原題:Dancing at the Blue Iguana

最後の一枚はあなたのために。

2000年/アメリカ/カラー/124分/ 配給:シナジー、オープンセサミ

2003年05月30日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年05月30日よりDVD発売開始 2003年1月25日より銀座シネパトスにてロードショー公開

公開初日 2003/01/25

配給会社名 0341

解説


アカデミー賞5部門にノミネートされ、20ヵ国以上の映画祭で最優秀外国語映画賞に輝いた
『イル・ポスティーノ』のマイケル・ラドフォード監督最新作

 大ヒット作『イル・ポスティーノ』で知られるマイケル・ラドフォード監督が“ストリップ・ダンサー”をテーマに創り上げた最新作『ブルー・イグアナの夜』。本作は、台本を一切用意しない“全編即興”という驚くべき大胆な手法で撮影された。これは監督にとっても初めての試み。ストーリーは、150名以上もの俳優の中からオーディションで選ばれた主要キャスト9名と話し合いながら練り上げられ、俳優たちの経験や感情をそのまま注ぎ込んだ作品としてフィルムに焼きつけられた。
 エンジェル役に扮するのは『マグノリアの花たち』のダリル・ハンナ。ジョー役には『ブロードウェイと銃弾』のジェニファー・ティリー。ストーミー役にはテレビシリーズ『ER緊急救命室』でおなじみのシーラ・ケリー。ジャスミン役にはバレエで鍛えあげた肉体を披露するサンドラ・オーが、『イル・ポスティーノ』に続くラドフォード監督作品への出演を果たしている。また、ジェシー役には監督たっての希望で、自身の波乱に満ちた人生を自伝として出版し、慈善家活動もしているシャーロット・アヤーナが抜擢。この5人の心身ともに裸となった熱演こそが、本作の成功の鍵となったと言っても過言ではないだろう。その他、『15ミニッツ』のウラジミール・マシコフ、『シーズ・ソー・ラヴリー』のロバート・ウィズダム、『マルコヴィッチの穴』のW・アール・ブラウンが脇を固めていることも見逃せない。

ストーリー



南カルフォルニアのサン・フェルナンド・バレーのストリップ・クラブ“ブルー・イグアナ”。そこでは夜ごと妖艶なショーが繰り広げられていた。そこで働く5人のストリップダンサーたち。均整のとれた美しい肢体に少女のままの天真爛漫な心の宿る、その名のとおり天使のようなトップダンサーのエンジェル。密かに書き溜めた詩を持って朗読会に顔を出している、東洋系のダンサー・ジャスミン。ちょっとワケありの過去を持つストーミー。ボンテージ・ファッションに身を包みSM風のショーで熱狂的なファンを持つジョー。ある日ふらりと店にやってきた素性もわからない新人ダンサー・ジェシー。彼女たちは、一人でも多くの劣情に濡れた視線を吸い寄せるため挑発的なポーズを工夫し、猥雑なジョークにも愛想を振りまき、別料金を払う男には奥の個室で濃厚なサービスを施す…。まさに肉体の隅々までを使って毎日生きる5人のダンサーと、彼女たちの周りを漂う男たち──クラブのオーナー、マネージャー、昔の男、エンジェルに一目惚れしたロシアの殺し屋──の日々は、どこまでも官能的でそして切ない。やがて、彼女たちが心まで裸にしてしまった時、人生を変える出来事が一人一人に起こってしまう…。

スタッフ

監督・製作:マイケル・ラドフォード
脚本:マイケル・ラドフォード、デヴィッド・リンター
製作:エッチー・ストロー、ラム・バーグマン、ダナ・ラスティグ、マイケル・ラドフォード、シーラ・ケリー、ダミアン・ジョーンズ、グラハム・ブロードベント
エグゼクティブ・プロデューサー:サミュエル・ハディダ、レスリー・ジーン・ポーター
撮影:エリクソン・コア
美術:マルティナ・バクリ
編集:ロバート・ペルピーニャニ
衣装:ルイーズ・フログリー
キャスティング:ヒル/ハワード・フィールド

キャスト

ジェシー:シャーロット・アヤーナ
エンジェル:ダリル・ハンナ
ストーミー:シーラ・ケリー
サリー:エリアス・コーティアス
サーシャ:ウラジミール・マシコフ
ジャスミン:サンドラ・オー
ジョー:ジェニファー・ティリー
エディ:ロバート・ウィズダム
ボビー:W・アール・ブラウン
デニス:クリス・ホーガン
チャーリー:ロドニー・ローランド
ニコ:クリスティン・バウアー

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