったからだ。

エンタープライズ号は、ライカーの故郷のアラスカで結婚式を終えたあと、2回目の祝宴が行われるトロイの故郷ベタゾイド星へ向かうが、主任機関士のジョーディ・ラ=フォージ(レバー・パートン)は、近くの惑星、コララス3号星からの異常な電磁気信号に気づく。惑星調査の結果、発信源は地表に放置されたアンドロイドの身体からのものだった。しかも、そのアンドロイドのB-4はエンタープライズ号のデータ少佐(ブレント・スパイナー)に酷似しており、プロトタイプといえる物だった。

エンタープライズ号はベタゾイド星に再び向かうが、宇宙艦隊司令部のジェインウェイ提督(ケイト・マルグルー)からの外交に関するミッションの緊急通信を受けて、再び方向を転じることになる。惑星連邦にとって長年の敵だったロミュラン帝国の母星ロミュラスで政治的な大変動が起こり、新しい指導者となった法務官が、久しく待ちのぞまれていたギャラクシー全体の結合のため、惑星連邦と平和協定を話し合いたいと言ってきたからだ。エンタープライズ号は、中立地帯に一番近い位置にいたために、その会談の任務を命じられたのだ。

星に到着したピカードは、新しい法務官がロミュラン人ではなく、ロミュラスの姉妹惑星であるレムスの出身と知って驚く。シンゾン(トム・ハーディー)という名前の指導者は、ロミュラン人でもレムス人でもなく、ロミュランが惑星連邦に対する武器として、艦長になり代わるべく作り上げたピカード艦長のクローンだったのだ。やがてその計画は中止されたが、ロミュラン人たちにとって不運にも、シンゾンは意図したように行方不明にはならず、得体の知れない不気味なレムス人のヴィセロイ(ロン・パールマン)の保護の下、生き延び、力をつけていた。そして、シンゾンは、自身を作り上げた人々を軍の支配下におき、ロミュラス星の新しい法務官となっていたのだ。

シンゾンを訪れたピカードに、彼はロミュランが平和協定を望んでいることを保証するが、惑星連邦との協力を真剣に考えているかはピカードにとって怪しく思えた。強大な破壊力のある武器を所有し、シンゾンはエンタープライズ号とそのクルーを破滅させる力と地球を全滅させる手段さえ備えているのだ。また、シンゾンはピカードに対して特別の敵意を抱いていた。一方、ピカードは、これまでに出会ったことのない危険な敵を相手にしていることに気づくのだった。

そして、今、エンタープライズ号のクルー達にそれぞれの新しい運命が訪れるのだった…。

スタッフ

監督:スチュアート・ベアード
製作:リック・バーマン
製作総指揮:マーティ・ホーンスタイン
原作:ジーン・ロッデンベリー
原案:ジョン・ローガン、リック・バーマン、ブレント・スピナー
脚本:ジョン・ローガン
撮影:ジェフリー・L・キンボール
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

キャスト

パトリック・スチュワート
ブレント・スピナー
ジョナサン・フレイクス
マリナ・サーティス
マイケル・ドーン
レヴァー・バートン
ゲイツ・マクファーデン
トム・ハーディ
ロン・パールマン
ディナ・メイヤー
スティーヴン・カルプ
ケイト・マルグレー
ウーピー・ゴールドバーグ
ブライアン・シンガー

LINK

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